日本一周閑話

「集まり散じて人は変われど〜早稲田〜」
 

2006年8月22日(火)

 
 



旧早稲田実業キャンパス
 

 
 


 昨晩新幹線で甲子園から東京に帰っても興奮は冷めやらなかった。テレビの「熱闘甲子園」を見て、結末を知っているのにもう一度ハラハラさせられた。 思わずテレビの前で叫んでしまった。今更ながら、歴史的な瞬間に居合わせることができた幸運を感謝せずにはいられない。

 高ぶった気持ちのまま、翌朝早稲田の森を訪ねた。僕の母校・早稲田実業跡を訪ねるためである。
 
 早稲田実業学校は1901(明治34)年にこの早稲田鶴巻町に設立された。以来100年、この地で多くの偉大な先輩を輩出してきた。王貞治(1940〜)、荒木大輔(1964〜)といった野球部のOBもこの場所で学んでいる。
 2001(平成13)年、100周年を機に、国分寺へ移転。男女共学となり、初等部が開校した。甲子園を優勝に導いた斎藤佑樹(1988〜)は2004年に早実に入学しているため、残念ながらここでは学んでいない。
 しかしながら、早実がどこに移転したとしても、僕にとっての早実はこのキャンパスである。
            

 
 



旧早実中庭
 

 
   
 旧早実キャンパスは現在は早稲田大学の施設になっていたが、僕が通っていた頃とあまり変わっていないようである。
 それだけに余計に切なくもあるのだが…。
     
 
 



旧早実廊下
 

 
 
 キャンパスの中に思い出深い場所はいろいろあるが、その一つが地下食堂。昼食のためにも何度も利用しているが、それ以上に思い出深いのが文化祭の地下食ライブ。高校2年生の時、僕は友人たちとバンドを組んで、ライブに出演した。その会場が地下食堂だった 。
     
 
 



旧早実
右に地下食堂の入口がある
 

 
 
 地下食堂の中にも入ってみたが…どうやら倉庫になっているらしい。跡形もなくなっていた。
  
 
 



地下食堂の入口


かつての地下食堂
 


 
 
 しばし余韻に浸ってから、旧早稲田実業を後にした。
    
 
 



旧早実記念門
 

 
   
 次に向かったのは旧早実のすぐ近くにあるラーメン屋「メルシー」。ここはかつて早実生御用達。
 優勝祝いの気持ちも込めて少し豪勢にチャーシューメンを注文した。
 昨日、ビールはいいやと言っておきながら、ここでもまたビールを飲む。いいんだ、興奮が抜けるまで甲子園は終わらない。僕が行くところ、いつでもどこでも祝勝会なのだ…。
   
 
 



「メルシー」のチャーシューメン
 

 
 
 食べ終えて会計を済ませようとしたら、店のおばちゃんが、「昨日行ってきたの?」と聞いてきた。日焼けですぐわかったらしい。
  
 
 

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