【廃墟マニヤ File039】
KショアN瀞(埼玉県)
(その3)
向かいの山に登って、別角度からの俯瞰撮影を試みます。手前にある丸いプールは、スライダーのゆる〜い傾斜から想像するに、子供用だったのでしょうか。
子供用(?)プールのあたりにお邪魔してみました。
じつはこの施設、駐車場から完全丸見えなので(観光客だけでなく、駐車場の管理人や売店のおばちゃん連中が営業時間中はウロウロしてます)、「チキン天下一武道会」で常にシードに選ばれる私としては、正直落ち着かない感じです。
最初に紹介した建物の裏側。受付や売店、ロッカールームなどが入っていたのでしょう。どうせ中はたいしたものがないと勝手に判断して、入口を探す努力すらしませんでした。でも、もしかすると女性モノのセクシー水着が残されていたかもしれませんね(……と、みなさんには夢を残しておいてあげましょう)。
プールだけしかないので、絵ヅラ的に変化に乏しいかも……(カメラの腕の問題ですか!?)。
こちらはたぶん流れるプールだったんじゃないかと思います。
かつてカップルや子どもたちが楽しげに渡ったアーチ橋も、今では三途の川を渡る太鼓橋のような趣に……。
むかし私が見た、カラフルなテント生地の日除けなどが張られ、明るく楽しそうだったプールの姿は、もはや訪れた人たちの記憶の中にしか残っていないようです。
もう少しのんびりその姿を眺めていたかったのですが、駐車場が閉まる前に帰ることにします。
※ 帰る前に駐車場のおじさんに話を聞いてみると、2〜3年前から休業している(つまり平成21年か22年まで営業していた)ということでしたが、役所で確認してみたところ、平成13年8月31日までしか営業していませんでした。関心のない事柄の記憶はかなりいい加減な場合が多いので、現地での聞き込みは裏を取らないと危険ですね。
なお、休業の理由は、(1)客が少なくなった。(2)施設が老朽化した。(3)ほかの市町村と合併できなかったので、復活させるための予算がない……といったことのようです。
最後に、これまた駐車場のおじさん情報なのですが、今でもときどきこのプールを利用して、カヌーやカヤックの練習を、ショップかスクール主催でやっていることがあるそうです。しかし、こんな水のところで沈したくないし、エスキモーロールの練習とかもしたくない感じです。
END
(2012.4)
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