【廃墟マニヤ File035】
オブジェだらけの家(山梨県)
(その2)
ということで、エアコンを入れても汗のにじみ出る暑さの中、クルマを走らせていくと、不自然な色彩の一画が目に飛び込んできました。
あきらかにシロウトの手によるものと思われるフェイク竹垣です。かつては鮮やかな色であったと思われます。
蔓草のようにとぐろを巻いた梅。
松には鷹といきたいところですが、鷲になってしまったようです。
かつての正門(たぶん)は、緑軍の侵略を受け、ヤブに埋もれかけていました。表札がないか探してみたものの発見できず、結局この家に住んでいたおじいさん、おばあさんの名前は今でもわからずじまいです。
左の門柱の上には松の意匠が。
右側は図案化されたもみじ?
……と、ここまで引っ張ってきましたが、みなさん既にお気づきの通り、なんと問題の家は解体されて、更地になっていたのでした! とはいえ幸運なことに、まだおじいさんの制作したオブジェのいくつかが残っているようです。
(続く)
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