【珍スポ観光 File035】
浅間山荘(長野県)
(その3)
別荘地内の地図は入手していたものの、問題の浅間山荘がどこにあるのかわかりません。とりあえず「ポプラ通り」と名付けられた道沿いにあるらしいのでクルマを進めていきますが、たくさん別荘がありすぎてなかなか発見できません。しかも路面の勾配が結構急な上に完全凍結しているため、スタッドレスタイヤでもブレーキを踏んだまま坂を滑り落ちていく始末です。
日没が近づき次第に薄暗くなってきたので、あきらめて帰ろうかと思いはじめた頃、目の前に見たことのあるような建物が現れました!
崖の上と言ってもいいような斜面の上に問題の浅間山荘は建っていました。建て直したという噂でしたが、昔のニュースに出ていた外観とほとんど同じままです(下に1階が追加され4階建てになっていますが……)。山荘下の道路は思っていたよりずっと狭く、とても装甲車や機動隊員がたくさんいたようには思えません。
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ぐるっと回って、崖の上の玄関(現在の4階)側に行ってみることにします。上の道からだとあまり建物の特徴がわからず、下でカーナビに位置をマークしておけばよかったと後悔しはじめた頃、ようやくそれらしい建物を見つけました。
現在はデザイン会社の所有になっているようです。
ベランダで警官隊と撃ち合いをしていた隣の別荘がメチャクチャ近くてビックリ!
下の道路も狭かったけれど、山荘入口側に面してる道路も想像していたのとはまったく違っていて、本当によくこんな狭いところに鉄球をつけたクレーン車を持ってきて、壁を壊すことができたという感じです(実際はすぐに故障して、作業はストップしてしまったのですが……)。
少し下ったところには小さな地蔵が祀られていました。この『あさま山荘事件』だけで3名の方が亡くなっているので、恐らくその慰霊のためでしょう。
ということで、私のように興味本位で訪れるのもどうかなという殊勝な気持ちになりながら、『あさま山荘事件』の現場からお別れです。
長野県北佐久郡軽井沢町
END
(2015.1)
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