思うこと 第247話             2007年8月27日        

“研修おたく”を自認する青年医師との感動の出会い


 その青年の名は白井敬祐君。

出会った場所は同君の講演会場。

財団法人慈愛会今村病院分院主催の研修医と職員希望者を対象とした内輪の勉強会であったが、

急遽、椅子を追加しなければならないほど、会場は超満員の状況であった。
内輪の勉強会に何故これほどの聴衆が集まったかというと、理由は二つあり、一つは、

白井君は米国で研修中であるが、日本国内の研修医向けの雑誌によく登場するので、研修医の間では知名度が高いため院外からも研修医が聴きにきたこと、もう一つの理由は、この講演の座長を務めたのが

西垂水和隆君(向かって右に座っている)と林 恒存君(向かって左で立ってマイク持っている)の研修医の人気が高い二人だったので、院外からも多くの研修医達が来てくれたこと、もう一つ理由を付け加えれば、林君は6月から獨協大学に国内留学に旅立っていて、久しぶりに帰ってきたので同君の顔を見たいという今村病院分院の職員(気のせいか特に女性職員が多かったようにも思う)が詰め掛けたことの理由による。
白井敬祐君の講演のタイトルは、

同君が今情熱を傾けているホスピスに関する話であった。
私は白井君の講演の内容にも感動したが、同時に、その話し方、人柄、人をひきつける不思議なパワー、に、感銘を受けた。 すばらしい能力を持った青年だと思った。
同君の略歴を、同君が提示したスライドで示す。

白井君は、飯塚病院で研修時代は座長の林君と同期で、二人はそれ以来の友人である。また、白井君は、ピッツバーグ大学Shadyside病院研修時代は我々の仲間の久松良和君と一緒に研修し、同君が急逝した時、いろいろ面倒をみてくれ、家族の方々の帰国の手伝いまでしてくれたとのこと。今回の鹿児島訪問は実は久松君のお墓参りのためで、林君はその案内で一緒に帰郷し、その機会を捉えての講演会であったのである。
『研修おたく』を自認する白井君、そして、私から見て、まぎれもなく『研修おたく』である林君西垂水君、これら若者達の今後が楽しみでならない。