思うこと 19話  2004年8月30日

アテネオリンピックに思う

今朝、アテネオリンピックの閉会式の感動的様子がテレビで放映された。今度の大会では日本は過去最高の成績を残すことが出来た。 この理由について、
いろいろの論評がなされていたが、私は、それらの論評になかった切り口からその理由を考えている。バブルの時期には若者達が、必要以上にもてはやされ、就職も引く手あまたで、平均値で論ずるならば、気持ちに切迫感を欠いていた。 ところが、その後バブルは崩壊し、リストラと就職難の時代が訪れ、若者に実力を持つことが要求された。 いつの世にもいろいろな若者がいるのは当然ながら、平均値で考えれば、この時代の若者達には、バブル時代にくらべ、格段に緊張感があった。このことが、スポーツの世界にも影響を与え、全体的な底上げがなされた結果が、今回の成績に繋がった一因ではないかと思われてならない。私は教職の身にあるため、学生達と身近に接する機会が多いが、最近の学生達の目の輝きをみていると、日本の将来に明るい夢を描けると、確信せずにはおれない。
さて、オリンピックを論じたついでに、今回のオリンピックの記念切手は私の日本画のお師匠さんの村居先生

(http://www5f.biglobe.ne.jp/~osame/garou/nihonga/nihonnga-shi-tonodeai.html参照)によってその原図(切手の絵はもちろんですが、左半分の群青で描かれたパルテノン神殿の原図も先生の作品)が描かれたものであるため、もちろん、シートで買ってきたので、ここに紹介させてもらいます。