芦ノ湖スカイラインで富士山を眺める
2011年12月11日
トップページに戻る 目次ページに戻る 地区別索引 旅行データ 風呂めぐり
前頁へ 次頁へ
本文 データ 参考
小田原厚木道路・平塚パーキング | ||
芦ノ湖スカイライン | ||
【本文】
家にくすぶっていると「富士山が見えない」と妻がつぶやきます。
「この季節には本牧じゃ富士山が毎日見えたのに」と繰り返します。
「上の公園まで歩けば見えるよ」と言えば、
「前はベランダから見えたのに」とふてくされます。
公園には階段を100段近く登るのでわたしにもけっこうきつい坂です。
「ここ以外にも富士山が真正面に見えるマンションもあったのに・・・・」と言い出すのに閉口しました。
バス停からかなり離れ、駐車場が不足し、坂が急でやめたマンションを持ち出されても戸惑うだけです。
小田原厚木道路を使って箱根へ向かい、平塚パーキングに立ち寄れば富士山がくっきり見えます。
「ヤビツ峠の富士山もすばらしかったけどここの富士山はどっしりしてるわ」と妻は評論家気取りです。
富士山が見えるかを確かめるために昨年は小諸市にある高峰高原まで出向きましたが、かすかに見える程度では納得しません。
平塚パーキングの富士山は、本牧で眺めていた富士山と同じく台形で上部が平らです(写真をごらんください)。
6月に箱根の強羅(ごうら)へ久しぶりに電車でアジサイ見物に出向きましたが、ここ数年箱根には出向いていません。 アマチュア無線をしていた頃は、ほぼ毎月ターンパイクにある大観山に出向いて交信し、日帰り温泉に立ち寄りましたがそれも絶えています。
箱根には有料道路が縦横に走っていますが、富士山を眺めるにはターンパイク、芦ノ湖スカイライン、箱根スカイラインに限られます。
今回は芦ノ湖スカイラインと箱根スカイラインを使い、いつものとおり長尾峠から道幅の狭い県道401号線で御殿場へ抜けました。
ハンドルを握ると写真撮影のために止めるのはおっくうです。
妻に適当なあいづちをうって、スカイラインを通り過ぎるつもりでしたが天気に恵まれた日に撮影しておかなければ悔いが残ります。そこで山伏峠の二つのレストランへ立ち寄りました。
フジビューからは眼下に三島市や沼津市があり、大きくカーブする駿河湾が広がります。夜景を眺めるために何度か出向きましたが事故が絶えないため、今は道路が夜間閉鎖されています。夜景を眺めに出向いていた者にはなんとも口惜しいことです。
レイクビューには何度も立ち寄っていますが芦ノ湖しか見えないものと思い込んでいました。少し登ると展望用の散策路があって芦ノ湖の他に尖った富士山が眺められます。
坂を登らされて不満を並べていた妻は富士山を食い入る眺めてごきげんでした。
妻は芦ノ湖の観光船より富士山に関心があるからでしょう。
御殿場にある日帰り温泉「富士八景の湯」に向かうため、箱根スカイラインを走行しましたが路肩に雪が残っていました。
「大丈夫、慎重に走ってね」と妻はおびえますが知ったことではありません。
「不安だったら走らないよ」と居直りましたが、雪道の走行はしたくないのがホンネです。
幸いに道路はチェーンなしに走行できました。
御殿場に至る道路には至るところに富士山を眺めるスポットがあリますが妻の心は温泉入浴にフォーマット訂正して立ち寄ろうと言い出しません。
「露天風呂から富士山が見えるかしら、御殿場の夜景も捨てたもんじゃないわ」とそわそわしていました。
【データ】
13:00発、ゼネラルで給油と洗車、13:40東名、14:20小田原厚木道路平塚PA(富士山)、箱根新道・15:00元箱根、芦ノ湖スカイライン(雪が残ってる)、16:00御殿場「富士八景の湯」入浴、国道246走行、21:30帰宅・186km
【参考】
1芦ノ湖スカイライン は、箱根峠と湖尻峠を結ぶ有料道路です。途中にある山伏峠、杓子峠、三国峠が富士山を眺めるポイントです。地図はこの公式サイトに掲載されているものです。
山伏峠には二つのレストハウスがあり、「レストハウスフジビュー」から駿河湾が眺められ、「「レイクビュー」から芦ノ湖を眺めることができます。レイクビューから少し登ると富士山がいっそう大きく眺められます。
2箱根スカイライン は、静岡県道路公社が管理し、湖尻峠と長尾峠を結んでいます。長尾峠と御殿場市を結ぶ道幅の狭いアクセス道に注意してください。わたしは40年前から利用していますが無茶な走行をするバイクも多く、見通しが悪いカーブも多いので慎重な走行をしてください。有料道路に向かうアクセス道から眺める富士山は壮大です。