たかがクルマのことだけど
取扱説明書を読み直そう
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目次
●取扱説明書は読みやすくなった
●確かめておきたいこと
●注意書きやお願いは必ず読もう
●できることとできないことの見極め
●追記
機械オンチな私は、法律家や専門家が言うようにドライバー自らが点検や修理を自分でやれと口にできない。知らぬことに手を出し、勝手な修理をして事故を起こしてはならないと思う。点検や修理はクルマを走らせるには欠かせない。でも、われわれドライバーはスピード狂やメカ通になるのでなく、利用目的に応じて適切に走らせることにまず専念すべきであろう。そのためにはクルマの最低限の取扱方法を確かめておく必要がある。
●取扱説明書は読みやすくなった
クルマを乗り換えてきて思うことはクルマの取扱説明書が読みやすくなったことだ。わかりやすいイラストが増え、説明もちゃんとした日本語になった。パソコンも最初は文字がぎっしり詰まって読む気がわかなかったが、クルマのマニュアルも昔は似たような面があった。説明責任が求められることだけでなく、利用者が専門知識を持っていないことを前提にして書いているからだろう。
せっかくわかりやすくしても読まなければ役に立たない。パソコン利用者にも見かけるが、最初からわからないと決めつけて読み出すから何もかもがわからぬままに終るようだ。免許を取るためには渋々にしてもクルマの構造とか点検方法を習った。それを復習するつもりで読めば肩も張らず、受け入れやすいだろう。端から端まで読む必要はない。注意事項とお願い、そして基本操作を確かめれば済む。
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●確かめておきたいこと
アクセル、ブレーキ、クラッチの位置はどのクルマでも変わらない。操作方法が異なっていたらどんなベテランでも戸惑うだろう。でも、クルマによって異なる操作を求められることもある。
■給油位置と開け方
燃料タンクはほとんどが車体後部のトランク下にある。でも、給油位置はメーカーごと車種ごとに違う。同じT社のクルマだからといっても左右に分かれている。そして、昔は運転席からワイヤーで開閉操作をするボタンがついていたが今はそれもないクルマもある。エンジンを切ってドアを開ければ給油位置が開くようになっている。ガソリンスタンドにクルマを進入させるときに戸惑うもとである。
■ワイパーの操作
ハンドルの横にあるレバーを回せばワイパーが作動する。たいていのクルマはそれで済む。でも、リヤーワイパーがついているクルマは前と後ろのワイパーをどうやって動かすかを確かめるべきだ。ひねる、押す、まわすで対応できないこともある。これにワイパーを回す速度調整の操作が加わるから必ず確かめよう。
■ライトの操作
ライトもハンドル横のレバーを操作すれば点くとは限らない。ずっと昔は足元に操作ボタンがあった(M社の昔のデボネアなど)。上向と下向きの操作も確かめることである。上向きライトのまま走るクルマもけっこう多くて迷惑だ。これにフォッグランプの操作も加わるから乗るクルマごとに確かめるべきである。
■ミラー合わせ
電動ミラーが標準装備される時代である。ドアミラーの格納まで運転席でできる。でも、すべての車種がそうだとは言えない。予算等で以前よりグレードを下げたとき(私の場合だが)には、以前の操作が通用しないことに戸惑う。位置合わせはできても格納できないのに慌てる元である。
■その他
ドアの開閉、トランクの開け方、ドアのロックのしかた、オーデオの操作、サンルーフの開閉などキリがない。こういうことの操作はデーラーの担当者が説明するが端折ることもあるので取扱説明書で確かめておくべきだろう。前のほうにシッカリ記載してある。言った言わないより、書いてあることを確かめることも忘れてはならないだろう。
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●注意やお願いは必ず読もう
機械は万能ではない。取り扱いを間違えれば他人を傷つける凶器となる面がある。だから、注意事項やお願いに記載してあることをやってはならない。これを無視して運転することはドライバーに許されないことである。知らなかった教えてくれなかったという弁解をしても始まらないだろう。免許を持つことは運転する権利であり、危険を防止する義務も伴うからだ。
わからないことを恥じる必要はない。むしろ、わかりもしないことを知ったかぶりしてクルマを操作するほうが危険である。反省が伴わないドライバーも似たようなものだ。守るべきことはキッチリ守り、やってはならないことは誰が言おうと拒む。それを忘れたらクルマは走る凶器でしかないだろう。
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●できることとできないことの見極め
ドライバーには煙たくてキツイことを並べたと思う。でも、クルマの運転は甘えて行うことではない。進むのもとめるのもドライバーが自ら判断し、実行することである。そのためには、「自分で行うこと」、「自分にできること」、そして「専門家にまかせること」 の3つを見極める必要がある。
素人判断や聞きかじりの知識が危険を生むことを忘れてはならないだろう。知って理解して行うことと生半可に行うことは別物である。そのためには取扱説明書で何が自分にでき、何を専門家にまかせるかを確かめるべきだ。雑誌や専門書にはドライバーが何でもできるような解説、あるいはこうすれば費用が安くなるかのような記事があるが安易に信じないことだ(私もそのての解説や記事を試してなんどかヘマを重ねた)。
●追記
ブログでは掲載できませんでしたが、「予防運転のためのチェックポイント」を作成しましたので参考にしてください。
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