女の長風呂・男心と秋の空
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早いとか遅いを競うのが入浴ではない。そんな入浴のしかたはナンセンスである。楽しみかたの違いで十分だろう。でも、待たされるのはシャクだ。先日は入浴前の読書に時間をかけて妻や娘より後に風呂から出たら呆れている。たまには待つ身の辛さを味わせてみるのもおもしろい。
山の天気や秋の空の変わりやすさは「女こころ」と思い込んでいたが、「男こころと秋の空」もあるそうだ。小学館編の『ことわざの読本』によれば「男こころ」が先にあって、「女こころ」は後にできたという。まったく意外である。(この部分は2006/10/04ブログから転載しました)
風呂に出向いて気づくのは子どもと一緒に待つのは亭主が断然に多い。それで長風呂は女性の特権と思い込んでいたがこれも訂正しなければならないようである。少なくともわたしの息子と知人は1時間以上風呂場にこもっているからだ。
女性が長風呂になるのは時間感覚の欠如というのでなく、風呂場で身づくろいや会話を楽しむからだろうか。少なくとも湯舟の中に浸かっているわけではないだろう。妻や娘に尋ねてもすっきりした答えが出てこないのが歯がゆい。洗い場が狭くて混むというが最近の銭湯は図面で見るかぎりそうともいえない。
男の長風呂は湯に浸かっているわけでない。息子は湯舟の端に座ってぼんやり夢想しているし、知人も入ったり出たりを繰り返す。湯の中に入っている時間はカラスの行水と笑われるわたしの方が長いくらいだ。男心は変わりやすいと同様に風呂場であれこれ目移りしているのだろうか。可愛い娘を見ると知らぬまに目線が動くことはわたしにも心当たりがある。ふん切りがつかずに風呂場をさまよっているわけではあるまい。
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