*2014年10月のワタクシ。*

 


10/3(金)

先週(26日)バイトの面接に行ったんだが、今回も不採用だった模様。
家から徒歩5分の会社で、事務仕事で、一ヶ月の短期で平日フルタイムが二回。
条件最高だったんだけどなぁ。(私にとっては、でもなかなか対応できる人はいないかと思ったが甘かったか)
応募する時自分に「気楽に」と言い聞かせたんだけど、やっぱり落ち込む。

ネットで募集を見付けて、募集要項(住所氏名年齢程度)送ったら返信が来て、面接日時を指定して来た。
って事は、年齢が理由というワケでもないのか。
うーん、夏の仕事がまだ掲載先も決まらないみたいだし、次の仕事のアテも無し。
引っ越しするなら探さなきゃ更新日が来ちゃうけど、全く気が進まない…。
穴蔵で鬱々と過ぎて行く日々。

 





10/8(水)

皆既月食
台風も行き過ぎて、かなり前から楽しみにしてたんだけど、朝からちょっと雲が多くて心配した。
プールの窓からドンドン増えてく雲を見上げてハラハラ。
プール帰りに図書館へ寄っての帰り道はすっかり曇り空で、半ば諦めかけた。
でも、家に戻って一応カメラの準備とかして、暗くなったのでベランダに出てみたら、でかい満月がビルの脇に昇っている!上空も雲は一掃されてる。やった♪
ベランダでも充分観測できそうだが、どうせ暇なので(泣)多摩川土手まで行ってみる事にする。
デジカメ、焙じ茶、ライヴ用望遠鏡をバッグに入れて出発した頃には、満月の左下が少し欠け始めている。
ビルの合間に見え隠れする月を眺めながら多摩川へ向かう。見晴らしの良い交差点等で、写メる人がチラホラ。

河原に着いた頃には半月程になっている。
…でも、せっかく来たのに、とても明るい。ちょっとガッカリ。
街の灯りは仕方無いにしても、河原に新しく設置されたスタジアムライトみたいなのが、恐ろしく眩しい。なんなのコレ。
なにかスポーツイベントをやってるワケじゃなし。こういう日くらいは気を使って消してほしい。
ライトが目に入らない場所を探して、月を背にする形で河原を歩く。あちこちに観測者がいっぱい。
途中、来たのと別ルートで帰る事に決めて、どんどん歩く。
時々振り返っては写真を撮るが、私のカメラと腕では殆どダメだった。ヒトダマみたいなのばっか(笑)。
でも8倍望遠鏡は大活躍!月のクレーターが綺麗に見える♪

河原を出て普通道に出る辺りで、月がすっかり真っ赤になった。
しばらく草原に座ってボンヤリ見物。同好の士がいっぱいいる。楽しそうな中学生の集団、巨大ズームカメラを三脚に立てたおじさん、自転車でフラリと来た感じのお兄さん、イチャイチャすんなやカップル(笑)。
すっかり晴れてた雲がまた広がって、光量の弱い赤い月が霞んでしまったので、明るくなるのを見るのは諦めて帰路に付く。
ちょっと身体も冷えてしまった。
途中、時折空を見上げたが、ドンドン雲が厚くなってしまって、家に帰り着いて見ても月は見付けられなくなっていた。

夜半、思い出してベランダに出てみたら、何事も無かったように満月が煌々と天頂にいた。
なんだか、お疲れ様でした。

ちなみに、次回の皆既月食は2015年4月4日。でもコレはたった12分、地球の影がかすめるだけだとか。
本気の月食は2018年1月31日。寒そうです。





10/12(日)

R太に会いに茅ヶ崎へ。
甘い物が嫌いなR太が、頂き物のワインケーキを食べないか?と言って来たんだが、ワインケーキ食べるためだけに茅ヶ崎まで行くのはつまらない。
駅前で待ち合わせて、まずは開高健記念館へ。
海にほど近い住宅街に、こぢんまりと建つ白い家。開高健の終の棲家となったその家は、入場無料の資料館となっていて、作家の書斎も当時のまま公開されている(入れないけど)。
何とも居心地の良い空気が流れる。
考えたら私、この人の作品を読んだ事が無かったんで、展示で一番食い付いたのは司馬遼太郎の弔事だったとしう失礼な見学者であったが、後から『夏の闇』読みましたよ。
R太が「以前行った宗方熊楠の家に感じが似てた」と言うので、「なんか匂いが染みつくんかね」と話した。行ってみたいな熊楠記念館

季節外れの椿園を回ってからランチ。
椿園も入場は無料。個人の邸宅を市が買い取ったそうで、確かに凄い数の椿の木(今は咲いてないけど)。まあ下見のつもりで、ブラブラと。
椿園近くの南インド風カレー屋は、店員が頭にバンダナ巻いててヤな予感(笑)。「注文から20分はお待ちいただきますが」と言われたが、実際カレーセットが出て来たのは優に40分は過ぎてから。
それで美味けりゃ機嫌も直すが、うーん…そうでもなかった。装丁はエキゾチックで面白いしヘルシー売りなのは分かるが物足りない味。
そして、せっかくネットで全席禁煙の店を探して行ったというのに、入り口前に喫煙所を設けてその煙が開け放ったドアから店内に入って来るという…残念。

R太の家へ行ってマッタリ、ワインケーキをいただく。わりと普通、と思ったが、下戸のR太にとってはかなり凶悪な食べ物だったらしい。残りをお土産に包んでくれた。
帰り道、路線間違えて品川まで行ってしまって、慌てて乗り換えたら東京まで行ってしまった…けっこう疲れていたのかな。




10/18(土)

引っ越し決定。

今の部屋の不動産屋に報告をしたら、大家さんから電話で「家賃まける、今回の更新料もいらないから引っ越さないで」との打診。
でも値引きと言っても、そうそうは下がらないからね。

今の部屋の更新が近づいて、もうずっと前から次の更新までには移ろうと思いつつ、気力体力が無くて探せなかった。
実家に転がり込む事も考えたが母に拒否られ、今の家賃を払い続けるよりは、身動きの取れるうちに安い部屋へ、と、慌てて近場の不動産屋を回って、見付けた。
古くて駅から遠くて、色々不自由は多くなりそうだが、陽当たり風通しが良さそうで、人目で気に入ってしまった。
後はもう考えたら進めない。
決めた。

自分の決断が正しいのか、自分の欲する所が何なのか、どうも近頃その辺りに自身が無い。
ハズミが付いたのは確かだが、これが良いモノに押されたのか、悪いモノに引かれたのか、分からない。
なんだか夢の中にいるようで、実感が薄く、ぼんやりとしている。





10/19(日)

Y子さんのお誘いで、薔薇を見に行った。せっかくなので、着物で。
春の花見の時には期せずして水玉模様でお揃いだったが、今回は二人揃って縞模様。何の打ち合わせもしてないのに、ビックリ。私は伯母のお下がりの小豆色と黒のよろけ縞。Y子さんは渋い鈍色地の黄八丈。

上中里駅で降りて、上天気の中そそろ歩いて目当ての旧古河庭園へ。
呼び物の薔薇の季節とあって、けっこうな人出。
来てみて昔一度来て盛大に蚊に刺された事を思い出した。
予約をすれば屋敷内の見学もできたんだが、今回は庭を回って薔薇を堪能。さらに奥の日本庭園も、落ち着いてとても良かった。
一通り回って庭園出口付近、出店のテントが並んでいて、綺麗な草木染めの店にフラフラと呼び込まれる。
いいなぁ草木染め。まあ値段もそれなりなんだが。
タダの土産物屋かと思ったら店員のお兄さんがガチな人で、色々詳しい話を聞かせてもらえて楽しかった。

庭園を出る頃には昼時を回っていて、さて昼食はどうしよう、と話しながら、来た道とは逆の駒込方面へと向かう。
店はソコソコあるのだが、何を…と悩んでいると、Y子さんの足がピタリと止まる。中華屋の前、餃子の写真入りの看板がデカデカと出ている。
そう言えば今回、元々は「中華街に餃子の作り方を習いに行こう」という約束だったのが、申し込みが締め切りになっていて代案としてこちらへ来たんだった。
中華街の仇を駒込で取る(笑)。作らないけど、元々食べるのが主目的だし。

狭い店内は混んでいて、年配の女性一人客と相席に案内された。
定食や麺類もあるけど、やはり餃子。二人で4種盛り合わせと迷わずビールを注文、Y子さんによれば相席の女性がクスリと笑った、とか。
手作り風の皮厚めの餃子はどれも美味しく、ビールにピッタリ!
二人で盛り上がっていたら、食事を終えた相席の女性が話し掛けて来た。
一瞬やかましくて叱られるのかと思った(どんだけはしゃいでるんだ…)が、さにあらず。
「私も着物好きで良く着るの、今日は買い物があったので無理だったけど」。傍らには巨大な包み紙、カーペットを持ち帰るんだそうな。
着物のアレンジを褒めてくれて、色々話をした。そう言えば彼女の服装もタダモノでないセンスの良さ。何者!?
新橋だかで小料理屋を営んでおられると。おおー。粋なワケだわ。
後からY子さんと、「着物着てなかったら話し掛けてくれなかったかもね」と話し合った。

心もお腹もホッコリ一杯にして中華屋を出る。
駒込駅を通り過ぎ、さっきの女性にお勧めされた六義園へ向かうが、駒込駅前の商店街が楽しくて、一杯機嫌も相まって、ついまたお店を冷やかしていると、いきなり自転車に乗ったおばさんに声を掛けられた(また叱られるのかと身構えた)。
「今日は着物の人が多いけど、なんかあった?」そう言えばさっき団体とすれ違った。
そして我々が覗いてる店がオススメだから入って見て行けと。
ちょっと変わったデコレーションの服が並んでると思ったら、やはり店主の女性の手作り品だとか。
キラキラのプレートを細かく切ったモノで生地を飾っていて、ちょっと見た事の無い服だった。
またまた色々長々と話を聞かせてもらった。

やっと六義園に辿り着き、入り口付近の枝垂れ桜の木に見とれていると、案内の人がいて「日本茶の入れ方無料講座をやっています」。
喜び勇んで向かう。渋いお茶室ー宣春亭(ぎしゅんてい)と言うらしいーの前でしばし待たされ、中へ。
数名でお庭を臨む和室に通され、女性が説明と共に鹿児島の煎茶を入れてくれる。
甘みが強く香り高く、本当に美味しい。しばらく質疑応答をして、二煎目も飲ませてくれた。これまた苦みがサワヤカで美味しい。
茶葉も良いんでしょうけど、お茶はキチンと入れよう、と思う。

煎茶のお土産までいただいて茶室を出て、広いお庭をぐるりと廻る。
古河邸よりずっと規模の大きい日本庭園で、(あちらもだったが)紅葉の季節も素晴らしそうだ。ツツジも有名らしいけど、私はツツジはどうも好かん、ご免。

今日は綺麗な物をいっぱい見て、楽しい話をいっぱい聴けた。
それだけではないだろうけど、着物を着てた事も大きかったと思う。うん、思うよ。





10/20(月)

新しい部屋の契約を終えて、その足で行ったスポーツクラブを出たら携帯にメッセージが。
先日受けて不採用だったバイトの会社から、「他の場所でやらないか」との依頼。
引っ越しで物入りになるし、飛びつきましたよ。

出先で急だったのでちゃんと確認しなかったが、現場は西国立。幸い路線は1本で行けるが通勤時間は1時間近くなる。うわ〜大変!でもたった2週間の短期バイトだから、頑張ろう。
何か色々、動き出しているのかな。だったらいいけど。







10/24(金)

バイト初日。
6時起きでお弁当を作り、西国立までは電車でコトコト50分。駅前集合で、そこから徒歩10分を、先日落とされた面接をした女性が駅前から案内してくれる。
男性一人、女性3人が同時に入ったので、何となく休憩時間も一緒に過ごすようになった。
封入とかホチキス外しとか、単純な事務作業、こんな事も人の手でやっていたのかと、当たり前の事に驚く。指先が痛い。
疲れたけど、働けるのは本当に嬉しい。

初仕事を終えて家に戻ると、Y子さんからメール。
最寄り駅前の『行政サービス』で書類を取るのついでにバイトの情報をくれると言うので、駅前で落ち合う。
私も引っ越しで実家にある住民票を取らねばならず、平日はバイトで身動きが取れない…と、聞いてみたら、横浜市の住民票は隣の隣の駅前で取れるって!あそこは横浜市だった!!

夕食、どこかで外食…と探しかけたが、急に思い付いて家に誘い、お総菜を買い込んでY子さんと帰る。
引っ越し間近と思うと、他人様に見ておいて欲しい気持ちと、妙に人恋しい気持ち。
Y子さんは駅からバイクなので、今夜は珍しく(笑)お酒はナシ。
それでも楽しく心地良い夕餉だった。
たまには人と食事したいよね、やっぱり。

後日(日曜日)又隣の駅へ出向き、住民票を出してもらう。
その足で不動産屋へ向かい、引っ越しの手続きが完了してしまう。
相変わらず、なんだか夢の中にいるみたいに、実感が湧かない。







10/25(土)

小野寺の弟 小野寺の姉』初日舞台挨拶付き上映。
ムカイリ、顔、小っせ〜〜〜〜っっ!!!
けど挨拶ではパッとしない印象だったのに、映画本編では物凄くチャーミングだった。
俳優さんなんだねぇ…。
でもお目当ては、あくまで及川さんよ♪
舞台挨拶はムロツヨシさんが大活躍で、珍しくミッチーはおとなしめだったけど、やはり挨拶と本編では別人。
"普通の人""悪気は無いけど無神経な天然"役という事で、けっこう珍しい顔が見られたかも。
以前主演映画で「王子ビーム消して」というのがあったけど、王子ビームは出し入れ自由どころか出力調整もできるらしい。
「その辺にいても浮かなくて、けどサワヤカで、ちょっと気を付けて見ると妙に美形」という辺り、バッチリでした。
そしてやっぱり、片桐はいりさんは素晴らしかった。

ところで、会場は新宿。
すごい、久しぶりに行った。
以前は良く利用していた名前に見覚えのある映画館だったので、完全に油断して行ったら、別の映画館と勘違いしていた!ギャー
それで(誤解していた)映画館のチケ売り場のお姉さんに会場の場所を聞いたら教えてくれたので、文字通り駆けつける。
出歩く機会はなるべく、と思って、着物着て行ったのよ。和服に草履で走る走る(笑)アップの髪も乱れる。
何とか時間前に会場に到着したけど、座席で一人汗だく…。
もう本当〜に、迂闊な自分が嫌になるわ。







10/27(月)28(火)

バイト初日は面接の女性が案内してくれて、帰り道は暗くてちょっと迷ってしまったが、駅への道は何とかなるもの。
土日を挟んで(その土曜日も新宿で迷子になってたんだが)月曜日、一応前夜Googleマップで道を確認して、念のため早めに家を出たものの、予想通り迷ってしまった。
余裕あったはずの時間はドンドン過ぎて、焦りが募る。人通りが少なく、たまに自転車が通るような道で、泣きそうになった所で交番に行き当たり、幸運にもちゃんとお巡りさんがいた!
道を尋ねたら、まったく方向を見失っていたらしく、全然思いもしなかった方角を指差された。
走って会社へ向かう。ギリギリセーフ!
あのお巡りさんがいなかったら、確実に遅刻してたわ。

普通これで懲りると思うんだが、慣れない仕事で疲れて帰り、またGoogleマップを見て、とても簡単な道なので安心して寝てしまい、翌火曜日、また道に迷う
そう言えば昨日も帰り道は、何となく暗い中を歩いていたら駅に着いた。
昨日とはまた違う道へ迷い込んで、交番も無く、焦りが募って泣きそうになった頃に、通勤風のお兄さんが向こうから歩いて来たので、目印となった小学校を聞いてみた。
教えられた方へ向かって走り出すと、後方から叫び声。振り向くと、さっきのお兄さんが「こっち、こっち」と横を指差してる。焦り過ぎて通り過ぎてた。
今朝も優しいお兄さんのおかげで、なんとか遅刻は免れた。
しかし…なぜこうも迷う…ちょっと自分の脳を疑うレベル。

昼休みにバイト仲間に確認して、どうやら駅からの最初の道を1本間違えていた事が判明。
駅前が五叉路になっていて、私は左から3本目を入ってたが、正解は2本目だった。
ああ…(ガックリ)。

バイトは、毎朝の6時起きと通勤電車が辛いものの、一緒に入ったバイトメンバー3人が良い人達だし、社員の皆さんもとても丁寧に接してくれるので、楽しい。
ただ指先がボロボロ。紙を扱うのは慣れてると思っていたのに、こんなに軟弱だったのか、私の手。
頑張ってお弁当も作り続けてる。これも意外と楽しい。
でも早起きの分しんどくて仕事帰りに夕食を買ってしまったりして、あまり経済効果は無い、かも(笑)。