*2014年8月のワタクシ。*



8/5(火)

カラー原稿、終了。
先日の125ページに付けるもの。
1枚だけど久々に描いて、すっかり色々忘れてて大変だった。
やはりサボッたツケはしっかり回って来る。腕も道具もサビ付いてた。

本編を描いてる間にFAXで構図の相談は済ませてあったので、そのラフを元に描く。
構図で悩まない分時間は掛からなかったけど、出来がどうかはまた別の話…。
下書きは、散々漫画原稿をやった後なので、そんなに苦労はしなかった。
色については、ネットで拾った観光写真を参考に、色合いもだいたい頭では決めてあったんだが。
思うと描くでは大違い、と言うか。
何故私は、夕焼けを描こうなどと思ってしまったのだろう???
久しぶりのカラー原稿、長い事ほったらかしのカラーインクは使い勝手をすっかり忘れてる上に干からびたり分離したり。スポイト部分が劣化してヒビが入って中身がカラカラに乾いてるのもあった。
この色とこの色は混ぜると変色するとか、この色は乾くとムラが浮き上がるとか、忘れてる事も多数。って言うかカラーインクって扱いが本当に面倒。変色し易いのはもう捨ててしまった方が無難かも…でもカドミウム系の色とか、好きなんだけどなぁ。
漫画だと、混ぜずに原色のみで使う事の方が少ないからな…。
でもやっぱり、インクの発色は棄て難いのよね。
まあデジタル制作にしてしまえば、そんな問題は何も無くなるんだけど。
一番参ったのは、夕焼けから上空は薄暗くなってるグラデーションを作りたかったのに、塗り重ねているうちに紙が負けてヘロヘロになってしまって、ヘンな汚れは浮き上がるし色が重ねられないし、グラデはムラムラだし。
弱り果てて、結局パステルの粉を擦りつけて誤魔化した…けれど、これも印刷でどう映りますか…。
出来上がりが心配だ。楽しみでもあるけれど。







8/2
(土)

茅ヶ崎花火大会に、今年も行った。
去年、R子さんと二人で訪ねたR太のお宅に、今年は一人でお邪魔して、散々ご馳走になってしまいました。
昨夜突然思い付いて、7月誕生日のR太にプレゼントを用意した。
以前いただいた布の残り布で、短め丈にフレンチスリーブのブラウスを縫う。色糸が終わっていたので青地に白糸、ボタンもそこらにあった白いやつ。でもけっこう、可愛いのができた、自画自賛。
その同じ布で作ったサンドレスを着て行く。何のアピールだ(笑)。

お天気なのはありがたいが、お昼出発はきつい、今日も暑い。
と、たださえ思ったのに、駅へ着いたら東海道線遅延中。灼熱の混雑ホームで待たされ、狙った直通電車では間に合わないので乗り換えルートに変更して、待ち合わせの平塚駅に着いた時にはすでにヘトヘト。
落ち合ったR太と、駅から徒歩2~3分のギャラリーへ向かう。
昨年アトリエに連れて行ってもらった陶芸家のT先生の展覧会。
先生の作品と、お弟子さん?何人かの絵画の展示即売会。
申し訳無いが、購入はご容赦願って、今日は見学のみ。一輪挿しがいい感じ。
けっこう人の出入りがあって、絵を描いた人なんかもやって来て、少しお話をする。
女三人寄ればと言うけれど、おばさん三人寄るともう、健康談議が定番。ストレッチの方法で盛り上がった。

再び灼熱の街へ出て茅ヶ崎へ向かい、R太の家とは反対方向にある茅ヶ崎市美術館へ。
道々「セコいよ、ショボいよ」と散々聞かされて行ったそこは、松の木が立派なお庭(公園)の中、なかなか洒落たデザインの建物。規模は確かに、小さい。
半地下の展示場での企画展示は「参加型」と称して、暗い中寝転んで心電計に繋がれ、心拍動に合わせて天井に映った万華鏡が動く、という企画。
…泊動の早さや強さが目に見える、という事なんだけど、うーん。もう一工夫欲しいところ。
スペースが狭いせいか、常設展示は少なくてすぐ見終わってしまい、受付前に揃っている企画展の画集のバックナンバーを見たりして、再び灼熱の野外へ。
建物を出ると、潮の香り。足下が土なので草や土の香りもする。夏の匂い。

駅まで戻ってバスに乗り、スーパーでビールを(R太は飲まないので私だけの分ね)仕入れて一年ぶりのR太停へ。
持参の部屋着に着替えて早速ビールを開け、R太が料理の準備をするのを冷やかした。なんか子供の頃の夏休みみたいで、「邪魔だからあっち行ってて!」とか叱られたりして(笑)。
昨年と同じく、広いベランダにスノコ、シート、座布団を敷いて、座り机を設えてR太の手料理が列び、物干し竿にはクリップライト。蚊取り線香2基着火。準備万端! 日が暮れると涼しくて、本当に気持ちがいい。
実は平塚駅での待ち合わせ場所から、R太は「花火大会の寄付一覧を見たんだけど、今年はすごく少なくて心配。ちゃんと打ち上げできるのか?」と、気を揉んでいた。
景気が悪いのは何処も同じとは言え、茅ヶ崎市は企業が色々引き上げてしまい、地元商店街では自ずと限界があり、なにより(と、R太が言うには)地元出身某有名バンドが一銭も出してくれないそうで(笑)そりゃイカンよサ○ン、と言うより○田さん。誰よりも地域イメージで稼がせてもらってるでしょうに、案外ケチなのね。

で、不安の中始まった花火大会は、意外と景気が良さそうで、派手に連続して打ち上がってる。
床に座った位置からだと手摺が邪魔になるのが玉に瑕だが、こんな特等席で寛いで見物できるなんて本当にありがたい。
食事もR太が「(来るのが)一人なら、アリモノで適当に」と言ってくれたのを真に受けてすっかりお任せしていたら、随分と色々用意してくれて、パクパク食べながらビール飲んで、贅沢な時間だな〜。
…と、幸せ噛みしめていたら、なんだか花火が物凄い勢いで上がり始めた。
まるでエンディングのような盛り上がり。でも、時間的に早くないか???
呆気に取られているうちに終了してしまった。
……早いよね、時間????
やっぱり予算が少なかったんだろうか、と話し合いつつ、仕上げのスイカを囓った。

蚊取り線香の活躍も虚しく、やっぱり刺された、私の脚。
R太がスイカの皮で湿布するといいと言うのでやってみる。うん、なかなか快適。
聞くところによると、蚊に刺されやすい人の条件とは、
「血液型O型、汗っかき、煙草吸わない、酒飲み、妊婦」
…最後意外全部クリアしている私は、確かにドコへ行っても一人刺されるなら私だ。

昨年は長々と話し込んで終バスを逃してしまったので、今夜はシッカリ時刻表をチェックして、ちゃんとバスに乗って帰った。
カラー原稿が残っているとはいえ、仕事が一段落して、格好の打ち上げパーティになりました。
ありがとうR太、ありがとう茅ヶ崎。







8/6(土)

"ココアちゃん"ことNさんから、手作りの巾着をいただいた。
彼女は有名漫画家さんで、厳密には私の師匠筋なんだが、今は仕事量もセーブして手芸やお菓子作りに精を出している模様。
…ってね、それがもう凄いのよ。
一芸に秀でる人は、と言うけれど、元々器用なのかセンスが良いのか、集中力が高いのか…それ全部だと思うけど、作るものがいちいち、玄人裸足と言うか。そのまま商品になりそうな勢い。
メールで「近頃巾着作りにハマッてて」と聞いた時には、「あー私も余った生地でよく作るよ」なんて返していたんだが、郵送されて来たのを見てビックリ!
裏地が付いてる。
表と裏の生地、紐の色のバランスとかも、凄い可愛いし。
と、メールでお礼かたがた感想を送ったら、「裏地と言うよりリバーシブルで作ってみました」と返信が来た。
おおおお。
確かに裏返してもちゃんとしてる! 素晴らしい。

ちなみに、グリーンの方は「アリス」柄。アリス、兎、時計屋、トランプの女王、なんかが散ってるプリントで、とても可愛いんだが。
実はアリスって幼稚園の頃、舞台を観に行って、裁判シーンで飛び入り出演した事がある(笑)。
この話した事無かったと思うけど。想い出深いのよ。

「スポーツクラブに行く時パンツ入れて」と言われたけど、シッカリした作りなので、ちょっとしたお出掛けの時は化粧ポーチ代わりに使えるし、もう一枚は「今塗ってるマニキュア入れ」にしました。








8/13(水)14(木)

姉の発案で、母と三人で修善寺温泉へ一泊旅行。
姉が企画したパック旅行で、料金は母の奢り。年金生活の老母にタカる中年娘二人(笑)。
朝の8時半に横浜駅に集合、『踊り子号』に乗って、修善寺駅まで直通。
指定席が運悪く家族連れが向かい合わせに座ってる席(4人で3席使ってて、残りの1席)と、通路挟んだ2席で、姉が率先して家族連れと座ってくれたが、しつけの悪い子供が走り回り泣き喚き、大騒ぎ。後で聞いたら散々足を蹴られたり踏まれたりしたと。そりゃあれだけ出たり入ったり暴れてればね。親は気付かないはずないんだが。
ご苦労様でした。

修善寺駅からバスに乗って修善寺温泉街へ着いた頃には、そろそろ昼時。むちゃくちゃ暑い。
昼食の場所を探しつつブラブラ歩くうち、日枝神社の鳥居が見えたので、取りあえず見学。
見事な杉の木があり、鳥居を潜った瞬間に空気がヒンヤリして、いかにも聖地といった趣き。
しかし荷物が重いので、一旦温泉街奥の旅館へ行って荷物を置かせてもらい、身軽になって出直す。

雨を心配したけど、今日は日が射して蒸し暑い。
温泉街は川を挟んで左右に伸び、所々に竹林やら遊歩道的な公園やら、神社やら。
そういった舗装されてない場所に一歩踏み込むと、本当に涼しい。なんと都会生活は無駄に暑い思いをしている事かと、改めて実感した。
浴衣姿の観光客を散見、一日レンタルの看板を見掛けた。なんと1000円からですって!カップルや女子会が、楽しそうに歩いてる。暑そうだけど。
昼食は、探し回るにも暑過ぎて、通り掛かった蕎麦屋に飛び込んで済ませた。
何気なく入った店だったが、蕎麦が「更級」「黒米」「レーコン」と三種類。どうやら黒米は特産品扱いらしいと、黒米の椎茸蕎麦(椎茸も特産品)をオーダーしたが、黒米配合の蕎麦は歯ごたえがねちっこくて蕎麦よりうどんに近く(米だからな…考えたら当然だ)、あまり旨いとは言えない。
更級にしとけば良かった、けどまあ、名物に旨いモノ無し、というお話。

観光メイン?の修禅寺(地名は修善寺、寺の名は修禅寺なのね)は、山門が修復工事中で、ちょっと残念。
宿からの途中、回廊のギャラリーがあって、修禅寺と周辺の写真が展示してあった。
そこで見た羅漢像を探したり、達磨の石像や狗が逆立ちした屋根瓦を見たり、狭い敷地に色々面白いものがあった。
ロウソクでライトアップした写真がとても綺麗だったので、それも見てみたかったが、同じ場所とは思えない、灼熱の眩しい境内であった(笑)。
姉(雇われ店長)は仕事の電話で四苦八苦している。携帯普及の頃に「やだな〜」と思った事がすっかり現実になってるが、私を追って来る仕事は無い(泣)。
川の脇の東屋で足湯をやってて、姉と私で浸かる。母は気が向かないのか横で座っていた。
暑いのに足湯か…と思ったが、お湯も恐ろしく熱い。これは汗だく…と思いきや、すぐ慣れて気持ち良く、電車でむくんだ上歩き疲れた足がスッキリした。暑くて熱くてあまり長居はできなかったけど。
土産物屋を冷やかしたり、川沿いから逸れて坂を登って源頼家の墓とか見たり、ブラブラ時間を潰して、チェックイン時刻の3時を過ぎたので宿へ戻る。

宿泊は、『瑞の里 ○久(まるきゅう)旅館
すっかりウエルカム体勢を整えた仲居さん達に盛大に出迎えられ、ロビー奥で冷たい柚子ジュースをいただきながら説明を聞いて、4階の部屋へ向かう。
広々した和室で、障子越しの窓際に細長い別室で応接セットがある、旅館らしい造り。

川を見下ろせる窓の外にやたら大勢ツバメが飛んでいる、と思ったら、なんか茶色っぽいし、何となくズングリしていて、尾も短い…???「巣立ち中の雛?」仲居さんに聞いたら『アマツバメ』だそうだ。へえー。

大浴場で温泉に入って夕食は部屋で。
凄いです。
まあ旅館の夕食だし覚悟はしてたけど、物凄いご馳走三昧で、バチが当たりそう。
案の定、母も姉も中盤から苦しいと言い出す。まあ私は大食いな訳ですが。
生地ビールと共に、色取り取りの前菜から始まって、印象に残ったのは鮑の酒蒸し、天女魚(アマゴ)という鮭に似た色の川魚の刺身、牛舌シチュー。冷やしとろろの吸い物。母は黒米ご飯がいたくお気に入り。
デザートの葛饅頭は3人共コッソリ残して冷蔵庫に避難させ、翌朝食べた。
いやぁ、ありがたいやらもったいないやら。ご馳走様でした。

一休みして、また温泉へ。
大浴場と別に個室の露天風呂が、1つは予約制、2つは空いていれば自由に入れる。
大浴場の帰り道、一人で立ち寄ってて檜の露天風呂を堪能、戻ると布団が敷いてある。天国。
うたた寝してる間に個室風呂の予約時間が来たので、また3人で行く。パラパラと雨が降り出してて、明日の天気が心配だ。

翌朝。
朝食は8時だが、5時過ぎから二人はゴソゴソ起き出している。私も朝食前に大浴場へ行き、浴衣のままで大宴会場の朝食へ。
宴会場と言っても仕切りでちゃんと個室になっていて、椅子席だった。
固定の料理だけでも充分だけど、さらにバイキングが付くという形式。
ご飯は「黒米粥」「雑穀」「白米」をバイキングで選ぶ。昨夜の黒米が美味しかったのでお粥を頼んだが、こちらはイマイチで、後から雑穀ももらいに行く。バイキングのコーヒーもありがたい、そう言えば昨日は(依存気味の)コーヒーを飲まなかった。

やはり朝から雨模様、けっこう本降り。帰りの電車の15時まで、もう修善寺温泉街はあらかた見たし、旭滝にでも足を延ばそうか、なんて言っていたんだけど、フロントで相談したら足場が良くないとの事で断念。
タクシーで『虹の郷』へ。
従姉妹と行った気がしてたが、08年に姉と母とで行ってた。

到着した頃にはかなりの降りで、ゲートのすぐ傍から可愛らしい機関車が出ているので、とにかく乗ろうと主張した。
15インチゲージという、「お猿の電車」みたいな小さい汽車だけど、実はイギリス始め世界15箇所だかで(うろ)実用されてるんだそうで。
車両の幅は二人横並びでいっぱい(なにせ線路幅が38cmだ)、屋根はあるけど壁は座った肩辺りまでなんで、雨が降り込む。
でも、緑の中トコトコ走る電車は心地良かった。ちゃんとトンネルまであって、煙に巻かれるのも楽しい。
奥まで行って入れ替えで折り返し運転だけど、もっと乗っていたかったな。一回りしてくれたらいいのに。

汽車を降りた頃から小降りになって、結局殆ど傘は使わずに済んだ。ラッキー♪
しかし、季節の取り取りの花が売りのこの施設、サスガに真夏は花も少なくて、パンフの「花暦表」でも空白期間。まあ、仕方無い。
薔薇園も枯れた花がポツポツ、立ち枯れの紫陽花がチラホラ。楓の新緑とギボウシが綺麗だった。
花はイマイチなので、建物内を見学。
『カレイドスコープ博物館』つまり万華鏡ですな。ここが意外と展示物も多く充実していた。
綺麗な万華鏡、一つ欲しいな…。
後は夏休み企画で『忍者修行』というのをやってて(モチロン小学生対象ね)手裏剣投げたり鳴子潜りやったりしてて楽しそうだった。その辺りのBGMが時代劇の曲で、全曲分かってしまう自分が笑える…テーマだけじゃなく挿入曲もだよ(笑)。

早めにバスで修善寺駅に戻り、駅の土産物屋を見て、予定の『踊り子号』で帰路に着く。
ありがたい事に帰りは空いていて、悪質な子連れもおらず、駅のコンビニで買ったサンドイッチをのんびり食べたり、うたた寝したり。
横浜駅で姉と別れ、今夜は久しぶりに実家へ泊まる。
お疲れ様でした。










8/15
(月)

久しぶりの実家。
近頃、近所のご隠居さんが趣味で育ててる野菜をいっぱい分けてくださるそうで、冷蔵庫は野菜がいっぱい。
大量に冷蔵庫にあったプチトマトを何気なく食べていたら、腐ってるのに当たってしまった。
洗う時に傷んでそうなのは避けたつもりだったのに、見た目も触り心地も全然分からなくて、口に入れて噛んだ途端、口中に生ゴミの臭いが………ショックでちょっと、飲み込んでしまった。
慌てて流しへ走って吐き出したが、本気で吐き気がこみ上げる。
いや〜、甘く見てましたわ。
野菜の多少悪くなったのなんて、そうたいしたモンじゃないと思ってた。凄い味だった。
冷蔵庫に残ってたのを慎重にチェックして、無事なヤツを刻んでソースにして帰って来たけど、お母さん食べたかな。

母が箪笥の整理をしていて、昔のいただき物のハンカチをいっぱいもらって帰った。







8/20(水)

いや〜、お恥ずかしい。
やっと、やっと、確定申告、提出しました。
本当に恥ずかしいぞ…。

どうせ例年通り大赤字なんで、まあ適当と言えばそうなんだけど、なんだか経費はいちいちキッチリ計算してしまう。
当たり前か。
大幅に遅れて、でも源泉徴収分は返して欲しいんだけど…受け付けてくれますでしょうか?
ダメだったら今年度分に追加するよ、うん。

しかし長い事赤字申告続きだったので、ちゃんと収入があった頃の書き方を忘れてしまったわ。
来年あたり、黒字に返り咲きたい…と、言うか、そうでないともう、本当に干上がってしまう。
今だって家賃、水道光熱費、交通費、通信費で、すでに大赤字。資料やら取材やら、本当〜に、全然できない!
こんな生活で、創作活動が滞らないハズがない。
あー美術展行きたい、映画館行きたい、芝居見たい!!!
旅!旅行もよ!取材旅行。
ああ、身体より先に心が枯れてしまう。







8/22(金)

久々、なんてモンじゃなく、忘れた頃に、髪を切る。
ちょっとね、本当は短くしたくなかったのよ。
何となく、だけど。
伸ばして、お出掛けの時は毛先クルクルして、というのが夢で、なかなか巻き髪が上手にならないうちに、もう髪が傷んでどうにもこうにも仕方無くなっちゃって。
自分で毛先切りそろえたりはしてたけど、もはや毛先だけではラチがあかない、と、諦めた。

で、プール(&シャンプー)の後、家の近所の"1000円カット"の店に久々〜に行ってみたら、うん?中で髪切ってるのは見えるけど、何か様子が違う…???
と、入り口の料金表を良く見たら、「カット¥4500」になっていた!
そうかヒサシが変わってたんだな、こちらも見れば「1000円」の文字は無い。危ない、危ない。
確か駅前に新しい1000円カットの店ができたはず、と思い、そちらへ戻る。
こっちに客取られたのかもな。
若いイケメンのお兄ちゃんに「肩あたりでバッサリ、前は眉毛で揃えて」と告げて、あっと言う間に終了。この手早さが好きだ。
使った櫛をくれるというのでもらって帰る。

あーシャンプーが楽だ!
髪とかすたびにからまってストレスだったので、本当〜に、スッキリサッパリした。
…でもちょっと、寂しい。








8/23
(土)

恒例多摩川花火大会、今年もNさんHさんと三人で見物に。
朝から妙に涼しくて、昼過ぎから雨が降り出し、どうなる事かと思ったが、取りあえず決行のつもりで用意する。
雨の中プールに行って、泳いでる間に日が射して来た!ヤッター!
スーパーで缶ビールを仕入れて家に戻り、身支度、レジャーシートをバッグに入れて、出発。
余裕を持って出たつもりが、乗り換え駅で電車が止まってる!「人身事故による遅れ」うわぁ…。
雨上がりで蒸して来た灼熱のホームで、それでも待つ事15分程度で振り替え運転の車両が到着。
浴衣姿、けっこう多い。やはり数年前に比べ、格段にセンスが良くなってる印象。

Nさんのお宅で待ち合わせ、17:30河原へ出発。
ここ何年か定位置になっている、世田谷区の打ち上げ場の対岸の場所を確保、伸び切った雑草を押し倒してシートを敷く。昼間の雨で地面が心配だったが、グシャグシャという事も無く、程良く地熱が奪われてて快適だった。
しかし、去年はあまり気にならなかったが、今年は場所取りが目立ったな。場所を取るなとは言わないが、荷造り紐を張り巡らして名前を書いた紙を真ん中に置いて、誰も待機してないとか、それは無いでしょう。建前では場所取り禁止なのだし、現に散々放送でそう言ってるのに。せめて場所取り要員一人は置いておくのが筋だと思うんですが。
「縄解いたろか」と言いつつも隙間を見つけてシートを敷く。日本人は本当におとなしいね。

座って落ち着いて、開始まで一時間半以上。すっかり晴れて秋のように高い空が、次第に凄い夕焼けに。

食事制限中のNさんが、『マクロビ弁当』を人数分作って来てくれた。す、素晴らしい!!飲まない二人を前に一人ビールを開けて、いただきます♪
コーンとユカリのご飯に、ヒヨコ豆とセロリのマリネ、お麩のガーリック焼き、レンコン団子、青唐辛子のじゃこ和え…あと何だっけ。
マクロビオティックとはよく耳にはするが、まあ動物性の物を減らして無農薬野菜中心の身体に優しい食事、というような内容らしい。
料理の腕も良いのでしょうが、見た目よりずっとボリューム感もあり、美味しくて、言われなければ肉が無いのも気付かない程満足感があった。ご馳走様でした。

開始時間直前まで明るくて、大丈夫?と思ったが、そこはちゃんとしたもので、時間通りに暗くなる。しかし川下の方は、高層マンションが増えてしまって、暗くなっても空が暗くない。
そして始まる打ち上げ花火。世田谷の打ち上げ場所の対岸、ほぼ真正面に陣取れたので、本当に特等席だ。
もう……内容は、毎度ながら大興奮で、中盤で理性が振り切れた。
なぜこうも、火花は興奮を誘うのか。
今年は特に、仕掛けと打ち上げを組み合わせたものが多く、そして綺麗だった。毎年色数が増えているような。毎年見慣れない形が上がるし、凄いね。
ここ数年、世田谷をメインに見物して、遠く川下に見える川崎の打ち上げを時々横目で見ては「やっぱ世田谷だよね」とい言い合っていたが、今年は川崎も頑張っていた模様。
前半は世田谷が地味めで、ちょっと負けて見えたくらい。まあ中盤から大盛り上がりだったんだが。終盤はもう、声も枯れよと叫びましたよ(笑)。
そうそう、去年は喉を痛めていて、花火大会で声がかすれてたんだっけ…今年はちゃんと、高い声も出ました、私なりに。良かった…。

開始直前に、すぐ前のちょっぴり空いた場所に、浴衣姿のカップルが座った。
大柄な白人男性と、ほっそりした日本女性。パナマ帽に生成りの浴衣の男性は、この場の誰より着こなしが良い。
目の前が仲睦まじいカップルで複雑な思いの独り身女三人だったが、花火が始まってしまえばすっかり忘れて…と、思ったら、仕掛けが始まったら二人して起き上がり、中腰になって見てる!君達は子供か。デカイなりしてからに(笑)。
後から聞いたらHさんは「動画撮ってたのに前の外人がデカイから映っちゃって」Nさんは「花火が盛り上がってる時前の二人が大きな音立ててキスしちゃってて」…そ、それは(笑)。

毎年帰り道は混み合って暑くて大変な思いをするんだが、今年は何故か意外にスンナリと進んで、暑さもさほどではなく、Nさん宅へ戻る。
去年もいただいた、自家製かき氷をいただきつつ、Hさんが撮っていた動画(動画と知らずに隣で大騒ぎしてた声も入ってる!)を見せてもらう。
何故だか、大玉が破裂した時の「ドーン」という音が入ってない。小さい花火の「パンパン」は聞こえるし、人の声もちゃんと入ってるのに。
音が大きすぎて拾えないのか、音域がデジカメの範疇を超えているのか……???謎。
そしてNさんが「近頃これにハマッてるの」と見せてくれたのは、刺繍。凄いです。東欧のどこだったかの図案ですと。クッションからシャツにまで!着たいよそのシャツ!!
先日巾着を送ってくれたN子さんといい、こちらのNさんとい…漫画が上手い人は手芸なんてお手の物、なのね。器用な上にセンスがいいと来たモンだ。
なんか深く納得してしまった。







8/31
(日)

終わっちゃいましたよ、8月が。
…って言うか修善寺から10日も経っていたのか…その間ナニもしていない、私。
仕事収めてから一月間…何もしていない。うげげ。

で、毎日何してたかと言うとだね。
久しぶりの大作
うん、お裁縫の(爆)。
実家で掘り起こした、伯母の着物の中で、その中でも茶色いシミが酷くて(コーヒーでもこぼした?)着ては歩けないけど、すごく惜しい!と思う羽織りが一枚。
柄も可愛いし羽裏も素敵。シッカリした厚手の、多分絹物。
取りあえずザブザブ洗ったら(懲りもせず…)見事に縮んだ上に、汚れは殆ど薄くもならなかったんで、もう着物としては諦めて、解いて伸ばして、ジャケットにする事に決めた。
裏地が何しろお気に入りなので、裏もそのまま使おうと思ったんだけど、ちょと足りないんで一部他の生地で継ぎ足して。
解いてみたら、思ったより汚れが酷く、使える部分が少なくて、裁断に物凄く時間がかかり、更に久々の裏地付きなんで時間がかかり。
いや〜たいへんでした!

まだまだ暑いんで、裏付きジャケット着て歩くのはちょっと先かな。
早く涼しくなーれ、と思ったり、何もしないで涼しくなっちゃう〜と焦ったり。