作業療法
■チェック用語
・作業療法
応用的動作能力、社会的適応能力の回復等を目的とします。
身体障害者の運動機能(応用的動作能力)の回復を目的とする、手工芸、
木工、印刷、農耕、園芸などの作業による療法です。
ここでいう応用的動作能力とは、起床、食事、排泄等の
日常生活動作(ADL)のことです。
・日常生活動作(ADL)(Activities of Daily Living)
食事、排泄、着脱衣、入浴、移動、寝起きなど、日常の生活を送るために
必要な基本動作すべてを指します。
高齢者の身体活動能力や障害の程度をはかるための重要な指標です。
・できるADL(capabilityADL)
リハビリテ−ションの訓練時等にはできるけれども、実生活では実行して
いないADLです。
評価・訓練時の能力です。
・しているADL(performanceADL)
実生活で実行しているADLのことです。
・するADL(targetADL)
将来的に実際の生活の場で実行する「目標」としてのADLです。
最初に、「するADL」の具体的なやり方を想定し、それを実現するために、
どのような順序で「しているADL」を実行させるかを決定し、その上で、
「できるADL」としては何をどのように訓練していくかの優先順位を
決めていきます。
■補足
ADLについては、以前にも取り上げています。
今回は、「できるADL」「しているADL」「するADL」の違いについて
です。
また、ADL評価法のひとつの「FIM」
「Functional Independence Measure」を略して「フィミ」と読みますが、
1983年のアメリカ合同リハ医学会の議論から生まれた評価法です。
これは「している」ADLを評価します。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~h-it/mlcont/mc0012.htm
こちらは、リハビリテーション検索に便利なサイトです。
「リハビリテーションゲート」
http://homepage3.nifty.com/rehagate/
[ Index ]
[ Home ]