ADL
■チェック用語
・ADL(Activities Of Daily Living)
日常生活動作。
普段の生活において必要な動作(食事や排泄、入浴、移動、寝起など)
すべてのことを指します。
1)食事動作
2)更衣動作
3)整容動作
4)トイレ・入浴動作
ADLには、BADL(Basic ADL:基本的日常生活動作)と
IADL(Instrumental ADL:日常生活関連動作)があります。
一般的にADLとBADLは同義的に使われています。
<医療>介護の基本
・IADL(Instrumental ADL)
日常生活関連動作。
BADLの身の回り動作(食事、更衣、整容、トイレ、入浴等)・移動動作
の次の段階です。
具体的には,買い物、洗濯、電話、薬の管理、財産管理、乗り物等の日常
生活上の複雑な動作をいいます。
・BI(Barthel Index)
ADL評価法の中で最も用いられてきたもの。
すべて自立していれば100点、すべて介助してもらっていれば0点という
採点法で、食事、整容など10項目に5点から15点の配点がされています。
・FIM(Functional Independence Measure)
1983年のアメリカ合同リハ医学会の議論から生まれた評価法です。
より細かな変化が捉えられるように7点(完全自立)から1点(全介助)までの
7点法となっています。
運動系の項目が13、認知系の項目が5で、認知系の項目が入っていること
で、頭部外傷の患者の認知障害にも対応しています。
その場で何かの動作をさせて採点するのではなく、生活している状況をその
まま採点するのが特徴です。
園田のリハビリテーションの広場
http://www.mars.dti.ne.jp/~shigerus/
■補足
介護保険制度は、ADL・IADLによって「できる・できない」を調査し、その
結果に基づいてその人に必要な介護レベルを決めています。
厚生労働省 介護保険制度
http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/
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