「光通信の投資銘柄(2025年版)続編」音声データ、建設株と銀行株、老人は株を買うな、
CAPEレシオの40倍超え
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ショートコラム(2025年10月)
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■CAPEレシオの40倍超え(2025年10月25日) |
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CAPEレシオ(Cyclically Adjusted PER:景気変動調整後の株価収益率)がついに40倍を超えました。株式市場の歴史において、この水準は1999年から2000年のかけてのITバブル以来、2回目です。 21世紀に入り、世界株価の相関性が高まったため、米国株が割高であれば他国もほぼ同等であると考えてよさそうです。その一方で「いまどき、もうこんな指標は役に立たない。時代遅れだ」という指摘があることも事実です。 個人的には「シンプルに考えて割高なのだから、長期投資家が慌てて株を買うような局面でもあるまい」と静観しています。 もっとも私のような投資家は少数派かもしれません。なぜなら株式市場は見ているだけよりも、参加しているほうが、はるかに楽しいからです。 【CAPEレシオの推移】
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■老人は株を買うな(2025年10月16日) |
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現在ビジネスに掲載されている『わが投資術 市場は誰に微笑むか』の著者、清原達郎氏のインタビュー記事から引用します。 株が趣味だという人以外の70歳以上の投資家は、全部現金でいいと思います。お年寄りは(株価を戻して新値をとってくるまで)待っているうちにお亡くなりになるかもしれませんよ。 つまり今の日本株は、老人が新たに株を買うような水準では決してありません。逆に20代から40代の方で、NISAで積み立て投資をされている方は相場のレベルなど気にせずそのまま続けていればいいのでしょう。 同感です。東証はもはや鉄火場と化しており、私のような還暦を過ぎた者がノコノコ出ていく場所ではないと認識しています。 もっとも、まだ若い方であれば、損失額の上限を授業料として払ってもいい金額に設定したうえで、経験値を上げるための試行錯誤を続けるのはありです。 ただインデックスの積み立て投資に関しては、今すぐに始める必要はないように感じました。長年にわたって投資を続けるつもりなら、スタート時期が2〜3年遅れても全く問題ないからです。 これは個別銘柄投資にも言えることですけど、不況の風を感じてから、そろりそろりとやってみるイメージでちょうどいいような気がします。 足元の状況は「年齢に関係なく、自己資金を運用している投資家が新たに株を買うような水準」の到来に備えた準備を行う局面です。 「段取り八分、仕事二分」という言葉のとおり、今のような時期をどうやって過ごすかで、将来のパフォーマンスが決まると言っても過言ではありません。 |
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■建設株と銀行株(2025年10月10日) |
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四週連続で株式投資セミナー講師の仕事が入っており、おかげさまで忙しくさせてもらっています。本当にありがたいことです。 さて本題に入ります。会社四季報秋号を見ていて、もっとも印象に残ったのが建設株と銀行株のチャートでした。 たしか1980年代後半のバブルでも相当に上昇したと聞いており、株探のロングチャートで確認してみるとそのとおりでした(下図)。 まさに下手な成長株顔向けの急騰を演じているものの、建設業や銀行業はもはや成長産業ではありません。 生成AIや自動化技術の進展により生産性が劇的に向上することを見越しているのか、それとも我が国で長らく続いた金融緩和時代の徒花なのか、果たしてどちらなのでしょうか。 【大成建設(1801) 年足チャート】
【横浜FG(7186) 年足チャート】
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■「光通信の投資銘柄(2025年版)続編」音声データ(2025年10月2日) |
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9月28日(日)に開催したバリュー投資塾「光通信の投資銘柄(2025年版)続編」音声データを発売します。 光通信の純投資は「株式を買うということは、その会社のビジネスを一部有すること」という考えに基づいています。いわゆるバフェット流を実践している、我が国では稀有な存在です。 私たち個人投資家にとって、光通信のような大株主になることは難しいかもしれません。しかしながら、たとえ100株の投資であってもパーシャル・オーナー(部分所有者)としての視点を持つことはとても重要です。 そこでセミナー当日は、世間一般の株式投資セミナーとは異なる、パーシャル・オーナーとしての立ち位置から9銘柄の分析を試みました。 なお今回の音声データに限り、ボイスレコーダーの故障で収録できなかった、7月26日(土)開催「光通信の投資銘柄(2025年版)」のセミナーテキストと資料を特別付録として収めています。 ご購入を希望される方はメールにて、氏名、電話番号(メール不達など、何かあった際の連絡にのみ使用します)を記入してお申込みくださいませ。折り返し、振込口座のご案内をいたします。
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