年金を早めに受け取るべきかトライアルHDの西友買収3月のバリュー投資塾
タイミーのビジネスモデルとバランスシート全員が億万長者「2024年のIPO銘柄」音声データ
自社株買いに対する見解ROEとROIC

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ショートコラム(2025年3月)

■ROEとROIC(2025年3月31日)NEW!

アバントグループ(3836)の統合報告書2024から引用します。

ROEは、通常DuPont分解すると、売上高純利益率×総資産回転率×財務レバレッジと表現されますが、以下のように展開することも可能です。

Augmented DUPONT Formula(拡張DuPont式)

この式は初めて見ました。さらに簡略化すると以下のように展開できます。

●ROE=ROIC×(投下資本/自己資本)

つまりバランスシートに現金預金など投下資本(純運転資本や純固定資産)以外の資産を多く抱えている企業は、必然的にROEよりROICが高くなります。

この手の隠れ高収益企業を多く見つけたいものです。


■自社株買いに対する見解(2025年3月28日)NEW!

アバントグループ(3836)の統合報告書2024に掲載されている、春日CFOの自社株買いに対するコメントを興味深く読みました。

正直なところ、私個人としては自己株式の取得については、グループ内で優良な投資機会がないことを表明することになりかねず、現預金の使途としては望ましくないと考えていました。

ところが、グループCEOとの対話や取締役会での議論を通じて、現預金が自己株式へと変わることにより、従業員および役員のインセンティブ報酬や将来のM&Aなどに活用する可能性が広がること、また、少なくとも短期的にはROE向上に寄与することで株価の上昇も期待されることを改めて認識しました。

流動性には十分配慮しなくてはならないものの、今後も現預金を有効に活用する選択肢の一つとして、適宜実行することになるのではないかと思います。

自社株買いの是非について、手短にまとめられています。個人的には「成長投資を優先することが、長期的な株主の利益につながる」と考えていることから、自社株買いに諸手を挙げて賛成するわけではありませんけど、今後の参考にしたいです。


■「2024年のIPO銘柄」音声データ(2025年3月25日)

3月22日(土)に開催したバリュー投資塾「2024年のIPO銘柄」音声データの編集作業が終わりました。

今回のセミナーでは、いつもに増して活発な意見交換が行われ、私自身、たいへん勉強になりました。参加された皆さんにお礼を申し上げます。

個人的にも、会場での議論を通じて「本気で投資チャンスを探ってもいいかな」へと気持ちの傾く銘柄があったほどです。そんな雰囲気を、音声データから味わってみませんか。

ご購入を希望される方はメールにて、氏名、電話番号(メール不達など、何かあった際の連絡にのみ使用します)を記入してお申込みくださいませ。折り返し、振込口座のご案内をいたします。

「2024年のIPO銘柄」音声データ

セット内容

zip形式の圧縮ファイル約62MB(mp3形式の音声データ約271分、pdf形式のテキスト92ページと資料付き)

2025年3月22日に開催した大阪セミナーの音声を収録・編集しました。映像は含まれておりません。

データ代金

銀行振込 29,700円

Googleドライブ経由によるデータでの受け渡しです。メールに添付する形で行います。希望される場合は音声CDの送付も承ります。

テーマ

2024年に上場した86社の中から有望銘柄を探ります。

テキスト
目次

第1部 2024年のIPO概要
1−1 IPO件数の推移
1−2 業種別の件数
1−3 業種別一覧表(情報・通信業)
1−4 業種別一覧表(サービス業)
1−5 業種別一覧表(その他の業種)

第2部 情報・通信業
2−1 キッズスター(248A)
2−2 visumo(303A)

第3部 サービス業
3−1 JSH(150A)
3−2 WOLVES HAND(194A)
3−3 フィットイージー(212A)
3−4 タイミー(215A)
3−5 Schoo(264A)
3−6 ラクサス・テクノロジーズ(288A)
3−7 リスキル(291A)
3−8 dely(299A)
3−9 令和アカウンティングHD(296A)

第4部 その他の業種
4−1 光フードサービス(138A)
4−2 トライアルHD(141A)
4−3 イタミアート(168A)
4−4 レジル(176A)
4−5 カドス・コーポレーション(211A)
4−6 INGS(245A)
4−7 シマダヤ(250A)
4−8 インターメスティック(262A)
4−9 ガーデン(274A)


■全員が億万長者(2025年3月18日)

かつてテニススクールで同じクラスだった、大手製薬会社グループの役員さんから聞いた話が印象に残っています。

本社の古参社員は、お茶くみのおばちゃんまで、持株会で全員が億万長者や!

そのうえ自社株の割安な局面では、財務部門の人がわざわざ知らせてくれるので、各自の証券口座でも買い増していたとか。

優良企業に対する長期投資の効果を再認識させられたエピソードでした。

今さらながら、こんな投資に憧れます。単位未満株をコツコツ買い続け、 株価の割安な局面では単位株を買い増せば、実行は可能です。ちょっと考えてみましょうか。


■タイミーのビジネスモデルとバランスシート(2025年3月10日)

2024年のIPO銘柄において、いちばん注目できる会社は、何と言ってもスキマバイトサービスのタイミー(215A)です。

3月22日のセミナーに向けて、分析を行ってみたところ、ビジネスモデルとバランスシートに関して少しだけ気になる点がありました。

クライアント(雇用主)は初期費用、掲載料無料で、「タイミー」に最短1時間から求人情報を掲載できます。 ワーカー(働き手)は勤務終了後、すぐに報酬を受け取れます。

クライアント、ワーカーともメリットの大きいサービスであり、2018年に提供を開始した「タイミー」が急成長できたわけです。

ところでタイミーは、どうやって儲けているのでしょうか。実はクライアントに対して一時的に立て替えたワーカーへの報酬を請求する際、タイミーの取り分である30%の手数料を上乗せしているのです。

一例をあげれば、ワーカーの報酬5,000円を立て替えた場合、手数料1,500円を上乗せした6,500円をクライアントへ請求します。バランスシート上では、売掛金1,500円、立替金5,000円が計上されます。

いわゆるキャッシュアウト先行型のビジネスモデルに該当するため、不足する運転資本を短期借入金などで調達しなければなりません。

足元では業容の拡大に伴い、バランスシートも膨張しています(下表)。同社への投資にあたっては、この点を留意する必要がありそうです。

【タイミー 貸借対照表(単位:100万円)】


■3月のバリュー投資塾(2025年3月8日)

3月22日(土)に開催するバリュー投資塾のテーマは「2024年のIPO銘柄」です。

2024年にIPOを行ったバラエティ豊かな86社の中から、私なりの視点でピックアップした20社の銘柄分析を行います。

ご参加を希望される方はメールにて、氏名と電話番号(交通機関が遅れた場合など、非常時の連絡にのみ使用します)を記入してお申込みくださいませ。折り返し、振込口座などのご案内をいたします。

なお、お申し込みは3月18日(火)までとさせていただきます。まだ残席がございます。

ご注意:ケーススタディを盛り込んでいますが、銘柄推奨を行うセミナーではありません。

3月のテーマは「2024年のIPO銘柄」です

日時・場所

2025年3月22日(土) 10:30〜16:50 大阪・天満橋

人数

10名様程度

受講料

銀行振込 29,700円 当日現金 33,000円

3日前までのキャンセルは返金いたします。以後のキャンセルは音声データでの受講に振替させていただきます。

テーマ

2024年に上場した86社の中から有望銘柄を探ります。

テキスト
目次

第1部 2024年のIPO概要
1−1 IPO件数の推移
1−2 業種別の件数
1−3 業種別一覧表(情報・通信業)
1−4 業種別一覧表(サービス業)
1−5 業種別一覧表(その他の業種)

第2部 情報・通信業
2−1 キッズスター(248A)
2−2 visumo(303A)

第3部 サービス業
3−1 JSH(150A)
3−2 WOLVES HAND(194A)
3−3 フィットイージー(212A)
3−4 タイミー(215A)
3−5 Schoo(264A)
3−6 ラクサス・テクノロジーズ(288A)
3−7 リスキル(291A)
3−8 dely(299A)
3−9 令和アカウンティングHD(296A)

第4部 その他の業種
4−1 光フードサービス(138A)
4−2 トライアルHD(141A)
4−3 イタミアート(168A)
4−4 レジル(176A)
4−5 カドス・コーポレーション(211A)
4−6 INGS(245A)
4−7 シマダヤ(250A)
4−8 インターメスティック(262A)
4−9 ガーデン(274A)


■トライアルHDの西友買収(2025年3月5日)

時価総額2,496億円のトライアルHD(141A)が西友を3,800億円で買収するという、ビッグニュースが飛び込んできました。

資金調達は、同社の健全な財務体質を活かし、手元資金に加えて銀行から3,700億円を借り入れ、エクイティファイナンスの実施予定はないとのこと。

しかしながら、この買収により財務の相当な悪化が見込まれます。まず資産の部では、無形固定資産に純資産の2倍を上回る巨額ののれんが計上されるはずです。

のれん2,630億円=西友の買収額3,800億円−連結純資産1,170億円

次に負債純資産の部では、おそらく固定負債の長期債務に純資産の3倍を上回る3,700億円が追加されます。さらに総資産にも3,800億円が追加され、バランスシート全体が2倍以上に膨張します。

私のように財務を気にするのであれば、いったん投資対象から外すことになるでしょう。ビジネスモデルは気に入っていたのですが・・・。

もっとも同社の純運転資本は700億円を超える余剰を生み出しており、資金繰りの心配は不要です。

純運転資本▲713億円=営業債権11億円+棚卸資産464億円−営業債務1,092億円−前受金等96億円

それに加えて現社長の亀田晃一氏はみずほ出身の銀行マンです。計画に手抜かりはないと考えるのが自然かもしれません。

また首都圏における西友の好立地を入手できたとポジティブに受け取ることもできます。皆さんはどう思われたでしょうか。

【トライアルHD 連結貸借対照表(単位:100万円)】

トライアルHD 連結貸借対照表(単位:100万円)


■年金を早めに受け取るべきか(2025年3月1日)

本日、病院で検査を受けてきました。

もともと心配性のうえに、投資家として2008年のリーマンショックや2011年の東日本大震災を経験している私は「常に最悪の事態を想定して、予め手を打っておく」ように心がけています。

万が一、悪性であれば「3月のセミナーを延期し、5月に依頼されている株スクールの外部講師も断りを入れ、年金を直ちに受け取ろう」と決めていました。

結果ですが・・・まったく異常なし。今月22日の大阪セミナーに向けて、いったん中断していたセミナーテキスト作成に励む日々を送ることになりそうです。

さて問題は、受け取るつもりだった年金です。私たちは本能的に自信過剰なため、つい「自分だけは大丈夫」と思いがちです。

しかしながら、いつまでも元気でいられるとは限らないわけです。65歳を待たず、年金生活に入ったほうがいいのかもしれません。

とりあえず一安心したものの、今後の人生設計に関して、改めて考えさせられた一日でした。



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