毒まんじゅう、事業家レベルの投資、IPO銘柄は2年目が面白い、
元気指数が年初来高値を更新、ふりーパパさんのWEBセミナー、
下落相場は寝て過ごす、デフレ時代の勝者、喜んでいいのだろうか
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ショートコラム(2012年12月)
■喜んでいいのだろうか(2012年12月31日) |
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今年は、自分の描いていた株式投資がやっとできた年でした。リスクコントロールを重視する以上、TOPIXに負けても止むを得ないと思っていましたが、幸いにも上回ることができました。ただ、反省すべき点も多々ありましたので、改善策を検討して、来年に活かしたいです。 一方、本業の角山オフィスに関しては、売上の低迷が続いています。昨年のような、職業訓練講師の臨時収入もなかったため、サラリーマン時代の年収を大幅に下回りました。そのため、副業の投資収益が本業の数倍に達するという「喜んでいいのか、悲しむべきか」よく分からない状況です。 私は、専業トレーダーになりたいとは思いません。何からの形で、本業を通じての社会貢献を果たしたいと考えています。 それに、自分の実践している「リスク管理優先型のバリュー投資」は、短期的に大きなリターンを得られる手法ではありませんが、資産形成を目指す多くのサラリーマン投資家にとって参考になると自負しています。 投資については、今年でメドが立ちました。とにかく、来年は、本業のテコ入れです。 |
■デフレ時代の勝者(2012年12月24日) |
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下のグラフをご覧ください。これは、2000年代における、現金の消費者物価(消費者物価指数)に対するリターンです。 世の中がデフレ傾向にあったことから、現金の価値が上がりました。1999年に100万円をタンス預金にしておれば、物価の値下がりにより、2011年末には103万7千円相当になりました。たとえ僅かでも、金利のつく定期預金にしておれば、もっとリターンは良かったでしょう。 ちなみに、1999年末といえば、ITバブル真っ盛りでした。株で持っていれば、銘柄によってはかなり損しているはずです。住宅地も、よほど人気のある場所以外は値下がりしています。そのうえ、円高により海外旅行も安くなりました。 以上のように、デフレ時代の勝者は、現金だったのです。ただ、この傾向がいつまでも続くとは限りません。新政権が本気でインフレ政策を進めれば、現金が不利な状況に置かれることは間違いないでしょう。投資家なら、そのことをよく認識しておく必要がありそうです。 |
■下落相場は寝て過ごす(2012年12月20日) |
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『続マーケットの魔術師』に登場しているケビン・デーリーという投資家とふりーパパさん(WEBセミナー動画)が同じ趣旨の発言をしていました。 それは「下落相場は寝て過ごす」というアドバイスです。買い持ちオンリーの(空売りをしない)投資家であれば、下落相場に対する一番の対応は「参加しない」ことですから。 私自身も、2008年の手痛い教訓を活かして、今後はそうするつもりです。自己資金を運用する立場としては、なるべく損しないことを最優先に考えたいです。 |
■ふりーパパさんのWEBセミナー(2012年12月19日) |
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エンジュクにて、ふりーパパさんのWEBセミナー動画が公開されています。ブログの印象から、強面の方だと思っていたのですが、とてもざっくばらんに話されていました。 投資に対する考え方も、シンプルながら、的を外されていないのはさすがです。やはり、実績をあげている投資家の話はうなずける部分が多いですね。いつくか、投資のヒントを得ることができましたので、さっそく実行してみようと思います。 |
■元気指数が年初来高値を更新(2012年12月16日) |
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11月8日の記事にて紹介した元気指数こと東証マザーズ指数ですが、400ポイントを上回り、ついに年初来高値を更新しました。マザーズ銘柄の上昇により、個人投資家が元気を取り戻し、資金の回転も効いてきそうです。 新興市場は、株価の値動きが一方通行であり、いったん上がり出せば止まらない傾向にあります。この勢いがいつまで持続するかにも注目したいですね。来年あたり、新興市場の成長株に期待できるかもしれません。 |
■IPO銘柄は2年目が面白い(2012年12月9日) |
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私自身、年末年始に行うルーチンワークがあります。それは、直近1年間のIPO銘柄すべてに目を通すことです。IPO銘柄は、成長株の宝庫であり、その中から株価の大幅に上昇する銘柄の現れる可能性が高いからです。 下図はリブセンスのチャートですが、IPO銘柄の特徴がよく表れています。 ●上場直後・・・上場人気もあり、株価は乱高下する IPOは年後半に集中することから、2011年に新規上場した銘柄の買い時は2012年になります。つまり、IPO銘柄は2年目のほうが面白いのです。 そういうこともあり、次回のセミナーでは、2012年のIPO銘柄46社をすべて分析してみます。なお、有望度に応じた重みづけを行うため、簡単にすます銘柄もあれば、時間をかける銘柄もあります 。 ご参加を希望される方はメールにて、氏名(漢字とカナ)、郵便番号、住所、電話番号、カナ振込人名(ご本人と異なる場合)を記入して申込みください。折り返し、振込口座などのご案内をいたします。 ご注意:ケーススタディを盛り込んでいますが、銘柄推奨を行うセミナーではありません。
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■事業家レベルの投資(2012年12月5日) |
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エンジュクブログの執筆メンバーは、なかなか豪華な顔ぶれです。その中でも、別格なのがふりーパパさんでしょう。個人投資家というより、事業家レベルの投資をされています。 もちろん、株式投資も手がけられていますが、極めて王道的なやり方のようです。 ●難しい局面を避け、やさしい相場で儲ける こう書いてしまえば簡単ですが、実際に相応の金額を投資して、成果を出されているのは素晴らしいことです。今回、エンジュクより無料動画が公開されていますので、興味をお持ちの方はご覧になることをおすすめします。 |
■毒まんじゅう(2012年12月4日) |
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オフ会の帰り際、ある投資家さんが耳元でささやきます。「この銘柄、いいですよ。実は、○○さんも持っているそうです」 家に着くなり調べてみると、たしかに割安で優良なバランスシートを持ち合わせた銘柄でした。翌日、買ってはみたものの、株価は鳴かず飛ばず。2か月後、業績下方修正の発表により損切りする羽目に陥ります。 みなさんは、このような経験をお持ちではないでしょうか。恥ずかしながら、私は何度かあります。人のせいにするようで恐縮なのですが、この手の銘柄で儲かったことはまずありません。要するに、自分の流儀でなければ取れないのが投資の世界なのです。 『世紀の相場師ジェシー・リバモア』には「親しい、信頼のおける友人からさえ、また全くの善意から“毒まんじゅう”が届けられる始末である」という記述があります。 バリュー投資家に悪人はほとんどいないはずです。でも、お近づきのしるしに、好意で教えたとしても裏目に出るのがマーケットの現実。セミナーにて、私がどの銘柄を買っているのか聞きたがる方もいらっしゃいますが、いつも口をつぐんでいます。大切なお客様に“毒まんじゅう”を出すことはできません。 |
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by 角山智