本の読み方人的資本私への10の質問簿記3級を受験します相場観という感覚
企業価値とEV/EBITDA倍率帰ってきた敏腕投資家アリになれたトヨタキリギリスにさせられたGM
投資家の明暗を分けるもの信用評価損益率簿記試験まで10日あまりとなりました下げ相場に思う

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ショートコラム(2006年5月)

■下げ相場に思う(2006年5月31日)

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人間、誰しもミスをするものです。私が長らく勤めていたシステム部門では、プログラムの記述を一行間違えただけで大変な影響が出ました。「客先に迷惑を掛けてしまう」「製品が出荷できない」エンドユーザー(利用部門)はカンカンです。私も大きなミスをして、製品の出荷を半日止めたことがあります。

電話の向こうからは怒鳴り声、あわてて状況を確認して、血の気が引きます。「なんていうことをしてしまったのか」悔やんでも悔やみきれません。

しかし、ここからが正念場です。「起きてしまったことは仕方がない。どうリカバリするかだ」と気を取り直します。

原因を追及して、応急対応を実施します。手作業の方が早い場合は、エンドユーザーに頭を下げ、協力を請います。社内には、状況を逐一連絡します。とりあえず原状を回復させてから、根本的対応や再発防止策を取ります。対応が終わると、利用部門に詫びを入れ、対応方法を報告して一件落着です。

ほっとしながらも「みんな、さぞかし怒っているだろうな」と思いきや、意外とそうでもなかったりします。社内では、ミスをした後の行動を見ているのです。対応をきちんと行えば「雨降って地固まる」ではありませんが、逆に信頼度がアップしたりします。その積み重ねが、自身の評価にも繋がります。

人間、ミスをしながらも、そうやって成長していくものです。間違いを通じて、その対応方法や間違わないやり方を学ぶのです。

ところが、株式市場では、下げ相場でミスをすると逃げ出してしまう投資家が多いですね。「自分は間違っていない」と意地を張る投資家もいます。下げ相場は「下げ相場にどう対応するか」を学ぶのに絶好の機会なのにです。


■簿記試験まで10日あまりとなりました(2006年5月30日)

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簿記3級の試験日(6月11日)まで、10日あまりとなりました。ある方からメールで教えていただいた「日商簿記検定過去問題集3級出題パターンと解き方」でパターン学習を行っているところです。進み具合は2/3程度で、そろそろお尻に火がついてきました。正解率はあがってきたのですが、引っかけ問題で失点するなど、まだまだです。

試験日までは飲み会もなし、来週は仕事も止めて本番形式の演習に専念するつもりです。簿記3級は勉強すると受かるはずなので、落ちるとかっこ悪いのです。さて、どうなりますやら。

え、株式投資の話題がないって。それどころじゃないのですよ(苦笑)。


■信用評価損益率(2006年5月27日)

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愛犬こなつさんのところに「信用評価損益率」という指標が出ていました。私自身、信用口座を持っていないので、この指標には疎かったのですが、興味を持ちました。

トレーダーズ・ウェブのデータよりグラフを作り、ジャスダックインデックスと並べてみると、連動性が見受けられます。損益率が改善された後に相場が下落しているのです。昨年12月は損益率がプラスに転じており、かなり過熱していたことになります。グラフには入っていませんが、2004年5月のブラックメイ前も損益率がプラスでした。

信用残の推移

マーケットの過熱感を計る指標として、参考になりそうです。以前のコラムで取り上げました「書店の株本コーナー」と「電車の宙吊り広告」に「信用評価損益率」を追加したいと思います。

尚、週刊SPA! が株式特集を組まなくなったと怒っている方がおられますが、なかなかどうして、先見の明がありますね。これからは週刊SPA! の動向にも注目しましょう(笑)。


■投資家の明暗を分けるもの(2006年5月24日)

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稲虎さんも書かれていますが、個人投資家の投資マインドが低下しているようです。「ついさっきまで、バカ騒ぎしていたくせに」と嫌味の1つも言いたくなりますね。やはり、多くの投資家は、目先の利益にしか興味がないのでしょうか?

昨年のようなマーケットでは、誰でも儲けることができます。問題は「市場に稲妻が輝くとき」がほんの一瞬であることです。その後は、長く苦しい下げ相場が続きます。そこをどう乗り切るかが、投資家としての明暗を分けます。

私は株式投資をはじめて10年になりますが、最初の7年間は、いいことがほとんどありませんでした。1997年には拓銀や山一証券の破綻があり、2003年春には日経平均8千円割れを経験しました。株価が下がり続ける中「自分のやっていることは間違っているのだろうか・・・」と自問自答する毎日でした。

しかし、下げ相場を耐えたからこそ、2003年からの3年間で持株は4倍になったのです。株価が下げ続けた結果、市場には「電卓を叩くまでもなく割安」な銘柄がゴロゴロしていました。今から振り返れば、信じられない状況です。

これからどうなるかはわかりませんが、私の経験では「株式市場で楽しいときは一瞬で終わり、苦しいときが圧倒的に多い」が実感です。ある程度は覚悟しておいた方がいいかもしれません。

多くの投資家は下げ相場でマーケットから足が遠のきます。でも、下げ相場であっても我慢強く投資を続け、割安な銘柄を拾っておけば、いつかは「市場に稲妻が輝いて」果実を得ることができるのです。確かなことは、いつ「市場に稲妻が輝く」か予測できないこと「市場に稲妻が輝いた後で」参加しても手遅れであることです。


■アリになれたトヨタ、キリギリスにさせられたGM(2006年5月21日)

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トヨタ自動車とGM(ゼネラル・モーターズ)の業績が明暗を分けています。絶好調で世界ナンバーワンが視野に入りつつあるトヨタ、一方で破綻がささやかれるGM。どうして、こんなに差がついてしまったのでしょうか。

私は株主の影響も大きいと考えています。

トヨタの経営陣と株主は、おそらくこんな会話をしていたのでしょう。

トヨタ「このお金は、将来のためにとっておきたいのですが」
株主 「どうぞ」

トヨタ「このお金は、研究開発のために使っていいでしょうか」
株主 「どうぞ、ご自由に」

「ROE(株主資本利益率)が低すぎる」「現預金ばかり貯め込んで・・・」青い目の株主には意義を唱えるものもいました。しかし、大勢の株主に温かく見守られたトヨタは長期的視野で経営に取り組むことができたのです。

一方で、GMの経営陣と株主は、こんな関係だったはずです。

GM「このお金は、将来のためにとっておきたいのですが」
株主「配当として、株主に還元しなさい」

GM「このお金は、研究開発のために使っていいでしょうか」
株主「そんなことより、落ち込んでいる目先の業績を何とかしてください」

強すぎる株主は、ほとんど全てを持ち去っていきます。

アリになれたトヨタと、キリギリスにさせられたGM。

さて、キリギリスはこの冬を越すことができるのでしょうか。


■帰ってきた敏腕投資家(2006年5月16日)

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まだ、株式市場に割安銘柄がゴロゴロしていたときの話です。

当時は、ブログなどなく、サイトを開設している個人投資家も少数派でした。投資家同士の交流は、インターネットの掲示板を通じて行われていました。世間は「株なんて、買えるものじゃない」という雰囲気でしたから、筋金入りの投資家ばかりで、意義のある情報交換ができたものです。

その後、株価の上昇とブログの普及により、数多くの個人投資家サイトが開設されます。投資家層の拡大は喜ばしいことです。

一方で、高いレベルでの情報発信を行っていた少なからずの敏腕投資家が消えていきました。理由は、何となくわかります。
■自分の望んでいたレベルでの情報交換ができなかった
■一財産築いてセミリタイアした
■気の合う仲間だけと情報交換をしている
といったところでしょう。

やがて、彼らが活躍していた掲示板も消えていきます。そして、彼らのHN(ハンドルネーム)だけが、伝説のように、古くからの投資家の胸に刻み込まれるのです。

「あの頃は楽しかったなあ」「今は、どうしているのだろうか・・・」

そんな中、1人の敏腕投資家が帰ってきました。10年間のリターンが2019%(21倍)の実績を持つ、eye4uさんこと木下洋介さんです。有料コラム「投資の本質」を出されています。有償ですが、価値(バリュー)のあるものです。

「彼の話を真剣に聞いていれば、私も億万長者だったのに」そう振り返ることがあります。今からでも、遅くないということでしょうか。


■企業価値とEV/EBITDA倍率(2006年5月15日)

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会社の値段」を読み終えました。森生明氏は名著「MBAバリュエーション」の著者でもあります。本格派の「MBAバリュエーション」に比べて「会社の値段」はわかりやすく書かれていますから、入門書を卒業したい初心者の方にもおすすめです。

森生明氏の主張は単純明快であり、読んでいても気持ちがいいです。企業価値を計るにはEV/EBITDA倍率(簡易買収倍率)だけで十分であり、DCF法など必要がないというのも主張の1つです。

企業価値とEV/EBITDA倍率

図に書いてみましたが、おおまかにはその通りであり、EV/EBITDA倍率の良さを再認識した次第です。もっとも「万能な指標はない」ことも事実ですから、ある指標を過信し過ぎるのも禁物です。

参考までに図の説明をしておきます。ここでは、営業利益70億円、当期純利益35億円、減価償却費30億円の企業をイメージしています。PERは20倍(時価総額700億円÷当期純利益35億円)で割安とは言えません。ところが、EVが400億円(時価総額700億円+有利子負債100億円−現預金400億円)、EBITDAが100億円(営業利益70億円+減価償却費30億円)につき、EV/EBITDA倍率(EV÷EBITDA)では4倍と割安になります。これは、PERではキャッシュフローや非事業用資産まで計算できないためです。


■相場観という感覚(2006年5月12日)

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ときどき「角山さんの相場観を聞かせてください」と言われる方がいます。実は、困った質問です。なぜなら、私は「相場観」を持っていないからです。

マーケットが今後どうなるかなんて、誰にもわかりません。それが分かれば、苦労しないわけです。

下手な「相場観」は「先入観」になります。人間がもともと持っている偏見は、投資に対して好ましくない方向に作用します。「相場観」を持つと、ますます「心のバイアス」を増幅させてしまうのです。

プロ野球のバッターは、ヤマをはります。ただし、ヤマをはるのは、三振のリスクがない2ストライクまでです。そして、彼らは3割打てばバッターとして評価され、リターンがプラスです。ヤマをはるのは合理的な行為です。

ところが、マーケットで「下がりそうだから」とカラ売りして、思惑が外れると大変な目にあいますね。

私は、マーケットに対して、なるべくニュートラルなスタンスで望みたいと思っています。「上がるか下がるかはわからないけど、割安なものが見つかれば買っておこう」という考え方です。

当たらない「相場観」を身につけようとするのは無駄な努力に思えます。株式市場の歴史(バブルと暴落の繰り返し)や行動ファイナンス(投資家心理)の勉強をした方がいいのではないでしょうか。

そういう私にも、行動の元になるロジックはあります。「マーケットの勝者は少数派であり、誰でも儲かるのはおかしい」というものです。結論がこうなるように、筋道を考えます。

だから、本屋の株本コーナーがばかばかしい状態になってくると「ちょっと危険かな」と感じるわけです。

まあ、他にも危険信号が点滅していますので、日本株に対しては慎重に見ています。しかしながら、持株を売り払うようなことはしません。一定のポジションは持っています。

繰り返しになりますが、私は「相場観」を持っていないので、それにもとづく行動もしない、ということです。


■簿記3級を受験します(2006年5月9日)

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昨日、申込みを済ませてきました。6月11日(日)に簿記3級を受験します。理由は個人事業主の税金対策にも書きましたとおり、複式簿記に基づく「損益計算書」「貸借対照表」を提出して65万円の青色申告特別控除の適用を受けるためです。記帳ができればいいのですが、せっかくだから簿記3級も取得しようと思いました。

申告に関しては「やよいの青色申告」のようなソフトを使えば、データ入力だけで済みます。ただ、カラクリが理解できないと納得できないのです。これは性分ですね(笑)。

4月中に「新検定簿記講義 3級商業簿記」を駆け足で終え、今は「新検定簿記ワークブック 3級商業簿記」を駆け足ですすめています。やっと仕訳で手が動くようになってきました。

試験まで後1か月ですが、4冊目の企画やセミナーの案作りなど、仕事が入ってきました。試験前は3冊目の最終校正にぶつかりそうです(泣)。何とか一発合格したいのですが、ちょっと弱気です。


■私への10の質問(2006年5月7日)

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ある方から「10の質問」をいただきました。ご本人の了解を取り付けましたので、ショートコラムでお答えしたいと思います。

Q1.一日に何通くらいメールが来るのですか?

A1.まあ、一桁です。

Q2.その中には「そんな基本的な事、俺に質問する前に、勉強してくれよ!」と言う内容のものも結構ある?

A2.グーグルの検索結果を返すことがたまにあります(笑)。

Q3.今年に入ってからの「ショートコラム」や保有銘柄を拝見すると、妙に慎重(弱気?)ですが、その理由は「株本コーナーの拡大、大衆誌の株式特集、初心者の大量参入etc」との事ですが、今ってそんなにヤバい時期でしょうか?。もしそうなら、これらの理由以外に具体的に何かあるのでしょうか?(例えば鉱工業生産指数とか、東証平均PERの水準上昇とか)。それとも単に感覚的なものなのでしょうか?

A3.株価がどうなるかはわかりませんが、日本株については、警戒すべき時期であると考えています。私は、当たらない専門家のマクロ分析より、書店の株本コーナーと電車の宙吊り広告(大衆誌の株式特集)を指標として使っています。「ホントは教えたくない資産運用のカラクリ (3) 「錬金術入門」篇」の著者も同じ考えのようです。

Q4.上の質問に関連してますが、マーケットタイミングを読もうとしてらっしゃいますか?

A4.そんな芸当はできません(笑)。

Q5.DCFを用いて企業価値評価を弾いていると、「これってひょっとして単なる数字遊び?」と思う事がある?

A5.理論株価のカラクリにも少し書きましたとおり、そう思うときがあります。会員制レポートでは、DCF法による理論株価を掲載することもありますが、他の方法と併用しています。

Q6.サラリーマンを辞めて、今まで以上に(投資に対して)慎重になってきたなと感じる事がある?

A6.そうですね。

Q7.サラリーマンを辞めて、ストレスに対する抵抗力が落ちてきたと思うときがある?

A7.何ともいえないです。

Q8.不動産投資にはまだ興味がある?

A8.あります。

Q9.株に関する事を職業にしたり、自分のパフォーマンス等をHPに公開する事によって、「他人の目を気にしない」とか「マイペースで投資が出来る」「パフォーマンスを気にしない」など個人投資家の持つメリットを自分は捨てているのでは?と思う事がある?

A9.会員制レポートでは、月末のポートフォリオを公開していますので、品薄株は当月中に仕込み終わるようになりました。自己責任で追随買いされるのは、会員さんの自由ですから。

Q10.ショートコラムの一番嫌いな仕事で久々にお顔を拝見しました。頬がふっくらとしているようですが、少し太られました(笑)?。

A10.どうやら、そのようです(苦笑)。


■人的資本(2006年5月5日)

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臆病者のための株入門」の著者、橘玲氏の主張は「最大の資産は自分自身である」です。「最新版 投資戦略の発想法」で木村剛氏も似たようなことを言われています。

これを「人的資本」と呼ぶそうです。生涯賃金が3億円の平均的サラリーマンを、長期金利1.5%で割り引くと、40歳で1億9千万円の価値があるとしています。

40歳の時点で、1億9千万円の金融資産を持っているサラリーマンは少ないでしょうから、ある意味では正しい考え方です。でも、ちょっと疑問があります。

まず、税引き前で計算しているところです。個人事業主の税金対策にも書きましたが、そこそこの年収であれば、税金・保険料で1/3は持っていかれます。実質的な生涯賃金は2億円です。

次に、割引率に長期金利を使っていることです。今の長期金利は低すぎますし、リスク・プレミアムが付加されていません。サラリーマンであっても、リストラされたり、病気で働けなくなるリスクは存在します。割引率は、公務員で5%、民間企業で7〜8%、自営業で10%程度が妥当ではないでしょうか。

さらに、事業価値と同じように考えるなら、FCF(フリー・キャッシュフロー)を使うことになります。家計でいえば、貯蓄額になります。

では、私の人的資本を計算してみましょう。自営業なので割引率10%、年収700万円、税引き後(手取り)500万円、FCF(貯蓄額)200万円とします。計算を簡単にするため、年収700万円が一生続く仮定にしました(死ぬまで働きたくはありませんが、笑)。

収入ベース 7,000万円=年収700万円÷割引率10%
税引き後ベース 5,000万円=手取り500万円÷割引率10%
FCFベース 2,000万円=貯蓄額200万円÷割引率10%

税引き後ベースの5,000万円が妥当な線でしょうか。自営業ですから、昇給は見込めないし、退職金もなく、割引率も高くなります。

もう一つ、人的資本とアセット・アロケーションには関連があります。公務員のように人的資本から安定した収入を得られる場合、投資でリスクを取ることができます。ところが、自営業のように収入が安定しない場合、リスクの少ない運用が無難です。

最近はアセット・アロケーションに関するコラムが増えています。「角山は、今さら何を言ってるのか」と思われるかもしれませんが、皮肉にも独立を果たしたことにより、リスクを軽減する必要性に迫られたわけです。


■本の読み方(2006年5月3日)

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4/30付けの昨日買った4冊の本を読まれた方から「どうしたら半日で4冊も読めるのか」と質問をいただきました。

本を速く読むコツとして、私は「読まないところを増やせばいい」と思っています。

一回目の読書では、
■冗長な記述
■引用と思われる箇所
■面白くない章や節
は読み飛ばすか、流し読みをします。

荒っぽいですが「この本のポイントはどこなのか」をつかむような感じで読んでいます。名著と言われようが、自分のとってのポイントがなければ「じっくり読んでも無駄な本」です。「あ〜、失敗だった」と嘆いて、その本は終わりです(笑)。

ポイントがつかめれば、時間のあるときにゆっくり読み返します。サラリーマン時代は、カバンに入れて電車の中で読んだりしました。

これは投資においても重要なことです。細かいことにとらわれず、おおまかに全体像を素早くつかむことが大切です。成功している個人投資家は「ざっとしているように見えるが、ポイントは外していない」方が多いようです。



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