22`05/20(金) -21:18- 先日、BD+DVDを購入して「バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」を観ました。
と言う事で、今回は新たに制作された、実写映画版「バイオハザード」です。 ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の旧作を監督したポール・W・S・アンダーソンも製作として関わっていますが、監督は別人。 お話も繋がりは無く、ゲーム版biohazard(1作目のリメイク版)とBIOHAZARD2を基本にした、新たなる実写映画版「バイオハザード」になります。 詳しい内容としましては、主人公であるクレアは原作と違い孤児として養護施設で暮らしていて、兄クリスとは養護施設時代に別れ別れに。 実は、子供の頃施設で被検体として使われそうになったところを逃げ出した為、アンブレラが非合法な実験をしている事を知っています。 この時助けてくれたのが、先に被検体となっていたリサ・トレヴァー。 彼女が、オリジナルの1作目には存在しない、リメイク版のキャラ。 クリスの方は施設で災禍無く暮らし、研究者であるウィリアム・バーキンの世話になり、学校も出て警察にも就職しているので、ウィリアムを父のように慕っています。 久しぶりに訪ねて来て、アンブレラについて警告するクレアを、最初は信用しません。 他の主人公たちの1人ジルは、原作同様クリスの同僚ですが、黒人の女優さんが演じているのが所謂ポリコレって奴ですかね(-ω-) 白人キャラを黒人にするってのは、むしろ白人差別な気がしますけどね。 やるなら、黒人キャラを新規に加えれば良いのに。 もう1人の主人公であるレオンが、一番原作とは違うかも。 原作では着任初日と言う意味で新米警官でしたが、決して無能者ではありません。 プレイヤーが操作するので、むしろ新米なのにめっさ有能。 でも、この映画のレオンは、無能故にミスを犯し、それを親の権力のお陰でラクーンシティへの左遷で済んだ、と言った役どころ。 無能者で活躍もしない、ただのヘタレくんにされてしまいました(^^; 一応、美味しいところは持って行きますが、このレオンじゃ後に大統領直属のエージェントになんかなれないだろうなぁ(^Д^; キャラや物語の展開は、基本biohazard+BIOHAZARD2なんですが、細かい部分で随分違います。 洋館事件とラクーンシティ警察署から始まる2の物語が同時進行的に起こり、アルファチームがブラヴォーチームを捜索に行く形ですが、ブラヴォーチームは警邏中の警察官2人みたいだし、バリーやレベッカは登場しません。 洋館も警察署も、ボリューム的には大した事無いし、タイラントや追跡者は出て来ない。 ダイジェストとまでは言わないまでも、2作品を混ぜて1作品にしているので、ひとつひとつのエピソードが薄味気味ですね。 映画としての方向性は、アクション映画よりもホラー、ゾンビ映画寄り。 それ自体は、正しい選択だと思う。 もしアクション映画として作るなら、どうしてもミラ主演の1作目と比較されます。 シリーズとしては途中から独自路線で評価も分かれるでしょうが、1作目だけで言うならアクション映画としてかなりの傑作です。 それを越さなければならないとなると、ハードルが高くなりますからね。 路線を変える事は、危機管理として正解。 ただ、結果としては中途半端でした。 アクション映画としてのハードルは下がりましたが、「バイオハザード」の映画である以上原作再現のハードルは健在で、ホラー、ゾンビ映画としてのハードルもあります ですが、原作リスペクトは感じられますが、改変が過ぎます。 レオンのヘタレもそうですが、ウェスカーのキャラ配置も全然違うし、レオンとエイダも出逢いません。 エンディング中にちょっとしたシーンが足されて続編がありそう的な演出がされていますが、現時点で原作から離れて行く事は確定してしまっているようなもの。 原作ファンだからこそ、リスペクトを感じながらも、わざわざの改変に疑問を持たざるを得ない要素も多かった。 シナリオ展開的に必要なキャラ配置の変更くらいなら良いけど、明らかな別物へと改変するのは控えるべきだった。 最初から、原作とは距離を取った映像化ならまだしも。 そして、ホラー、ゾンビ映画としても中途半端。 たくさん原作改変してあるのだから、もっと大胆にゾンビ映画的な展開にしちゃえば良かったんですよ。 あのヘタレレオンくん、定番だったら途中で生きたままゾンビにはらわた引きずり出されて死ぬ役でしょ(笑) ラクーンシティの破壊も原作とは違い良く判らない方法になっていましたが、やはり原作通りミサイル攻撃で地図上から消滅、って形にして、ゾンビになってしまったキャラや何とか生き延びたが逃げられなかったキャラが、ミサイルが着弾するのを眺めるバタリアン的なオチにすれば、もっと面白くなったはずです。 どうせやるなら、もう少し突き抜けて欲しかったですね。 てな訳で、アクション映画を避けたのは良いが、原作リスペクトとしてもゾンビ映画としても、ちょっと中途半端感が否めない出来。 しかしながら、最低限の面白さは描き出せているので、まぁこれはこれであり。 続編を作る気あるみたいだし、やはりバイオ自体好きな作品だから、今作も充分楽しめたし次作も楽しみです。 まぁ、フル3DCG版(▲)の方が、本編に繋げられる正式な外伝としての作りだし、内容的に面白いけど(^^;
22`05/09(月) -21:35- 先日、Xbox 360「Thief」をクリアしました。
と言う事で、今回はステルス主体の一人称視点アクションアドベンチャーで、一応盗賊なので進入先で盗みを働いて行くゲームです。 ただ、メインストーリィががっつり存在するので、純粋に盗みを楽しむようなゲームでは無く、あくまでも主人公が盗賊だから盗みでお金を稼ぐと言う形なだけですね。 雰囲気としては、以前遊んだ「DISHONORED(▲)」に近いです。 と言うか、ネットで調べた時には、「DISHONORED」の方が評価高そうだったので先に遊んだんですが、実際遊んでみると「Thief」の方が好みでしたね。 世間の評価と自分の好みは、やっぱり違うもんですね。 さて、詳しい内容の方ですが、架空のヨーロッパっぽい舞台で、銃器が無いくらいの年代。 オカルト的な雰囲気を持っていて、原初の力なる超常的な力を巡る物語となっています。 一人称視点のステルス系アクションアドベンチャーと言った風情のシステムで、暗闇に紛れ後ろを取り、気絶攻撃で敵を無力化しながら、マップ内を探索します。 闇色の装束なのも手伝ってか、闇に紛れていると結構近付いても敵に気付かれません。 視界に入らない、音を立てないと言う基本以外に、光を避ける事でステルス行動が出来るシステムです。 普通に正面からど突き合いも出来るし、回避行動もあるし、様々な効果を持つ矢を撃つ事が出来るので、一応好戦的に戦って行く選択も可能です。 防犯装置の一環として、犬と鳥もいます。 無力化する為に殺すのが、ちょっと可哀想(^^; 盗賊用のツールを買ったり、武器や防具、矢のアップグレードを買ったり、フォーカスと言う特殊能力を獲得、成長させる事で、ギャレットを強化して行く事が可能。 お金は盗みで稼げますが、フォーカスポイントはあるNPCに寄付をしたり、ステージ内の隠しマップで見付けたりして溜める事になります。 劇的な変化が起こるような成長は無いので、最低限のツール以外は、購入や獲得を渋っても大丈夫ですね。 もう少し、劇的な変化を起こすフォーカスがあったりした方が、より面白くなった気はします。 難易度は、NORMAL扱いのシーフで遊びましたが、戦闘メインなゲームでは無いので、難しくはありませんでした。 ただ、やり込み要素のいくつかは、徹底的に見付かりません。 シーフチャレンジと言う達成要素も、一部無茶な内容が含まれます。 クリアするだけなら問題ありませんが、完璧プレイを目指そうと思うと、かなりシビアなバランスと言えます。 「DISHONORED」のように、敵を殺したらバッドエンド、と言う制約が無いので、そこまでやり込みを気にしなければ楽しく遊べます。 ちなみに、ぐにゃぐにゃなアナログスティックでも気にならないで遊べたので、操作性は良いと思います。 それから、ファーストプレイ時には酔ったんですが(肩が上下するのを再現する感じで、画面が常に上下している)、2回目以降はほとんど酔わなかったので、多分慣れれば酔わずに遊べるゲームですね。 ひとつ残念だったのは、能力強化の買い物の中に、普通に遊んでいただけでは絶対獲得出来無い金額の商品がいくつかあって、当然データ引き継ぎの2周目があるんだろう、と2周目を遊ぶ前提でクリアしてみたら、クリア後自由にシティ内を歩き回れて、チャプターにも再挑戦出来る、やり残しがあったらそれも出来る、と言うタイプだった事です。 まぁ、チャプター再挑戦は、そのチャプタークリア後何時でも出来たから、その可能性はあったんですけどね。 でも、何度も何度も同じチャプター繰り返してお金を溜めて、それで高額商品を買う、ってのは、単調な作業の繰り返しに過ぎず退屈です。 それならば、データ引き継ぎで1周目よりもギャレット強くして2周目を遊ぶ、と言う形にしてくれた方が、絶対面白かったと思う。 引き継ぎプレイ無しにがっかりして、2周目遊ぶ気満々だったのに結局1周で終わったので、その意味で肩透かしを喰らいましたね。 洋ゲーあるあるの淡白な、そして意味不明なエンディングだった事もあり、クリア後感は良く無かった(-ω-) と言う訳で、内容的には「DISHONORED」よりも好みで、本当はもう1周遊びたいくらい楽しかったんですが、ちょっと仕様的に合わなかった。 「DISHONORED」よりは上で、「DEUS EX(▲)」には遠く及ばない感じ。 一応、開発会社は「DEUS EX」と同じEidosなんだけど、似ているのはエンディングが手抜きなところくらいか(爆) まぁ、ゲーム内容自体はとても面白かったので、充分おすすめ可能。 オカルトテーマな作品なんで、ホラーゲーム的な雰囲気もあるし、ステルスゲーとしての面白味もあるし、ゲームとしては確実に面白いゲームでした。 (ブログの方に頂いたコメント(▲))
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