19`02/23(土) -20:54- 先日、Xbox 360「darkSector」をクリアしました。
と言う事で、「DISHONORED(▲)」には爽快感が足り無かったので、何かしらガンシュー的なゲームが遊びたくて、積みゲーになっていた本作をチョイス。 本作は「バイオハザード4」や「Gears of War(▲)」みたいなゲームと言う説明がされる事がありますが、バイオ4ではありませんでした。 ビハインドビューなだけで、ゲーム性は全くの別物。 あちらはビハインドビューアクションアドベンチャー、こちらはビハインドビューアクションガンシュー、Gearsや「ヴァンキッシュ(▲)」と同じジャンルですね。 遊ぶ前はバイオ4っぽさを期待していましたが、そうでは無いと知っていたらずっと積んだままだったかも(^^; Gearsと「ヴァンキッシュ」は、個人的に駄目だったので。 でも、積んだままにしなくて良かった。 「darkSector」は、初めてしっくり来たビハインドビューアクションガンシューでしたヽ(^∀^)ノ 詳しいゲーム内容ですが、ビハインドビューのアクションガンシューで、カバーアクションと回避アクションを駆使して敵の攻撃をかいくぐりながら戦います。 体力は時間で回復するシステムで、敵は通常の兵士以外にゾンビなどのクリーチャーが登場。 全10チャプターあって、セーブはオートセーブ。 最大の特徴は、ウィルスに感染する事で主人公自身が異形化して右手に宿った、グレイブと呼ばれる刃のブーメラン。 これを主武装として戦って行くので、他のガンシューと一線を画しています。 ただ、多少問題もあって、グレイブがある事で通常の銃器が少なめ。 Gearsや「ヴァンキッシュ」同様、方向キー割り当て分しか装備出来なくて、→にハンドガン系、←にライフル/ショットガン系と2挺だけしか装備出来ません。 ↓は残弾等のチェック、↑はグレイブが光る……その上下いらんやろ(^Д^; 一応、敵が落とした銃器を拾って使う事も出来ますが、敵兵の主武装であるアサルトライフルとショットガンには、感染者対策のセキュリティー装置が付いていて、主人公も10数秒(?)すると使えなくなります。 ですから、基本的には使い捨てで、自前の銃器の弾薬節約程度にしか機能しません。 それでも、ロケットランチャーや携行ガトリングガンなんかにはそのセキュリティーは無いし、設置ガトリングガンや4脚戦車を利用する事も出来るので、それなりに武器のバリエーションは楽しめます。 惜しいのは、主武装であるグレイブのアップグレードが、完全にイベント進行のみで行われるところです。 新しい能力を獲得すると、その能力に合わせた障害が立ち塞がり、使い方を学びながら先へ進める様になっています。 それ自体は良いとして、ステージ突破に欠かせない部分は自動取得で構いませんが、それ以外の部分でカスタマイズ要素が欲しかった。 銃器の方にはアップグレード要素があるのですが、あくまでも銃器はサブウェポンに過ぎず、主武装であるグレイブにも強化して行く楽しみが欲しかったです。 グレイブには、攻撃だけで無くバリアや光学迷彩の能力もあるので、その辺や体力、防御力、敏捷性アップなどの成長要素があったなら、より一層楽しめたと思うのです。 そして、ホラーはホラーでもテイスト止まりで、まったく怖くはありません(^^; ゾンビもウィルス感染しただけの人間で、姿形の異形化も腐乱死体のそれでは無くクリーチャー然としたもの。 進化が進めばより人間離れして行くし、まったくゾンビっぽくありません。 何より、ガンシューですから脅威に対してがっつり戦えるので、別に怖く無い。 だから、個人的にホラーでは無くホラーテイストと表記(^ω^; あと、操作性に難あり。 アナログスティックの入力に対して反応が敏感過ぎるので、ふにゃふにゃふわふわした感じの操作感で、静止するのが一番難しい(^^; 特に、自分の箱○はもう古く、無線コントローラーの各種ボタンやスティックも劣化が進み、アナログスティックは多少入りっ放しになる傾向があるので、勝手に歩いてしまいます(-∀-; ただ、入力に敏感過ぎるのは確かで、仮にPC用に購入した比較的新しい有線コントローラーの方を使用したとしても、ふにゃふにゃなのは同じでしょう。 でも、実は大して問題じゃ無いです。 それと言うのは、アクションガンシューな為常に動き続けているし、カバーアクション中は移動距離が隠れている遮蔽物内に限定されるし、狙いを付けている時はカーソルの動きが遅くなるから敏感では無くなるので、操作感の所為で敵にやられるって事はほぼ無いからです。 せいぜい、探索など落ち着いた時に気になるくらいなので、ここはアクションガンシューだったのが不幸中の幸い。 自分と同じマニュアル車乗り向けに説明すると、ブレーキ離しただけで勝手に動くオートマのクリープ現象みたいなもんだから、慣れれば無問題w それから、ストーリィはつまらなくて、演出は淡白です(^Д^; 多分、このゲームの一番のマイナスポイント。 ただ命令通りに言われた事をやるだけで、主人公の行動に何がしかの魅力を感じる事も無いし、クライマックス前に特殊なスーツに身を包むんですが、実際に強くなったりもしないし演出的な盛り上げも無いので、ただただ淡々とステージが続く感じ。 チャプターごとにリザルトの様なものも無く、新しいチャプターが始まった時にチャプタータイトルが表示されるだけなので、ますます延々切れ目無く続いて行くだけと言う演出。 操作がふにゃふにゃでステージが淡々と続いて行くので、精神的に不安定になるw もう少し、地に足の着いた雰囲気が欲しかった。 と言った訳で、今まで遊んだビハインドビューアクションガンシューの中で一番しっくりと来ましたが、問題が無い訳でも無く、やり込み要素が薄い事もあって、結局1周で終了。 その1周自体はとても楽しかったですが、クリアで解放される最兇難易度とやらに挑戦するには至りませんでした。 とは言え、充分面白いアクションガンシューですよ。 携行銃器の少なさはグレイブがある事で欠点とまでは言えないし、グレイブの成長要素もあればもっと良かったけどアクションガンシューとしては無いのは普通だし。 操作感は悪い点だけどそこまで非道いものでは無く、唯一欠点と言えるのはストーリィと演出がつまらない事くらいです(^^; アクションガンシューとして、個人的には世間的に受けているGearsよりも、当然「ヴァンキュシュ」よりも、断然おすすめですヽ(^∀^)ノ ちょっとだけ注意したいのが、決して誰でも楽しめるほど易しい難易度では無い、と言う事です。 死んでもスピーディに再開されるからトライ&エラーが簡単なので、総合的に見れば難易度は低い部類なんですが、ボス系の敵が完全に決められた手順を踏まないと倒せないタイプなんです。 一応QTE仕様で、ただ掴まれたりボス系に特殊な攻撃を加えた時にABXYのいずれかを押す程度の簡単なもので、受付タイミングもシビアでは無いから、珍しくQTEなのにゲームをつまらなくしていません(^Д^; でも、そのQTEを発動させる条件を見付けてその通りに事を運ばないと、いくら通常攻撃でダメージを積み重ねようと決して倒せない。 だから、戦いながら倒し方を見付ける観察力、発想力と、それを実行するテクニックが必要。 だから、アクションゲームが苦手な人には、少々難易度が高いゲームだと思います。 それを踏まえて、特にストーリィを除くゲーム部分は面白いゲームなので、是非一度挑戦して頂きたいですね(^∀^; (ブログの方に頂いたコメント(▲))
19`02/15(金) -21:40- 先日、Xbox 360「DISHONORED(GAME OF THE YEAR EDITION)」をクリアしました。
と言う事で、以前から「DEUS EX(▲)」系のゲームとして目を付けていた本作を、中古が比較的安くなったので(2050円)ようやくプレイ。 期待のハードルが高かったのが災いして、個人的には残念なゲームとなってしまいました(^^; いや、決してつまらない訳では無いし、出来が悪い訳でもありません。 多くは好みの問題なんですが、全ての要素で「DEUS EX」の方が勝っているので(あ、「DEUS EX」はシリーズ通してエンディングが淡白と言う伝統があるので、エンディングは除くw)、先にもっと面白いゲームを知っている所為で物足り無さを感じてしまったと言う事情もあります。 まぁ、それだけでは無く、客観的に少しだけ疑問な部分もあるので、今回はあくまでも良く出来たゲームである事を前提として、好みに合わない部分や少しだけ疑問な部分を突っ込んで行きます。 まずは、世界観。 第1次大戦期のヨーロッパっぽい世界で、そこに魔法と言うオカルトが加わり、鯨油を使った架空の科学が混じっています。 曲者は、この鯨油科学。 この架空の科学を成立させる為、本当の大戦期ヨーロッパでは無い架空の世界にしなくてはならず、しかも鯨油って(^^; 正直、鯨油を蒸気機関に置き換えれば、普通にスチームパンクです。 雰囲気はスチームパンクそのもので、無理矢理オリジナリティを演出する為に鯨油にしている感じ。 鯨油は鯨に非道い行いをして採取するので、それこそ日本より世界に対していらん不快感を与えていそう。 無理矢理鯨油なんかにしたのは客観的に疑問で、個人的には鯨油無しの第1次大戦期ヨーロッパ+オカルトと言うホラーの定番の方が良かったと思う。 もちろん、鯨油では無く普通に蒸気機関にしたスチームパンクでも可。 個人的に、スチームパンクはあんまり好きじゃ無いけど(^^; 次に、システム。 経験値制では無いものの、ステージ中にあるルーンを集めてそれを消費しスキルを習得、ランクアップさせる成長システムがあり、他にボーンチャームを装備して色々な能力補助を受けられ、拾ったお金を消費して装備品のアップグレードをしたりと、充分やり応えのあるシステム。 画面はFPSで、多少歩いた時のカメラブレが大きく酔いやすいが、本当に多少なんで軽度の酔いで済んで我慢出来たし、設定で画面揺れを弄る事も出来るそう。 殺さずに気絶させる事も出来るが、背後を取っての首絞め以外だとボウガンの麻酔ボルトなどその手段は少なめ。 問題はここ。 このゲーム、出来るだけ人を殺さない事で評価が上がり、エンディングが良いエンディングになります。 そう、ゲームデザインとして殺さない方が良いとしている、これが問題。 と言うのも、スキルの中にはステルス特化のものもありますが、逆に殺し特化のものもあります。 ですが、良いエンディングを目指す場合、これらのスキルは無意味になります。 さらに、気絶させる手段は少なめだからやる事は同じになるし、そもそも真っ当な戦闘をしないから爽快感に欠けます。 多分、ぎりぎりで防御して相手を崩すカウンターとか、アドレナリンを溜めて一気に解放する必殺攻撃とか、殺しありきで戦えばそこそこ爽快感のある戦闘も可能なはず。 それから、リワイヤツールと言うアイテムを使って、防衛装置のコントロールを奪う、所謂他のゲームで言うところのハッキング要素もあるんですが、それでコントロールを奪った防衛装置が殺した場合も、自分が殺したとしてカウントされちゃいます。 ですから、折角ハッキングで有利に展開可能な場面でも、鯨油タンクを抜き取っての無力化1択(-ω-) そう言ったあれやこれやが、ゲームデザインとして損しています。 もちろん、評価なんか気にせずやりたい様にやる人とか、ステルス特化の方が好きと言う人なら気にならないでしょう。 ですが、ステルスも可能、長距離狙撃も可能(世界観的に「DISHONORED」に狙撃銃は無い)、正面からのドンパチも可能、ハッキングで敵戦力の利用も可能、さあどうぞお好きに、って感じで全ての選択肢に制約の無い「DEUS EX」の方が自分は好きです。 戦闘の爽快感なら、一応ステルス要素あるけど基本的には狙撃や正面からのドンパチがメインの「CRYSIS2(▲)」の方が好い。 「DISHONORED」も、ゲームデザインとして殺しに制約を掛けなければ、もっと面白かったはずです。 シナリオ内の選択肢や重要人物の生死だけで、フラグ管理すれば良いだけだもの。 実際、追加シナリオの方は殺し屋のダウドが主役なんで殺しまくってみたけど、後味の悪いエンディングでしたわ(^Д^; 話のついでに、その追加シナリオですが、女王を暗殺したダウドが主人公の外伝で、2つ合わせて実質7ステージなんですが、3ステージ分と残り4ステージ分とで分割されて2本に分かれています。 完全に繋がった1本の物語なんですが、2つの追加コンテンツ扱い。 これ、俺は全部入りのG.O.T.Y.版だから良いけど(良くは無いけど(^^;)、DLコンテンツは有料だったんかな? だったら、ただのボッタクリやん(-'-) わざわざそこで切る必要の無い場所で前半終わっているし、流石に引くわぁ。 本当、ゲームにとってネット環境って、百害あって一利ありだわ。 てな感じで、あくまで良く出来たゲームである事を前提に、若干残念な部分があり、大方好みに反し、センスを疑う部分もあり(^^; 途中、サブクエストながら理不尽な謎解きもあったし(グラニーの儀式に必要な結婚指輪)、ちょっと肌が合いませんでしたね。 少し酔うとは言え「RAGE(▲)」ほどには酔わなかったので、気に入ったら2周目も遊ぼうと思いながらのプレイでしたが、本編、追加シナリオともに、1周遊んで終了しました。 ハマら無かったので、ミニゲームの類はチャレンジすらしませんでした。 ですが、基本的には面白いゲームだと思いますよ。 少なくとも、客観的に残念だった部分もそこまで非道い訳では無いので、好みに合う人ならハマるほど楽しいと思えるはずです。 ポイントは、似非スチームパンク、非殺傷性ステルス特化、射撃武器がピストルとボウガンしか無いのでガンシュー色が薄い、と言った部分で、そこが好きならハマるでしょう。 反対に、自分の様にサイバーパンクの方が好きで殺しありのステルス&ガンシューの方が好みなら、是非「DEUS EX」をどうぞ。 ステルスも良いがもっとガンシュー色が濃い方が好みなら、是非「CRYSIS2」をどうぞ。 「DISHONORED」は、その2作には劣るが、良いゲームですよ(^∀^; (ブログの方に頂いたコメント(▲))
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