21`05/24(月) -21:12- 先日、PS2「真・女神転生V NOCTURNE マニアクス クロニクルエディション」をクリアしました。
と言う事で、今回はついにようやく、「葛葉ライドウ」シリーズ(▲/▲)を遊んだ時の本命、真Vです。 私は、「バイオハザード」が大好きで、その後「ディノクライシス」、「鬼武者」と遊びましたが、いまいちハマらず(それなりに面白かったけど)。 それもあって何と無く、「デビルメイクライ」は買うだけ買って未だ遊んでおらず(^^; だから、ダンテでは無くライドウが登場するクロニクルエディションを選び、且つこちらも実は未プレイだったけど、「葛葉ライドウ」を先に遊んだ事は正解でした。 やはり、同じアトラス、同じメガテン系だけに、しっくり来ます。 ま、そんな事もあって遊ぶまでに時間が掛かってしまいましたが、時間を掛けた甲斐はありました。 めっさ面白かったですヽ(^∀^)ノ さて、詳しい内容の方ですが、悪魔を仲間=仲魔として最大6人パーティーで戦うコマンド選択式RPG、と言うのが従来のメガテン。 真Vの場合、主人公が人間では無く特殊な悪魔、ヒロインがいない、最大4人パーティー(前衛後衛も無し)と言うのが、大きな違いになります。 主人公はマガタマと言う虫みたいな物を体内に取り込む事で悪魔となり、そのマガタマを付け替える事で様々な変化があります。 火炎無効などの属性が変わったり、能力値の上昇値が変わったり、獲得出来るスキルが変わったり。 ヒロインはいませんが、これにより主人公が魔法も覚えられます(従来は、主人公肉弾戦専門、ヒロインが魔法を習得)。 そして、主人公が死ぬとその瞬間ゲームオーバー。 それもあって、NORMALでもかなり難易度は高いです。 メガテン最大の売りである悪魔合体は、近作である「葛葉ライドウ」シリーズに近いです。 悪魔の区分は本編なので天使とか外道などいつも通りですが、スキル継承、悪魔のレベルアップは「葛葉ライドウ」系統。 3神合体はありませんが、イケニエ合体として3体目を指定する事で、より強い悪魔や一部特定の悪魔を作る事は可能。 他に、特定の悪魔が成長する事で、上位の悪魔に転生します。 これでしか誕生しない悪魔もいます。 戦闘も単なるターン制では無く、行動回数システム。 仲魔1体に付き1行動回数が付与され、行動順を次に回す、クリティカルヒットを出す、弱点を突くと、1/2回のみの消費となる。 反対に、攻撃を回避される、攻撃を無効化されると2回分消費してしまい、攻撃を反射、吸収されると一気に行動回数が0になります。 このシステムにより、単純に敵味方双方ともに見た目通りの行動回数とはならず、上手く立ち回れば一気に殲滅する事も、逆に一気に制圧される事もあります。 元々、相性で簡単に死ねるメガテンですが、相手の不意打ちで主人公が集中攻撃受けるだけでも充分死ねます(^^; 死んでもそう言うゲームって事で、気にしないでやり直せる気持ちが大事w 違うのは、世界観とストーリィもです。 真メガテンの1作目、U、NINEは直接繋がった世界ですが、ナンバリングタイトルながら全くの別世界。 真で崩壊する世界は当時の世界ですが、VではV当時の世界だから主人公携帯持っているし(^^; そして、世界の崩壊も違う形で行われ、Vでは東京受胎と言う名前で呼ばれます。 旧世界の滅亡と引き換えに、カグツチと言う創世の光を中心に頂く球状世界と化します(球の内側の世界で、見上げれば反対側が見える)。 旧世界の遺物、某60階建てのビルや議事堂などは面影を残しており、雰囲気としては真の滅亡後に近い。 その姿を変えた東京で、生き残った数名の人間たちが、新世界創世の為にコトワリを啓こうと競います。 コトワリとは、どんな新世界を築きたいかのビジョンであり、同時にそれを実現する為の力も必要とされます。 しかし、それを許されているのは人間のみであり、各地に生息する悪魔、人間を真似て作られたマネカタ、人間の残留思念である思念体にコトワリは啓けない。 つまり、悪魔と化した主人公には、コトワリは啓けません。 だから、自分のコトワリを啓くのでは無く、どのコトワリを支持するか、否定するかと言う流れ。 そう言う意味では、メシア教かガイア教かと言うメガテン的な要素が、形を変えたものですね。 で、そう言うメガテンらしさで言えば、確かに正規ナンバリングタイトルなのに全く違うので、やはり引っ掛かりはします。 しかし、メガテンとしてでは無くあくまでゲームとして評価するならば、個人的に今まで遊んだ全メガテンの中で一番面白かったですヽ(^∀^)ノ マガタマによる成長システムは、覚えられるスキルが8枠しか無いのでそこまで奥深くはありませんが、新しいマガタマを手に入れて行く事含めて楽しい要素でした。 悪魔がレベルアップしない方が好みなんですが、今回は成長すると上位悪魔に転生する仲魔もいるし、Lv.99で表記上はカンストだけどそのままレベルは上がり続けるので、仲魔のレベルアップの為に経験値稼ぎをすると主人公ばかりレベルアップしちゃってすぐカンスト、と言う事がありません。 レベルアップ作業が無駄にならないし、Lv.99越えでも相性で簡単に死ぬバランスなので、簡単になり過ぎる事も無い。 マニアクスで追加されたアマラ深界と言うダンジョンを探索するのも楽しくて、幅の広いやり込み要素が面白いです。 中ボスたちとのバトルも難易度高めで、ダンジョン探索も一本調子では無く、ある程度先に進まないと行けない場所を覚えておいて攻略したりと、一本道RPGながらゲーム進行もやり甲斐があり面白い。 ミニゲームのパズルだけは、ちょっと難し過ぎると思ったけど(^^; このパズル、最初は3時間くらい掛けて全20面中14〜15面までしか進めず、これは無理だと諦めました(-ω-) しかし、悔しくてついもう一度挑戦して、その時は30分くらいしか時間が取れなかったので14〜15面まで到達すら出来ずorz そう、一度クリア出来た面でも、次もすんなりクリア出来るとは限らない難易度なんですよ。 これは腰を落ち着けて、毎日1回ずつ挑戦し続け、いつかクリア出来る事を祈ろう、と考えた3回目でクリア(^∀^; いやぁ〜、無事自力クリア出来たけど、凄ぇ難しいよ、これ。 もう数面多く作れば、これだけで1本のパズルゲームとして売れるレベルやん。 正直、マガタマも手に入るミニゲームとしては、常軌を逸した難易度だと思う(^^; ただ、自力クリア出来たので、ぎりぎり肌に合った模様。 仮に、このパズルをギブアップしていたら、評価も変わっていただろうなぁ。 と言った感じで、ぎりぎりでしたが自分には合っていて、とても楽しく遊べましたが、全てが最高だった訳でもありません。 やはり世界観は真本来の方が良いと思うし、明らかにシナリオは劣ります。 と言うのも、メインテーマとなるコトワリが、メシア、ガイアを超えるほどの極論で、どれも共感出来ない代物。 だから全てのコトワリを認めず否定しましたが、そうしたら悪魔には創世出来ないからこのまま混沌とした滅亡世界で生きて行け、じゃ、ってカグツチ創世放棄w あんまりにも非道いエンディングでした(-ω-) で、もう一度パズル解くのもちょっと嫌だし((^^;)、悪魔全書しか引き継がないからいつもなら1周で終わるところなんだけど、エンディングは非道いし、いくつかやり残しもあったので、コマンド選択式RPGとしては久しぶりに即2周目開始。 NORMALでも充分難しかったから本当は難易度上げなくても良かったんだろうけど、悪魔全書を利用すれば途中からめっさ楽になってNORMALだと物足りなくなりそうだったので、地獄のHARDを選択。 うん、序盤凄ぇツラい(^Д^; 一番最初のほぼイベントバトルみたいなガキ1匹が相手でも、攻撃を回避されただけで簡単に死亡orz 他にも、もちろん被ダメージが増えているからそれだけで死にやすいし、不意打ち確率べらぼうに高くなっているからいつ「不意打ち→何も出来ないまま死亡」と言う展開になってもおかしく無いし、その上逃走不可(アイテム、スキルは有効)。 いやぁ〜、本当に地獄やHARD(^^; ま、最初は気付かなかったんだけど、実は悪魔合体のレベル上限も撤廃されているから、その気になれば序盤でも高Lv悪魔は作れるし、お金さえ貯まれば前周までの1軍仲魔を再召喚出来るので、邪教の館にさえ辿り着ければ充分戦える。 でも、悪魔合体のレベル上限があり悪魔全書も白紙な1周目で、この難易度HARDは無理過ぎね?(^^; そんなマゾプレイすら楽しむ猛者もいるんだろうけど、俺は1周目をHARDでやるのだけは絶対に嫌ですね。 ただ、2周目以降はHARDじゃ無いとやり甲斐無いです。 この2周目以降のやり応えも、よりハマれた要因だと思います。 最終的に3周遊び、全てのコトワリを否定してはいけないようなので、2周目では力こそ全て、優れた者だけが生き残る世界であるヨスガのコトワリを消去法で選び、同時にマニアクスで追加されたアマラ深界エンドも回収しようと思ったんですが、ラストダンジョンに上ってしまうとアマラ深界最下層に入れなくなるんですよね。 それに気付くのが遅かったので、結局2周目はヨスガエンド。 本当は、2つのエンディングを回収して2周で止めるつもりだったけど、最後の集大成として3周目アマラ深界エンドまで遊びました。 一本道シナリオのコマンド選択式RPGを一気に3周も遊んだのは、「ファイナルファンタジーZ」以来ですわ(^∀^; まぁ、仲間全員を使う為に3周したFFZとは違い、引継ぎ要素ややり込み要素込みの周回プレイだから、FFZのハマり方が異常だったんだけど(^ω^; で、悪魔全書100%はハナから達成する気が無かったので良いとして、個人的には1周目途中で一度見掛けたけど高Lvだから作れず後で作ろうと思いつつその時メモ取らなかったので作り方見失って二度と作れなかったシヴァ(笑)と、フトミミは作れたから多分サカハギ、いるかどうか判らないけど完全体マーラ。 この3体が作れなかった事だけは心残りでしたが、他は自力でやり込めたので3周で終了。 無事クリアしたので攻略サイトで答え合わせをしてみたら、シヴァは試した事あるはずの組み合わせでサカハギも難しくは無い組み合わせだったから、もしかしたら試した時月齢の関係で魔人合体になっていたのかな? マーラは作れず、アマテラスはいるとは思ったけど作りたいとは思っていなかったので良しとして、他にスカディ、ハヌマーン、セイテンタイセイは気付いておらず。 自力で悪魔全書100%目指さなくて本当に良かった(^^; 他に、トゥルーエンド扱いの先生エンドがあった事を知って、これはちょっと悔しい。 最初のバッドエンドである悪魔エンドとほぼ同じ路線で、アラディアへの受け答えが真逆だった模様(-ω-) あんな偏りまくったコトワリなんか全否定したいから至った悪魔エンドだったけど、上手く行けばその流れで先生エンドもあり得たとは…… 思えば、ペルソナも最初はバッドエンドだったし、メガテンスタッフの倫理観(?)と俺はズレているんだろうなぁ(^^; 他に、1周目でライドウを仲魔にしたけどシナリオ的には意味無かったので、合体も全書からの再召喚も出来ないから2周目、3周目はライドウ仲魔にしなかったんだけど、仲魔にしておけば実はアマラ深界エンドの後にゴウトの人修羅報告書とやらが読めたらしい。 ライドウプレイした後だから、これは読んでみたかった。 パズルは肌に合ったけど、先生エンドとライドウだけはズレちゃって、この2つだけは心残りですわ。 さすがに4周目をすぐ始める気は無いけど、いつかもう一度遊びたいと思ったら、3周目のデータでライドウを仲魔にしてからクリアし直して、先生エンドを目指して遊ぼうと思います。 てな訳で、久しぶりに好みに合致したハマれるRPGを堪能(^^) 当時、色々一新された事を毛嫌いして遊ばなかったのは間違いだったと思う反面、すぐに手を出していたら無印を遊ぶ事になっていた訳だから、今マニアクス クロニクルエディションを遊べたのも縁だなぁ。 とは言え、やはりメガテンらしさで言うなら真、真Uの方が上で、世界滅亡がダイジェスト的で唐突過ぎる、コトワリが偏り過ぎているからシナリオも真の方が上。 でも、ゲームとしては真や真Uよりも上って感じで、真、真U、真Vは個人的に別格ですね。 HD版が出た事も踏まえて、今からメガテンを遊ぶと言う人には、一番に真Vをおすすめですわ。 奥深さだけで無く、歯応えの強さまで含めて、メガテンらしさをしっかり味わえる傑作でしたヽ(^∀^)ノ
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