20`04/24(金) -21:02- 先日、Xbox 360「DRAGON AGE:ORIGINS」の2周目をクリアしました。
と言う事で、今回は「DRAGON AGE:ORIGINS」の2周目ですが、最近「MASS EFFECT」シリーズ(▲)を通しプレイした流れで、当時1周遊んだ後シリーズは放置していた「DRAGON AGE」シリーズも通しプレイしてみよう、と。 一応、Uにはセーブデータを引き継げるし(シナリオ的なフラグのみ)。 当時は、3クラスあってもパーティー制だから1周で全クラス体験出来ちゃうので再プレイしたいと思えない、と言う部分もあり、同梱の追加コンテンツ+別売りの追加シナリオ「AWAKENING」を含めて1周堪能しただけで終了しました。 ちなみに、ネット配信のみの「ウィッチハント」などは、前回も今回も未プレイ。 モリガンのその後は気になるんで、「AWAKENING」に同梱してくれなくて残念無念(-ω-) 前回はデイルズエルフの戦士(♀)だったので、今回はシティエルフ(のつもり)の魔道士(♀)をチョイス。 ちなみに、名前はエイダで、犬の名前はレオンw やってみて思いましたが、スペルの数がかなり多いので、クラス的には魔道士が1番面白いかも知れませんね。 で、前回の感想で、バランスが悪いので難易度HARD以上で遊ぶ気にはなれない、と書きましたが、今回はそのHARDでプレイ(^^; 2周目だから、と言うのも理由ですが、重視したのはフレンドリーファイアの有無です。 魔道士のスペルには、フレンドリーファイアが発生するものが多く、敵の強さ云々よりフレンドリーファイアの有無の方が、ずっと影響が大きい。 乱戦において、仲間がいる中にファイアーボールを撃ち込めるか否かは、ゲーム性そのものを変えます。 NORMALでもすでに敵は強いんですが、フレンドリーファイア無し。 HARDはむしろ敵が強過ぎるんですが、フレンドリーファイア有り。 あんまり楽過ぎてもつまらなくなるので、仕方無くHARDを選択しました。 えぇ、予想通り、めっさキツかったっス(^Д^; フレンドリーファイアを意識してスペルを使うのは楽しかったんですが、敵から受けるダメージが増え敵に与えるダメージが減るので(一応、思考パターンも変化すると書いてはある)、似非アクションRPGである本作では致命的。 そう、独特なシステムなので、難易度上昇分を腕でカバー出来るタイプじゃ無いんですよね(-'-; 命中回避が能力値によって決まるので、キャラを強くする他対抗策は無し。 この辺、今回遊んでいて「ソーサリアンオンライン」ぽいな、と思いました。 パーティー制だから、そっくりって訳では無いので、前回は気付か無かったけど。 それでも、本編はクエストがたくさんあるから、その時無理なら後に回して、強くなってから再挑戦出来るので、問題無くクリアは出来ました。 問題は、セーブデータのインポートが無い独立した番外編である「レリアナの歌」と、もう1本の番外編「アムガラックのゴーレム」。 どちらも、NORMALの時はさくっとクリア。 しかし、HARDだと問題発生。 レリアナの方は、基本的には戦えるんですが、隠し中ボスは強過ぎて倒せませんでした(-ω-) 市場で衛兵倒しまくると登場する、夜警隊長のグループが強過ぎ。 そして、貴族の邸宅内の鍵の掛かった部屋にいる、武器の達人とマバリのグループも強過ぎ。 繰り返しになりますが、命中回避などが能力値次第なので、独立シナリオのレリアナ、及び雑魚湧きしない本作システムでは、勝てる強さに出来ません。 武器の達人の部屋には、隠しアイテムが1つあるので、HARDでは完全クリアは無理ですね。 まぁ、通常の敵やボスは強いけど倒せる範疇なので、クリアは出来ますけども。 で、アムガラックの方ですが、こちらは完全に詰みました。 進行ルート上にいるゴーレムの一団が、絶対に倒せませんorz システム上、逃亡も不可能。 それで気付いたんですが、実はアムガラックって、本編の後では無く、「AWAKENING」の後だった模様(^^; いえね、本編パッケージ同梱の追加コンテンツだし、「AWAKENING」は別売の独立大型コンテンツですから、当たり前の様に本編の後だと思い込んでいました。 NORMALだと、本編の後でもクリア出来たし。 ですが、実際には本編クリア後のLv22〜23想定では無く、「AWAKENING」クリア後のLv34〜35想定のシナリオだったんですな。 それでも苦戦するほど、HARDでは敵が強かったです。 強かったですが、無事「AWAKENING」の後ならクリア出来ました。 以上の事から、本編→レリアナ(※)→アムガラック→「AWAKENING」では無く、本編→レリアナ→「AWAKENING」→アムガラックが正解。 (※レリアナは番外前日譚なので、本編以後ならいつでも問題無し。) と言う訳で、今回もしっかり堪能致しました。 基本的には、やっぱり面白いですねぇ(^∀^) でも、難易度HARDは駄目ですわ。 ゲームシステム上、敵が強くなる事が楽しさに繋がらないので、本来はNORMALが1番ですね。 フレンドリーファイアは惜しいけど。 ちなみに、難易度はさらに上、NIGHTMAREまであります(-ω-) えぇ、絶対に遊びません。 さて、今回の目的はシリーズの通しプレイなので、早速U始めました。 色々言いたい事はありますが、基本的には楽しいです(^∀^; 「MASS EFFECT」とは違い、あくまでも引き継がれるのはシナリオ面だけで、主人公は別人だしクリアボーナスも無いので、ほぼ普通の続編ですがw (ブログの方に頂いたコメント(▲)) 20`04/10(金) -21:10- 今日は、小説「ロードス島戦記」シリーズを最新刊(誓約の宝冠1)まで読み終えたので、シリーズの感想です。
と言う事で、今回は日本ファンタジーの代名詞であり、世界のファンタジーにも影響を与えた傑作シリーズ、「ロードス島戦記」の小説版を読み返しました。 ファンタジー畑では無い人向けに軽く説明すると、ファンタジーの内、ディズニーが得意とするおとぎ話系とは別に、アーサー王伝説に代表される英雄譚的ファンタジーがあり、これを一般にヒロイックファンタジーと呼びます。 このヒロイックファンタジ−の源流は各国の神話ですが、物語として現代のファンタジーの基となっているのは、指輪物語やコナンシリーズと言った小説です。 それらを基として誕生したゲームが、会話でルールのあるごっこ遊びをするテーブルトークロールプレイングゲーム(TRPG)。 ロードスは、そのTRPGの元祖であるダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)、及びその拡張版アドバンスドD&D(AD&D)で遊んだ模様を、リプレイとしてコンプティーク誌上で連載したのが始まりです。 今回読んだ小説版は、ロードスを作り上げたグループSNEのメンバーの中で、特にロードス制作の中心的な人物である水野良が書き上げたものになります。 コンピューターRPGのドラゴンクエストにより、世間一般へのファンタジー認知度が上がったので、そう言う意味では日本ファンタジーの代名詞はDQと言えます。 しかし、DQはかなり独自の世界観でもあり、正統派ヒロイックファンタジーの系譜はロードスとなります。 その影響力は大きく、今現在エルフの耳が長いのは、ロードスの挿絵として出渕裕が本編ヒロインディードリットの耳を長く描いたのがきっかけだと言われています。 旧来の亜人種の耳は、長いのでは無く尖っていました。 最近では二次創作の影響から巨乳のエルフも見受けますが((*^Д^*))、本来華奢で肉感的な魅力には乏しい、と言った、古典的なファンタジー感が、ロードスには全て詰まっています。 ロードスさえ読めば、日本ファンタジーの基礎が理解出来る、と言って過言では無いでしょう。 さて、ロードスのオリジナルはリプレイと言う事になりますが、今刊行されている単行本のリプレイは、後にロードス島戦記RPG(TRPGのルールブック)で遊び直したリプレイ。 D&Dでのオリジナルは、当時のコンプティークを揃えないと読めません。 それに、今回は中学生時分に好きで読んでいたけど、後にあんまり小説を読まなくなってしまい、ちゃんと最後(最新刊)まで読んでいない小説シリーズ読み直し、の一環です。 (これまでの読み直し→フォーチュン・クエスト(▲)デュアン・サーク(▲)ゴクドーくん漫遊記(▲)吸血鬼ハンター(▲)) なので、今回はあくまで小説版のみとし、ロードス島戦記→魔法戦士リウイ→クリスタニアと読む予定(リウイとクリスタニアは、ロードスの姉妹作)。 ちなみに、読んだ順番は、ロードス島戦記1〜7巻、ハイエルフの森(外伝)、黒衣の騎士(外伝)、スペル・コレクション(スピンオフ)、アイテム・コレクション(スピンオフ)、ロードス島伝説(発行順に1234短編集5)、新ロードス島戦記(発行順に1短編集23456)、新作誓約の宝冠1まで。 ハイエルフの森はヒロインディードリットの、黒衣の騎士はライバルアシュラムの外伝です。 ファンタジーファイルのスペル・コレクションは、本編登場の大賢者ウォートがストーリィテラーを務め、アイテム・コレクションはロードスに渡る前のカシュー陛下こと剣闘士ルーファスを描いた物語なので、ロードス島戦記の最後に読みました。 この辺、ロードス本編絡みの作品は、当時買って読んだものを読み直しました(黒衣の騎士はハードカバー、行方不明だったアイテム・コレクションのみ買い直し)。 伝説と新は冒頭数冊分しか所持していなかったので、今回改めて買い揃えましたが、一部在庫僅少でプレミア付いていました(^^; 電子書籍化はされているので、興味を持った方は電子書籍で読むのが簡単ですね。 それでは、まず軽く内容の説明をしますと、フォーセリアと言う剣と魔法の世界で、その中のアレクラスト大陸の南に浮かぶ島、ロードス島が舞台です。 このロードス島、神々の時代に大地母神マーファと破壊の女神カーディスが最終決戦をした場所で、マーファが倒れた場所が本島、カーディスが倒れた場所がロードスの南に浮かぶマーモ島。 マーファの恩恵だけで無く、カーディスの呪いも色濃く残っている土地柄で、各地に魔境、秘境が存在します。 そして、島の中で絶えず戦乱が続いている事もあり、大陸の人間には呪われた島と呼ばれています。 ロードス北東部の国アラニアの村、ザクソンに住む青年、パーンが物語の主人公。 彼は、父親が元神聖王国ヴァリスの聖騎士だった影響から、剣を志しています。 父親は不名誉除隊扱いであり、その名誉を挽回したいと、熱い正義感と逸る功名心を抱いて、傭兵などをしていました。 今は母と暮らすザクソンにあって、近隣に出没したゴブリンを倒そうと立ち上がります。 そんな正義感に溢れた魅力的なパーンですが、まだ若く未熟で、早速ゴブリンに殺され掛けます(^^; たった1人でゴブリンたちと戦おうとした無謀なパーンを放っておけ無かった、親友である神官戦士のエト。 見所はあるが危なっかしいパーンを見捨てず助けた、村に住む賢者スレイン。 そのスレインを訪ねていた、ドワーフの戦士ギム。 彼らは、それぞれに違う目的を持ちながらも一緒に旅立ち、途中で帰らずの森の妖精ハイエルフのディードリット、盗賊のウッド・チャックを仲間に加え、ロードスを影から操る灰色の魔女と戦う事になります。 正に王道ヒロイックファンタジーであり、主人公パーンの成長を追いながらロードスの戦乱を紡いで行く、大河戦記です。 一応、リプレイで言うなら、ロードス島戦記は3部に分かれており、部ごとに主人公が変わります。 しかし、小説版では2部の主人公オルソンは空気みたいな扱いだし、3部の主人公スパークも主人公然とした扱いは極短い(^^; まぁ、スパークは続編新ロードス島戦記では、がっつり主人公ですが。 取り敢えず、多少群像劇要素もあるのでパーン視点に限定はされませんが、ロードス島戦記の主人公はパーンと言って間違いありません。 そして、そんなパーンの成長を見守りながらなので、素直に感情移入して楽しめます。 個人的に、パーンとディードリットカップルの魅力が、そのままロードスの魅力と言って過言では無いと思っています。 外伝はそのディードリットと、パーンがついに勝て無かったライバルであるアシュラムのエピソードなので、とても楽しいです。 ハイエルフの森では、本編では端折られた帰らずの森が開かれたエピソードが語られたり、黒衣の騎士では、本編終了後船出したアシュラム一行がクリスタニアに流れ着くエピソードが語られたり。 水野良は、流れを鑑みエピソードカットを行うタイプで、伝説や新戦記でも結構重要そうなエピソードを敢えて端折った上で、後に外伝で補完しています。 ですから、短編集などの外伝もちゃんと読んだ方が、より本編も楽しめると思います。 まぁ、スペル・コレクションはスピンオフだしウォートの出番も少ないので無理して読む事はありませんが、アイテム・コレクションは読み物として面白いので、こちらはおすすめ。 次は、ロードス島戦記の30年前に起こった、魔神戦争を描いたロードス島伝説。 前日譚なので時系列で言えばこちらが先ですが、あくまでも戦記ありきの番外編。 戦記で語られた英雄たち、フレーベ、ベルド、ファーン、ウォート、ニース、灰色の魔女たち六英雄の在りし日の姿が感慨深く、それ込みの面白さ。 こちらを先に読むのは、まったくおすすめ出来ません。 一部、後から作られた前日譚故に、水野良が初期プロットよりも動き出したキャラクターたちを大切にする作家故に、戦記とは上手く繋がらない部分もありますし(^^; 内容の方ですが、ロードス本編でも触れられている、30年前に起こった魔神戦争を描いています。 ロードス南西の竜の国モスの小国スカード、その南にあるドワーフの石の王国が魔神復活により滅亡。 スカードの王子ナシェルを主人公に、ただ1人生き残った石の王国国王フレーベ、ナシェルの家庭教師であったベルドとウォート、彼らを中心に、魔神復活の真相究明と、魔神撃退の戦いが展開します。 六英雄の活躍も楽しいのですが、伝説最大の特徴は、出来過ぎた主人公ナシェルでしょうね(^^; 彼は、戦記では無関心が人の形を取った様だったウォートが、その才能に惚れ込み、ロードスの統一王になる事を、そしてそれを自分が補佐する事を、夢見てしまうほどの傑物。 かのベルドですら、もし自分が剣を捧げるならナシェルしかいないと、秘かに思いを固めていたほど。 そして、お約束の様に美男子で、小国とは言え王子様。 非の打ちどころがありません(^Д^; ですが、そのナシェルは戦記には登場しない、伝説の中で退場する事が運命られたキャラクターです。 水野良も、それは承知で書き始めました。 しかし、これほどの傑物、勝手に躍動を始めちゃうんですよ(^∀^; えぇ、すっごい魅力的です、ナシェル。 それこそ、このまま魔神戦争を終結させ、その足でロードスを統一しちゃうんじゃ無いか、ってくらいに。 結果的に、灰色の魔女の暗躍によりナシェルの運命は狂わされるんですが、ベルド、ウォートの入れ込み具合が半端無いので、このナシェルをこうした魔女と、ロードスの時の様な関係性に至るとはとても思えず(^Д^; 名前も人柄も不明な、単にそう言う人がいた、そんな出来事があったと薄ぼんやりしていた間は問題ありませんでしたが、あんまりにもナシェルが鮮烈過ぎたので、そのナシェルの喪失はロードスで年を取った各キャラたちに、結び付か無くなってしまいました。 一度走り出した魅力的なナシェルを、無理に立ち止まらせるつもりも無い水野良なので、単体の物語としてはとても面白い物語として成立した反面、戦記との繋がりは微妙になりました。 と言って、パラレルと言ってしまう程断絶もしていないので、ではどうすれば良かったのかと問われても答え様も無く(^ω^; 物語としては最高の物語だと思うので、これで良かったと思うし、それはそれとして、あくまでも後付け前日譚だから整合性はあんまり気にしてはいけない、とも思いました。 それから、ファリスの聖女と呼ばれ、魔神戦争でもし彼女が死な無かったら、ベルドは道を誤ら無かったかも知れない、とまで言われていたフラウスと言うキャラがいるんですが、彼女もナシェルに喰われたな(^Д^; 絶対、フラウスでは無くナシェル喪失が、ベルドを失意させたとしか思えません。 伝説はあくまでも伝説。 その詳細をつまびらかにしてしまうと、語り継がれている内容とは全く違うものになるのだな、って話なのかも知れませんね(^^; 次に、本来のシリーズ最終作、新ロードス島戦記。 戦記の1年後、スパークがマーモ公国の公王となり、暗黒の島マーモをどう治めて行くのかと言うお話。 大して時間が経過していないので、戦記のままのスパークたちの活躍が見られて楽しいです。 ただ、敵対勢力として旧マーモ帝国残党やマーモ島の幻獣、魔獣、暗黒神ファラリス教団、ダークエルフや邪妖精たちは良いんですが、最終的な相手である破壊神カーディス教団の転生者たちが、あんまり好きじゃありません(-ω-) スパーク、ニース、リーフの三角関係でもあるんですが(挿絵も美樹本晴彦に変更されたし(^^;)、そのニースに関わる出生の秘密絡みと言うところまでは文句無いけど、世界の滅亡まで話が飛躍するのが嫌いで。 元々、話の規模が大き過ぎるものは好みでは無いので、あくまでも主観として嫌なだけですが。 たった数人程度の人間の活躍に、その世界全ての命運が左右されるのが嫌い。 街とか国程度の規模なら、良いんですけどね。 最終的には、悪く無かったです。 カーディスが導く終末と言う、人の身でどうこう出来る様な相手じゃ無い敵なのが好みでは無くとも、展開そのものは嫌いではありませんでした。 マーモの王様と言う微妙な立場のスパークくんは、煮え切らない態度になってしまう事も多いのだけれど、何だかんだ言ってパーンたちが再登場した事でしっくり来たりはしたけれど、暗黒の島マーモ独特の苦労に正面から向き合うスパークくんの活躍や、スパークくんを支える仲間たち、敵側の魅力的なキャラクターたちなど、見所は満載。 まぁ、炎の部族の長であり、曲がりなりにも王様であるスパークくんも、ナシェル同様始めから色んなものを持った状態からのスタートなので、パーンを主人公とした王道ヒロイックファンタジーである戦記と比べると、苦労や困難の質が違い過ぎるんですけどね(^^; 最後に、始まってしまった新シリーズ、誓約の宝冠1です。 内容としましては、ロードスの戦乱が収まってから100年経過した、新たな世代の物語。 100年前、大賢者ウォートの贈り物であり呪いとして、各国の王が戴いた誓約の宝冠。 それは、国王が野心を顕した時、他の国王たちが同盟して戦う事を強制する魔法の宝物だった。 それにより、この100年は平和を謳歌出来たが、魔法で保障された平和は歪を生み出してもいた。 その仮初めの平和の下、ロードス一の強国として、他の国々の総力を超える軍事力を手にしたフレイムの新王は、ついにその野心を顕わにする。 誓約の宝冠を戴く事を拒否したフレイム王は、カシューの遺志を継ぐとしてロードス統一に乗り出したのである。 今再び、ロードス全てを巻き込む戦乱が始まろうとしている。 主人公は、スパークの子孫である、時のマーモ王国第3王子ライル。 ロードス統一の為に征服戦争を起こしたフレイム王は、かのベルドと同じロードスの敵。 パーンに憧れるライルは、自らロードスの騎士を名乗り、永遠の乙女ディードリットとともに戦う事となる。 と言った感じで、ディードリットやリーフ、ゼーネアと言った定命の者以外のキャラクターは別として、新しいキャラたちが活躍する物語です。 結構、スパークの子孫たち、カシューの子孫たちなんかは、らしい個性が窺い知れて、とても続編としての面白さが感じられます。 正直、寝た子を起こすな、とは思いましたが、読んだら読んだで面白いので、ちゃんと切りの良いところまで書いて欲しいですね(^^; ロードス島戦記オンライン連動とか30周年記念とか、そう言った販促企画の1つだと思われますが、原作者である水野良が書いてもいるし、中途半端なところで打ち切られません様に(-人-) と言う訳で、改めて読み直したロードスは、やはり面白かったですヽ(^∀^)ノ 伝説も新戦記も誓約の宝冠も面白いですが、主人公が最初から色々恵まれている所為か、戦記と他の作品とでは、作品カラーがちょっと違う気がします。 個人的にどうしても、戦記が、そしてパーンとディードリットが、一番しっくり来ますね。 日本ファンタジーの基礎と言って過言ではありませんから、まずはロードス島戦記を読んでみて欲しいです。 何だったら、より読み口の軽いリプレイからでも良いですし、MMORPGであるロードス島戦記オンラインを遊んでみても良いです。 国産ファンタジーを語る上で、ロードスは欠かせない存在だと思うので、是非にとおすすめさせて頂きますヽ(`Д´)ノ (ブログの方に頂いたコメント(▲))
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