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ツエルマットの休日と最後の晩餐 9日間
ストレーザ
ツエルマット
ミラノ
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ツエルマット
2日目 ① ストレーザ市内散策前頁
    ② ベッラ島(ボッロメオ宮殿見学)観光前頁
    ③ ストレーザからツエルマットへ

13時30分、専用バスで出発です。バスは、トーチェ川に沿って登って行き、深い渓谷に入ります。しばらくして国境を越え、15時にはシンプロン峠(2,005m)に着きました。ナポレオンの命により整備された道だそうです。20分の休憩です。
第二次大戦時の国境警備隊の活躍を記念してつくられた石の鷲です。 とりあえず登ってみたくなります。
鷹の所から見たパノラマです。右下のピンクの建物が休憩したレストランです。
フィスプを過ぎたころから、氷河特急とバスは追いつ追われつしながら走りました。16時30分、予定通りテーシュ駅に着きました。ツエルマットはガソリン自動車は入れないので、ここからチケットを買って、シャトル列車でツエルマットに向かいました。17時過ぎにツエルマット駅に着き、あわただしくタクシーを頼んでホテルに向かいました。
ツェルマット 名峰マッターホルンを抱くツェルマットはアルプス観光の王道です。環境に配慮したガソリン車乗り入れ禁止のリゾートで、静かな環境と清らかな空気が保たれています。4000メートル級の名山に取り囲まれており、1年を通じて、雄大なアルプスの山々や氷河を存分に満喫できるでしょう。ゴルナーグラートやロートホルン、スネガ、クライン・マッターホルンなど、名峰や氷河が連なる絶景が広がる展望台へはロープウェイや登山鉄道で、簡単にアクセスできます。さまざまなアクティビティがありますが、四季折々に多彩なコースが楽しめるハイキングが一番人気。100種以上の希少種を含む約970種の花が咲くツェルマット周辺はスイス随一の高山植物の宝庫。夏季にはエーデルワイスをはじめ、さまざまな花々が咲き誇ります。(スイス政府観光局HPから)
Haus Mischabel  ★★★★ Hofmattstrasse 20, CH-3920 Zermatt Switzerland
外観。以前お花屋さんだったお店の脇の路地を入った所でした。 5階の屋根裏部屋です。3ベッドルーム、リビング、ダイニング、バスタブ、シャワー、トイレとベランダ付です。
ベッドルームその1 ダイニング バスタブ、トイレ、洗面 シャワー、トイレ、洗面
部屋からのツェルマットの街の眺めです。 部屋からのモルゲンロートに燃えるマッターホルンです。
3日目 ① ローテンボーデンからリッフェルベルクへのハイキング
    ② ゴルナーグラート展望
    ③ フーリからツエルマットへのハイキング


登山鉄道のツエルマット駅 マッターホルンは雲の中です。 リッフェルゼー ここは逆さマッターホルンで有名なのですが、残念!
ローテンボーデンのパノラマです。左から、モンテ・ローザ(4,634m)、リスカム(4,527m)、カストールとボリュックス(4,226m)、ブライトホルン(4,164m)、クライン・マッターホルン(3,883m)です。
ローテンボーデンからリッフェルベルグへ、お花畑のハイキングです。 シレネ・アカウリス(ナデシコ科)。コケマンテマ、コケナデシコとも言います。
センペルビブム・モンタヌム(ベンケイソウ科) センペルビブム・アラクノイデウム(ベンケイソウ科) エリオフォルム・アングスティフォリウム(カヤツリグサ科ワタスゲ属) レウカンテモプシス・アルピナ(キク科)。マーガレットやノースポールの仲間です。
登山鉄道 顔の黒いサフォーク種という羊です。食肉用です。 ゴルナグラートのてっぺんです。 レストランの名物、ホットチョコレートです。
リッフェルベルクからフーリへのロープウエイの中から豪華山岳ホテル「リッフェルアルプ・リゾート2222m」が見えました。 このロープウエイは冬季のみの営業だったのが、今夏から初めて運行したそうです。ゴルナグラート方面からシュバルツゼー方面への移動が楽になりました。
四つ星の「SIMI」がフーリでレストランを出したというので、散々探し回って見つけました。なるほど美味しく、また、氷河公園に隣接していてロケーションも良いレストランでした。
氷河公園の下の渓谷は、氷河に削られて狭く深い。 ディアントゥス・カルトゥシアノルム(ナデシコ科) キルシウム・レニオイデス (キク科アザミ属) フーリからツエルマットへ下るハイキングコースの途中、ツエルマットの街が遠望できる展望台がありました。
4日目 オーバーロートホルンハイキング

朝のマッターホルンは雲がかかっていました。 スネガへは長い地下トンネルを通ってケーブルカーに乗ります。 トンネルはとてもきれいになっていました。ケーブルカーは大へん急です。 ブラウヘルトからはロープウエイに乗ります。
ロートホルンに着くとマッターホルンの雲も晴れて、素晴らしいパノラマです。左から、リスカム(4,527m)、カストールとボリュックス(4,226m)、ブライトホルン(4,164m)、クライン・マッターホルン(3,883m)、マッターホルン(4,478m)、デントブランシュ(4,357m)、オーバーガーベルホルン(4,063m)、ツィナルロートホルン(4,221m)です。
ロートホルンの頂上です。 一番右が、ヴァイスホルン(4,505m)です。 オーバーロートホルンまで1時間25分の標識です。 オーバーロートホルンにいよいよ出発です。
オーバーロートホルン(3,415m)です。 この分岐から山頂に向かいます。
不思議なモニュメント。日本語で「自由への道 無生物の世界 火となり、岩石となる、その動きの中で地球は生まれた。岩石が静かになった時、その色は結晶化した。その意思なき存在が生命の基盤となっている。永遠の信頼の中で。それを理解したまえ。」と書いてありました。 5分ほど歩いて振り返ると、ウンターロートホルンとその向こうにマッターホルンが見えていました。このあたりから、斜面一面に高山植物が見られるようになります。
赤はセンペルビブム・アラクノイデウム(ベンケイソウ科)青は ベロニカ・フルティカンス(ゴマノハグサ科)白はガリウム・アニソフィロン(アカネ科ヤエムグラ属) レオントポンディウム・アルピナム(キク科ウスユキソウ属)。初めて野生のエーデルワイスを見ました。感激です。 アステル・アルピヌス(キク科シオン属) ペディクラリス・ケルネリ(ハマウツボ科シオガマギク属)
エリトリキウム・ナヌム(ムラサキ科ワスレナグサ属) ゲンチアナ・ヴェルナ(リンドウ科リンドウ属) カンパヌラ・ショイヒツェリ(キキョウ科) タラクサム・オフィキナレ(キク科タンポポ属)
目のモニュメントから見たモンテ・ローザ(4,634m)とリスカム(4,527m)です。モンテ・ローザの下に三つの氷河湖が見えました。。 リスカム(4,527m)、カストール(4,223m)、ボリュックス(4,092m)、ブライトホルン(4,164m)、クライン・マッターホルン(3,883m)の山々です。下のほうにフリューアルプの小屋が見えました。
もうすぐ峠です。ここにも眼のモニュメントがあります。峠を過ぎると、尾根の裏側の山々が見えてきます。 中央がアルプフーベル(4,206m)、左がテーシュホルン(4,491m)で、その左肩に山全体がスイスにある山としては最高峰のドーム(4,545m)が見えます。
オーバーロートホルンの北面です。ロートホルンからの景色とは一変して、厳しい山容です。 マッターホルンを見ながら、岩場をトラーバースします。こんなところにも眼のモニュメントがあります。
ついにオーバーロートホルンの山頂です。正面のはるか下の方に、ロートホルンのレストランが見えています。 山頂にも眼のモニュメントがありました。
山頂からのパノラマです。南から西にかけての山々です。モンテ・ローザ(4,634m)、リスカム(4,527m)、カストール(4,223m)、ボリュックス(4,092m)、ブライトホルン(4,164m)、クライン・マッターホルン(3,883m)、真ん中にマッターホルン(4,478m)が見えています。
西から北にかけての山々です。左から、マッターホルン(4,478m)、デントブランシュ(4,357m)、オーバーガーベルホルン(4,063m)、ツィナルロートホルン(4,221m)、中央にヴァイスホルン(4505m)、右にテーシュホルン(4,491m)が見えています。
東から南にかけての山々です。真ん中にリムプフィッシュホルン(4,198m)、左にテーシュホルンが見えています。
ロープが張ってあります。登りより下りのほうが高度感があって、スリリングです。 オーバーロートホルンを振り返ります。こちらから見ると、ゆったりとした山に見えますが?
ここからはシュテリゼーに下ります。 ブラウヘルトの分岐です。空模様が怪しいので近道を行くことにしました。 はるか下のほうにシュテリゼーが見えました。見晴らしが良ければ逆さマッターホルンが見えるのですが。 下りの道端に突然マーモットが現れました。人の気配ですぐに巣穴の入り口に行って、様子を見ています。
ブラウヘルトで、黒い顔の羊が出迎えてくれました。 スネガのレストランです。 コーヒーブレイク
ツエルマットの街に下りました。黒い顔の羊です。
夕方、街中を散歩しました。駅前で、アルプホルンの演奏をしていました。 教会の前でも演奏をしていました。 定例の白黒ヤギの行列です。 正しくは、ヴァレー州に固有の「ヴァリサー・シュヴァルツハルツィーゲWallser Schwarzhalsziege(ヴァレーの黒首ヤギ)」だそうです。
人気のクレープ屋さんです。 クリームの容器ももちろんクレープです。 自炊の夕食風景。 教会の前の美味しい鳥屋のローストチキンです。美味!
5日目 ヘルンリ小屋ハイキング

朝のマッターホルンは快晴でした。 村内バスで駅前からヴィンケルマッテンに向かいます。 快晴です。 ロープウエイでシュバルツゼーに向かいます。
シュバルツゼー(2,583m)からのマッターホルンです。遥か上方にヘルンリ小屋も見えています。 シュバルツゼーです。白い礼拝堂は18世紀前半に建てられたものだそうです。奥の山はオーバー・ガーベルホルン(4063m)です。
45分ほど登るとシュバルツゼーから見えていたリフトの終点Hirli(2,769m)に着きました。小屋はちっとも近くなりません。 最初の鉄階段です。
階段を登ると、その上は鉄の廊下になっていて、断崖に沿ってトラーバースします。 断崖を抜けると、尾根の反対側にダン・ブランシュ(4,358m)が見えてきます。
尾根からのパノラマです。正面がモンテ・ローザです。
尾根の裏側を進みます。20分ほどで最後の岩稜の下に着きます。
ロープが張られた岩稜を登ります。 途中には鉄の階段なども設置されています。
岩稜を登り始めて45分ほど、石で造られた階段の上にヘルンリ小屋が見えてきました。ここからが苦しかった! ようやくヘルンリ小屋(3,260m)に着きました。残念ながらマッターホルン山頂は雲の中です。
新装なったヘルンリ小屋で、早速頼まれていたピンバッチを探して買いました。10CHFでした。次に、小屋の裏へ回り込み、登頂の取付きの垂直の壁に行くつもりでしたが、ずっと続く木の階段を見たら、気持ちが萎えてしまいました。
夢にまで見たヘルンリ小屋での昼食です。7番テーブルで、目玉焼きの乗った20CHFのレシュティを頼みました。残念ながら不調のため、半分も食べられませんでした。
ヘルンリ小屋からのパノラマです。左奥にテーシュホルン(4,491m)、アルプフーベル(4,206m)、ミッテルアラリンのあるアラリンホルン(4,027m)、中央にフィンデルン氷河とゴルナー氷河、右にモンテ・ローザ(4,634m)、リスカム(4,527m)、カストール(4,223m)、ボリュックス(4,092m)、ブライトホルン(4,164m)と連なっています。
50分ほどヘルンリ小屋の眺望を楽しみ、ゆっくりと下山開始です。 50分ほどかけて小屋の下の岩稜を下りました。予定を変更して分岐を左に下り、シュタッフェルに下ることにしました。
マッターホルンが見送っています。 一見楽そうに見えた道ですが、ざらざらの斜面をひたすら下る、とても疲れる道でした。
目指すは遥か下の方です。 分岐から1時間ほどのこの辺りからお花畑になりました。
トリフォリウム・レペンス(マメ科)。シロツメクサです。 アンティリス・ウルネラリア(マメ科アンティリス属) ヴィオラ・カルカラタ(スミレ科) ヘルンリ小屋から2時間10分でシュタッフェルの分岐に着きました。
アンティリス・バレシアカ(マメ科アンティリス属) カンパヌラ・ロンボイダリス(キキョウ科カンパヌラ属) ランヌクルス・モンタヌス(キンポウゲ科)
セネキオ・ドロニクム(キク科キオン属)
ニグリテッラ・ニグラ(ラン科)
水辺に咲くアデノスティレス・アリアリアエ(キク科) お花畑とマッターホルン。ここからは林の中を歩きます。
シュタッフェル・アルプのレストランです。 途中の農場です。 対岸にツムット村が見えています。 レストランから1時間ほどでフーリに着きました。
フーリからはロープウエイで帰りました。疲れた! キルヒ通りから夕暮れのマッターホルン レストランSchäferstube(羊飼いの家という意味)でラム肉の料理を食べました。 とても美味しく料理されたラム肉でした。
6日目 ① 市内散策
    ② スネガ観光
    ③
 ツエルマットからミラノへ(次頁


月とマッターホルン モルゲンロート
自炊の朝食。なかなか豪華でした。 古いカトリック教会
マッターホルン博物館前のマーモットとアイベックスの像 古い消火栓 ヒンタードルフ通りの古い穀物倉庫
昼食を食べにスネガへ向かいました。マッターホルンと書かれています。 ケーブルカーは下りが面白い。対向車とあっという間にすれ違いました。
スネガからのパノラマ。素晴らしい景色に絶句!
スネガのレストランで昼食です。スープが美味しい。 スネガからのマターホルンとツエルマットからのマッターホルン
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