バルカン半島の北西部と中西部の小さな飛び地を領土とするクロアチア共和国はアドリア海に臨み、山地が多くドナウ川の支流サバ川とトラバ川の流域には豊かな土地があります。 首都ザブレクの南東713qに位置する、アドリア海沿岸の小さな街ドブロヴニクは、「アドリア海の真珠」と呼ばれるクロアチアきっての観光地で、15〜16世紀には、ヴェネツィアと並ぶ貿易都市として栄えた歴史をもち、今も旧市街に冬至の面影を色濃く残しています。 ドブロヴニクはアドリア海に突き出した旧市街と、スルディ山の裾野に広がる新市街からなり、見所は旧市街に集まっています。旧市街は中世に造られた石造りの城壁に囲まれ、アドリア海に突き出すように位置しており、長い年月を経て磨かれたように光っている真っ白き石畳のプラツァ通りを中心に、細長い路地が左右に延びています。美しいブロドヴニク旧市街は、1979年にユネスコの世界遺産に登録されました。91年からのクロアチア独立戦争の際には、旧ユーゴスラビア連合軍とセルビア政府軍の攻撃により旧市街もかなりの被害を受け、一時は住民も減り、廃墟と化してしまいましたが、終戦後修復が進み、「危機にさらされている世界遺産リスト」から1994年に改めて世界遺産に登録されました。(MSCの「PORT INFORMATION」から) |
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ミンチェタ要塞からロクルム島方面の旧市街の眺め この赤い屋根が「紅の豚」や「魔女の宅急便」の舞台になった。 | ||
城壁の入場券 | ||
旧港方面を望む | フランシスコ会修道院、ボカール要塞方面を望む | ミンチェタ要塞方面を望む |
聖イヴァン要塞、旧港方面を望む | レヴェリン要塞からミンチェタ要塞へ続く城壁 | 赤い屋根 |
旧市街への正門 ピレ門 | ピレ門 | オノフリオの大噴水 |
プラツァ通り 旧市街の入口ピレ門から、中心部ルジャ広場まで続く200mほどの目抜き通り。通りの両側には店やカフェが並び、狭い路地が網の目のように延びています。この通りは買っての水路で、ここの南側が本当の旧市街でした。門をくぐってすぐ右手にある天然の湧き水が出る泉、オリフリオの噴水は1438年に造られました。(MSCの「PORT INFORMATION」から) | ||
スポンツァ宮殿 16世紀にゴシック様式とルネッサンス様式で建設され、当初は税関として使用されましたが、現在は古文書館です。 | ルジャ広場からプラツァ通り | |
ルジャ広場と小噴水 | レクター宮殿(右側) 現在は歴史博物館です。 | 旧港 |