オスロ ノルウェーの首都オスロは、オスロフィヨルドの100kmほど奥まったところにある人口約69万人の港街です。1050年にヴァイキング王ハーラルによって開かれ、1299年にノルウェーの首都となりますが、その後デンマークの支配下になります。1624年から1825年までの300年はクリスチャニアと名前が変えられました。
現在は、市内の三分の二が自然保護区に指定されていて、沢山の自然や公園に囲まれています。

今回は、北極(スピッツベルゲン島)クルーズの前後泊のための宿泊でしたが、療養のために滞在することになって計7泊することになりました。
3日目(8.27) オスロ市内散策

Comfort Hotel Grand Central ★★★★   Jernbanetorget 1, 0154 Oslo, Norway
 オスロ中央駅と直結したホテルです。正面のドアを入るとオスロ中央駅のフードコートで、その一角にあるレストランの中を通ってホテルのフロントに入ります。とても便利な立地です。泊った355号室は屋根裏の部屋で変わった装飾です。広さは十分ですが、ベッドはかなり柔らかい感じです。窓の外は向かいの駅舎しか見えません。一泊朝食付きで34,000円はかなり高い感じです。
 オスロ中央駅です。  オスロ中央駅前広場から王宮に向かうカール・ヨハン通りを望みます。一番賑やかなところです。
 市内交通のインフォメーションのルーターでオスロパスを買いました。シニアは350NOKです。市内の公共交通機関の運賃や博物館の入場料が無料で、その他の割引などもあります。オスロ中央駅から色々な博物館があるビィグドイ地区に30番のバスで向かいました。  まず、ノルウェー民俗博物館へ行きました。広い敷地にはノルウェーの各地から集めた170以上の建物があり、旧市街や田園地帯、当時の生活の様子や生活用品の展示などをしています。
 民族衣装を着た人たちが、色々と説明してくれます。
 なんだか、遠い昔の世界に入り込んだような感じです。
 石の少ないノルウェーならではの木の教会です。1200年に築造されてオスロ北部の村から移築されたものだそうです。ヴァイキング様式といわれる模様が見られます。
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 ノルウェー民俗博物館の次に、ヴァイキング船博物館に向かいました。博物館は閉まっていて、2026年に新しい博物館がオープンするまでは閉鎖と書かれていました。バスの運転手にはヴァイキング船博物館に行きたいと話していたのですが、閉鎖の話はしてくれませんでした。次にコンチキ号博物館を目指して少し歩き、次のバス停で再び30番のバスに乗りました。終点に着いたのですが博物館は見当たりません。バスの運転手にコンチキ号博物館の場所を聞いても分からないとのことです。何人かに尋ねてバスの道を戻るようにと教えてもらいました。四つのバス停を戻った分岐で、コンチキ号博物館の案内板を見付けました。後でわかったことですが、30番のバスはHUKというサッカー場や公園のあるバス停が終点のものと、HUKを経由して同じ道を戻りビィグドイまで行くバスがあり、HUK止まりのバスに乗ってしまったのが原因だと分かりました。それにしても運転手は観光地情報に無関心なのでしょうか。何を聞いても「知らない」でした。
   
 ようやくコンチキ号博物館に着きました。ヘイエルダールの探検記を読んでいたので、太平洋を横断した本物のバルサの筏を目の当たりにして感激しました。想像していたよりも相当大きく、キャビンも立派でした。
   
 こちらは大西洋を横断したナイル葦で造られた葦船ラー二世号です。こちらも「葦船ラー号航海記」を読んでいたので、その大きさに驚きました。それにしても良く本物を保存しているものです。来て良かった!
 次に行ったのは、フラム号博物館です。この船は、ナンセンの北極遠征のために1892年に建造された全長39mの木造船です。その後、アムンゼンの南極探検にも使われたように、氷の圧力に耐えられるように船底を丸くした造りが特徴だそうです。内部も見学可能で、展示にはいろいろな工夫がされていました。白熊もいました。
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 ビィグドイ地区にはほかにノルウェー海洋博物館もありますが、今回は見学しませんでした。オスロパスでフェリーにも乗れるということなので、フェリーで市庁舎前広場まで行きました。10分ほどの船旅です。
9日目(9.2)~13日目(9.6) オスロ市内散策

Comfort Hotel Grand Central ★★★★   Jernbanetorget 1, 0154 Oslo, Norway
 帰りも行きと同じホテルに泊まりました。2206号室で、海が見える眺めの良い部屋でした。PCR検査陽性で延泊したからでしょうか、延泊分は一泊朝食付きで約1万円高くなりました。
 
 ムンク美術館に行きました。2021年にオープンしたばかりでまだ1年も経っていません。13階建てのとてもユニークな建物で、ムンクの作品が27,000点も収蔵されているそうです。「叫び」もいくつかあるようです。とても暗い絵が多いのですが、晩期の「太陽」という作品は色彩豊かな明るい絵でした。
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 ムンク美術館の隣には2008年にオープンしたオペラハウスがあります。白い大理石のユニークなデザインで、屋根の上を歩けるようになっていて一般開放されています。
 駅前のカール・ヨハン通りを王宮に向かって進むと右側にオスロ大聖堂があります。華やかな祭壇や天井画が素晴らしく、またパイプオルガンの演奏も気軽に聞けるそうです。
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 カール・ヨハン通りの中ほどに国会議事堂があります。半円形の建物が劇場のようにも見えます。ここまでは歩行者天国になっています。オープンテラスのレストランや商店などが並んでいます。花壇の向こうには王宮が見えています。
 新古典主義のオスロ大学法学部校舎です。ナンセンもこの大学の卒業生です。  1899年に建設されたネオ・ルネッサンス様式の国立劇場です。左の銅像はイプセンで、隔年ですが、世界各国の劇団がイプセンの作品を競演する「イプセン・フェスティバル」が開催されるそうです。
   
 王宮です。この王宮は、スウェーデンとノルウェーの王カール・ヨハンの居城として1848年に完成したもので、現国王ハーラル五世の公邸です。正面にある馬上の像がカール・ヨハンです。王宮の庭園は無料で一般に公開されています。また、毎日1時半に衛兵の交代式があり、多くの人々が見学していました。
 ノーベル平和センターです。ノルウェー独立100年を記念して開館し、ノーベル平和賞の歴史や受賞者について展示しています。センター内のショップで売られている本物そっくりのメダルチョコレートは有名で、受賞者が大量に買うそうです。
 すぐ近くのオスロ市庁舎です。オスロ市創立900年を記念して建てられたそうです。この広間で毎年12月10日にノーベル平和賞の授賞式が行われます。
                  
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