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西表島 面積289.27㎢で、沖縄本島についで2番目に広い島です。島の面積の90%は亜熱帯の自然林で覆われ、山の斜面・森林ともに海の間近にまで迫っており、平地はほとんどありません。マラリア発生地であったため、定住することが困難で、戦時中、炭鉱採掘の坑夫が200余名にが、3年間で100余名の死者を出し、残り過半もマラリアに罹患した話は有名です。
島は、竹富町に属します。竹富町は、9つの有人島と7つの無人島からなる島嶼の町で、東西約42km、南北40kmの広範囲に及び、町役場本庁舎は八重山経済の中心地石垣市に置く、特異な行政形態となっています。
今回は、にっぽん丸の主催ツアー「日本の秘境西表島のマングローブと由布島」に参加しました。
8時集合。バスで離島桟橋へ行きました。 8時30分発の安栄観光の「ぱいじま」で西表大原へ出発。 高速船は、結構広いのですが中央の席しか座れません。 にっぽん丸のツアーバッチ、№1グループです。
西表島が見えてきました。 約45分で到着。24番の観光バスに乗り換えです。 仲間川遊覧船着場。10番の船に乗ります。 船の中はこんな感じです。
仲間川マングローブクルーズ 仲間川遊覧に出発です。仲間橋が見えます。仲間川は、全長約17.5km、マングローブ林の面積は約200haあるそうです。原始の宝庫です。 10分ほど走ると、マングローブの森に入ってきます。もっとも海に近いところに生育する「ヤエヤマヒルギ」です。たこ足状の支柱根が特徴です。
15分ほど遡ったあたりの風景です。標高は500mもないのですが、鬱蒼としています。
気根が見えます。筍のように見えるので「筍根」と呼ぶそうです。「マヤプシキ(ハマザクロ)」の根です。 「オヒルギ(アカバナヒルギ)」の葉です。内陸よりで旺盛なマングローブです。
マングローブに混生するアダンです。タコノキの仲間のようです。 仲間川の6㎞ほど上流の北側に、ヤエヤマヤシの群落が見えます。ウブンドルの群落というそうです。ヤエヤマヤシは、西表島と石垣島だけに自生する1属1種の植物で、樹高5~20mぐらいになるそうです。なんだか変わった景観でした。
コウノトリ目サギ科アオサギ属ムラサキサギ 日本では、亜種ムラサキサギが八重山列島に周年生息する(留鳥)が少ない。全長78-90cm。翼開張120-170cm。体重0.5-1.2kg。頭頂から後頭は黒い羽毛で被われ、後頭の羽毛2枚が伸長(冠羽)する。体側面や脛は紫がかった赤褐色の羽毛で被われる。嘴は細長い。嘴の色彩は黄褐色で、上嘴は黒い。河川、池沼、湿原、干潟、マングローブ林、水田などに生息する。群れは形成せず、単独で生活する。食性は動物食で、魚類、両生類、小型爬虫類、小型鳥類、小型哺乳類、軟体動物、甲殻類、クモ、昆虫などを食べる。 タカ目タカ科カンムリワシ属カンムリワシ 日本では、石垣島、西表島、与那国島に分布する。全長55cm。全身の羽毛は褐色で、翼や腹面には白い斑点が入る。尾羽は白く、先端部の羽毛は黒い。後頭部に白い羽毛の混じる冠羽が生えることが和名や英名の由来。湿地、水田、マングローブ等に生息する。食性は動物食で、両生類、爬虫類、甲殻類、昆虫類等を捕食する。特にヘビを好む。特別天然記念物。
コウノトリ目サギ科ダイサギ 体長は 90cm ほどで、日本ではアオサギと並ぶ最大級のサギ。全身の羽毛が白色。白鷺の一種。雌雄同色。全体が白色で、脚と首が非常に長く、くちばしも長い。足は全体が黒い。夏羽ではくちばしが黒くなり、足の基部がわずかに黄色がかる。また胸や背中に長い飾り羽が現れる。眼先が緑がかる婚姻色が現れることもある。冬羽では飾り羽がなく、くちばしが黄色くなる。 嘴が見えないのでよく分かりませんが、ゴイサギではないか?、カモメの仲間とは足が違う?シギの仲間にはこの色がない?とか、現在不明です。ご存知の方はお知らせください。
バスの運転手兼ガイドさん。船の船長県ガイドも務めます。これは、シレナシジミ(マングローブシジミ、ヤエヤマヒルギシジミとも)。日本最大のシジミらしい。 こちらは、モダマの実?「ジャックと豆の木」の豆だとか? ポケットからいろいろと出てきます。これは何の実だったか?サキシマスオウノキの実だったかな? これは、大きなドングリです。西表では何でも大きいとか?このガイドさんも、西表産で、今では貴重とか?
これは、平成12年4月に「森の巨人たち百選」に選ばれた巨樹で「サキシマスオウノキ」です。樹高20m、幹周り360㎝、板根の高さ330㎝、推定樹齢約400年だそうです。 仲間橋が見えてきました。仲間川クルーズも終わりです。
バスに乗って移動です。前見川です。 牧場がありました。 後良川か相良川か?カヌーで遊ぶんだそうです。 本物は見ることができませんが、「やまねこ注意」の大きな看板がありました。
由布島の水牛車 由布島の前に着きました。この水牛車に乗って海を渡ります。 とても有名な景色です。由布島と西表島の間の海は約400m、遠浅で満潮時でも1mほどにしかならないそうです。
水牛車の御者のおじさん。いきなり三線を取り出して、「花」を歌いだしました。約15分の水牛車の旅ですが、とても楽しく、この車に乗ってとても得した気分です。 一番前に乗ったので、こんな感じです。気持ちがゆったりして気持ちが良い。
由布島の蝶園では、オオゴマダラを孵化しています。石垣市の蝶に指定されているそうです。成虫は、毒があるために捕食から免れるそうで、いたってのんびりした蝶です。 蛹が金色をしていることでも有名だそうです。もちろんこれも毒です。キョウチクトウ科のホウライカガミの葉を食べるため毒が体内に蓄積するんだそうです。
由布島の航空写真が展示されていました。海流によって堆積した砂だけでできた、面積0.15km²、周囲2.0kmの小さな島です。かっては、マラリヤがないため多くの人が住んで西表島で農業をしていたそうですが、1969年の台風でほとんどの人々が対岸に移住したそうです。 水牛乗り場の看板です。一応時刻表があります。由布島の水牛は、もともと台湾から連れて来られた雄の「大五郎」と雌の「花子」のひとつがいの水牛が繁殖して現在に至ると云われています。子牛は、1頭30万円ぐらいと言うことです。ペットにどうですか?と言われました。びっくり!
昼食は、西表島温泉ホテルパイヌマヤリゾートのレストランサミンです。温泉は入れませんでしたが、泉質は、ナトリウム・カルシウム・硫酸塩泉で、神経痛や五十肩にも良いそうです。 レストランサミンは、地産地消で、できるだけ地元の食材を使用した島料理を提供しているそうです。混んでいました。
なれなれしいカラスがいました。ちっとも逃げようとしません。 イリオモテヤマネコのオブジェ?
帰りのバスは急ぎます。バスの窓から小浜島でしょうか?島が見えます。 帰りも安栄観光の「ぱいじま」で、大原を14時発です。帰りは途中、竹富島に寄りました。船の窓からの竹富島港です。1時間余で石垣島離島ターミナルへ、そしてにっぽん丸へと帰りました。
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