10月23日(火) “在外被爆者問題が終わりにむかって大きく前進するのではないかと希望を”
今日の『中国新聞』に今回の医師団帰国報告が掲載されるはずです。
私達の思惑と随分違う報告がなされるのではないかと危惧しています。
ブラジルの被爆者医療に当たる現地医師を研修するため、広島県が初めて派遣した県医師会の碓井静照会長たち7人が帰国し22日、広島県庁で会見した。 |
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今日、日本から連絡が入りました。
太平洋戦争中に朝鮮半島から広島市の旧三菱重工業の工場に強制連行され、被爆した韓国人元徴用工40人が、国や三菱重工業などに計4億4000万円の損害賠償などを求めた訴訟の上告審で、最高裁第1小法廷(涌井紀夫裁判長)は22日、判決を11月1日に言い渡すことを決めた。 結論を変更する際に必要な弁論を開かないため、帰国を理由に手当を支給しなかった在外被爆者対策を違法として国に計4800万円の国家賠償を初めて認め、原告逆転勝訴とした2審広島高裁判決が確定する見込み。 2審判決によると、原告らは1944年、国民徴用令により広島市の旧三菱重工業の工場に連行され、45年8月に被爆。帰国後は「出国すると被爆者援護法に基づく健康管理手当が受給できなくなる」とした旧厚生省局長通達(402号通達)のため、長年援護を受けられなかった。 |
この裁判が勝訴すれば、今まで在外に行っていた被爆者援護が誤っていたと、完全に確定されます。
今後の援護に弾みがつくと考えます。
日本にいれば傍聴に行くのですが。今後この様な判決を聞ける機会は絶対に有りません。
此処で、在外被爆者問題が終わりにむかって大きく前進するのではないかという希望を持つことができます。
(盆子原 国彦)