10月12日(金)〔A〕 “〈『長崎新聞』より ― 〉「被爆ザクロ」ブラジル長崎県人会へ 長崎市の男性がご好意”

 長崎市にお住まいの男性が、被爆後も芽を出した「被爆ザクロ」の果実を、ブラジル長崎県人会にお贈りくださるそうです。
 12日付『長崎新聞』が報じてくださいました。

 ブラジル在住日系人へのご好意、本当にありがとうございます。

 以下に記事を紹介させていただきます。

(ホームページ管理者)

被爆ザクロをブラジルへ 長崎の榊さん、果実を県に寄託
(「長崎新聞ホームページ」10月12日付 から全文抜粋)

 被爆しながらも再び芽吹いた「被爆ザクロ」をブラジルでも育ててもらおうと、長崎市泉一丁目の無職、榊安彦さん(70)は10日、ザクロの果実を県原爆被爆者対策課へ寄託した。

 同課によると、6月12日付の長崎新聞が報道した「被爆二世のザクロ開花」記事を見たブラジル長崎県人会側から、県に「ブラジルで育てたい」と依頼があったという。

 榊さん宅の庭にある被爆ザクロはちょうど実りの季節。切り取った大きなザクロの実を受け取った同課の藤田邦行課長は「近々ブラジル長崎県人会員の園芸業者が来県することになっており、その人に手渡したい」と話した。

 榊さんは「このザクロは原爆で死んだおやじの形見で、生命力が強い。ブラジルでも大きく育ってほしい」と話した。

 「被爆ザクロ」は爆心地から1.5キロの長崎市家野町の榊さんの生家にあった。現在は切り倒されたが、枝を取って挿し木した「二世」が榊さん宅で立派に育っている。

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