9月7日(金) “高校生平和大使ブラジル代表 無事帰国のお礼”
平和大使として八月二十三日、国連欧州本部(ジュネーブ)を訪れ、軍縮会議事務局のコーリー事務次長に「核の無い世界と平和の実現」を願って 各国から集めた 七万九千二百四十四人の署名と千羽鶴を手渡しました。
ブラジルの高校生、リオ在住の日系三世 藤川ユミコさん、聖市のマルセイロ・クレメール君と被爆者協会長の森田隆 三名は、八月十九日ブラジルを出発、オランダのアムステルダムで 日本よりの大使六人を含む二十六人と合流し ジュネーブに向い、欧州国連本部では8人の平和大使全員が英語でスピーチしました。
成功のうちに大役を果したブラジルの高校生大使一行は 帰国途中、日本に立ち寄り、八月二十八日は広島、三十日は長崎で 交流した両市の高校生に、国連欧州本部に核兵器廃絶を求める署名を届けた活動を報告、原爆資料館なども共に見学しました。
広島では高校生の手で掘り出された「原爆瓦」が贈られ 在ブラジル原爆被爆者協会では 今後の原爆展の貴重な資料として一般に公開する予定です。
無事 一行は九月一日成田空港発 パリ経由エール・フランス機で二日ブラジルに帰国いたしました。
無事に大役が果せましたのも関係諸氏の協力のお陰 と 深く感謝致します。今後とも宜しくお願い致します。有難う御座いました。
平成19年9月7日
在ブラジル原爆被爆者協会 森 田 隆