９月１９日（月）〔②〕　“被爆６０年　７～９月訪日団の日本での活動報告”

　９月１７日土曜日１５名の出席者のもとで、日本での行事に出席した模様、留守にしていたサンパウロの様子など報告会を行いました。

　以下、訪日団（７月２５日～９月８日）の報告内容です。

被爆６０年　在ブラジル原爆被爆者協会　招待　訪日記録表

７月２５日	サンパウロ空港より　高橋兄妹　田中　松石　盆子原　森田夫妻　以上７名で出発。
７月２７日	成田空港に到着し、森田夫妻　盆子原以外は夫々の目的地に行き８月６日の広島での再会を約す。　東京での３人は、私学会館での支援の会の歓迎会に出る。
７月２８日	午前、「国境を超える～ヒロシマ・ナガサキ在外被爆者写真展」に出席。　午後、厚生労働省に佐野室長を訪問、主に医療保険についてブラジルの要望を伝える。後､石井課長も交えて日本に行けない被爆者の手続きを現地で出来るように重ねて申し込むが、返答は「今その件については裁判で係争中なので､裁判の結果次第」という返事を受ける。
７月２９日	写真展に出席。ホームページの増子さん福島より上京、夜　ホテルの屋上のビヤ・ホールで楽しい夕食を過ごす。
７月３０日	午前中４人で上野動物園見物　子供に帰って・・・。　１５：００より在外被爆者写真展の閉展式に参加、懐かしい平岡元広島市長、中川智子、市場淳子さん外多数の人に会う・・・・。
７月３１日	朝から「ノーモア　ヒロシマ・ナガサキ国際市民会議」（日本青年館）、第３会場「被爆者の要求と権利」についての検討会に出席、ブラジルの被爆者の現状について森田会長が簡単にのべる。
８月１日	移動日。広島に。
８月２日	広島にて､「在ブラジル・在アメリカ被爆者裁判を支援する会」主催の、「在外被爆者を支援する集い」に出席。在外被爆者の訴えを盆子原、アメリカから岡崎昌彦氏の２人が発言。後、懇親会。
８月４日	森田御夫妻、広島市の招待者としてホテルに入る。中内淳子様も同じく。
８月５日	森田御夫妻、中内様式典の予行演習。夜、広島市主催の歓迎会に。　盆子原は、被爆６０周年原水爆禁止世界大会に出席。(東方２００１)会場、第３分科会　原爆訴訟・在外被爆者と被爆者援護法でブラジルの現状を発表。午後広島平和のつどい（ＹＭＣＡ会館）、女性のひろばで同じくブラジルの被爆者の現状を発表。
８月６日	「被爆６０周年　広島市原爆死没者慰霊式並びに平和記念式」に出席。　広島県原爆被害者団体協議会主催の（会場メルパルク）、被爆６０周年原爆死没者追悼慰霊式典に出席、森田会長挨拶。　盆子原はのち原水協系世界大会閉会式（グリーンアリーナ会場）で世界中から集まった平和を望む９０００人の聴衆を前にブラジルの被爆者の現状を報告。午後ＹＭＣＡ会館で原爆被害者相談員の会主催の、第２４回９・６証言の集い全体会で劇「父と暮らせば」に出演されている女優の斉藤とも子様などと、被爆体験を含めブラジルの被爆者が置かれている現状を話す。
８月７日	森田会長夫妻ホテルを後に。　中内様は広島原爆病院に入院。
８月８日	長崎に森田夫妻広島発の汽車に遅れる、博多で盆子原と合流長崎に。　午後、イタリア、ボスニア、フイリッピン、韓国、バングラデッシュなど、各国の平和を願う人達の集まりに出席、一万人の署名運動にブラジルに来られた高校生松尾美咲さんに再会、そのほか多くの学生にお会いする。残念だったのは吉永小百合さんの原爆詩のリハーサルの切符が遅れて届き出席できなかった事。夜、支援の会主催の懇親会。
８月９日	「被爆６０周年　長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」に出席、長崎市から招待された山下広行様と小斎平ユリ子様も出席。被爆者の訴えが強く印象に残りました。　式典の後、山下様の案内でグラバー邸を見学。夜は山下様のお兄様の所へ泊まる。
８月１０日	朝から山下功一さんの案内で雲仙普賢岳を見学。
８月１１日	朝長崎出発、博多で博多ラーメンを食べて広島に。
８月１２日	盆子原は共立病院に入院（２２日に退院）。
８月２２日	弁護士･足立先生の所に。時効裁判で森田会長が述べられる陳述書について検討。
８月２４日	足立先生の所で、陳述書をまとめる。
８月２５日	時効裁判。傍聴者も多く、後報告会。広島県庁国際交流会から広島県人会に来た「細川さんに裁判から下りるように」との内容のメールの事も発表。
８月２６日	新聞に細川さんの事など報道される。
８月２９日	中内淳子さん、高橋慎一さん、広島原爆病院を退院。
８月３０日	日本の異常な暑さに悩まされ体調を壊す・・。特に綾子様はドクター休養。　日本に行かれない韓国の被爆者が「健康管理手当」と「確認証を手帳に切り替え」の裁判を起こす。この裁判を傍聴する。
９月４日	広島空港より３名羽田に発つ、中島氏の出迎え・・。成田にバスで・・。増子さん佐竹さんに見送ってもらう　成田発・・・ニューヨーク着、ニューヨーク出発の折、綾子発病、救急車で病院へ・・。　ＪＡＬ　Ｊｏａｎａ　Ｏｈｂａさんの付き添いで明け方ホテルに入る。
９月７日	２０：４０発ニューヨークよりブラジルに向け出発・・・・。
９月８日	無事サンパウロ空港に・・・・。

（森田隆、盆子原国彦）

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