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過去の学校だより

MSFブログ02


富山市「人口水増し」、そして昭和46年の北海道羽幌町「人口水増し」事件

読売新聞の報道*によれば、富山市「人口水増し」で県警が市役所を捜索…市長「組織でやっていたと報告受けた」、部長以上の関与は否定

といいます(10月3日付け)。 * https://www.yomiuri.co.jp/national/20261003-GYT1T00157/

動機が最大の焦点とされますが、時事通信などの報道では「市の人口を40万人に維持するのが動機ではないか」ということで、40万人を維持できるか否かで、地方交付税の受領金額が約6千万円も変わってくるようです。

ふと思い出したのが、北海道民でもほとんどの方が覚えていない(知らない)「羽幌町人口水増し事件」でした。

私は新聞記者をやめた後、当時マスコミ予備校最大手の早稲田マスコミセミナーで講師などをし、故郷の北海道で自らマスコミ塾を始めました。現役の新聞記者の方なども受講する中(もちろん、私より年長者ということです。僭越ながら指導させていただいておりました)、地元のことも猛勉強(やはり北海道新聞社志望者や北海道内テレビ局志望者が多く受講していましたので)しなくてならないと、さまざまな本を読み、学びました。北海道で生まれ育ったとはいえ、知らないことばかりでした。この勉強自体は本当に面白かったのですが、その中に「羽幌町人口水増し事件」がありました。

羽幌町は昭和40年の国勢調査で人口30,266人。これは国会で成立した3万人市制(時限立法)の条件をぎりぎりクリアできることになります。羽幌町は正式に44年に市昇格への名乗りを挙げます(出典「戦後の北海道(道政編)」北海タイムス社発行)。町長は市にふさわしい庁舎が必要と、町の年間財政規模の3分の1もの予算を投入して豪華な町庁舎建設などを進めたようです(上記書参照、以下同じ)。

しかしながら、羽幌町が誇る羽幌炭鉱は経営に行き詰まり閉山します(当然、従業員らの町外への転出が相次ぎます)。そのさなかに行われたのが45年の国勢調査でした。

市昇格に拘った羽幌町は、北海道の調査によれば約5,900人もの水増しを行っていたことがわかりました。

ほかにもこうした町はあったようです。ちなみに羽幌町ホームページによれば、現在の人口は5,620人(今年9月現在)とのことです。

あとはいずれ講座でお話しますが、富山市の一連の各社報道を見ながら、もう一工夫ほしいなと感じています。

2026.10.04


少人数指導の「わけ」。50人も教えられません

MSFのオンラインクラスの定員を問われ「多くても4〜5人くらいかな」と答えますと、大概驚かれます(少ないという意味でしょう)。

近年ではその中の休日主グループがずっと定員で「欠員待ち」をしてもらうこともありました。1人や2人くらい多くてもと思われても、そこは単純には行きません。

先日の受講相談で「多くても50人しか見られません」とあるマスコミ塾で言われたという方には、MSFも「オンラインなのだから、もう少し多くの受講者を見られるのではないか」と進言?されたことがありました。50人ですか。たしかに見られないことはないですが、仮に2時間講座をやったとして、その50人の中のお一人お一人を私は何分、画面越しに見つめることができるのでしょう。個別の指導などはもちろんできません。ふとした、不用意な仕草(WEB面接では大いに気になってしまうようなこと)や仮に大きなあくびをするような受講生がいても注意すらできないでしょう。

本当にきちんと一人一人のお名前も記憶して50人もの受講者をオンラインで見られる、指導できるという先生(講師)がいるのなら、仮にも5年や10年そこらの講師歴ではなく、私は30年以上やってきた講師でもありますが、スーパーマンか、およそかなり適当にやっているかのどちらかと思えてしまいます。ただ、いまどき50人もの受講者を集めているということならば、それはそれですごいなとは思います(費用が激安なのか。いわゆる薄利多売?なのか)。

朝のグループなどは1人でも行いますが、ほぼ全ての方に喜ばれます。自分に割かれる時間が多いのですから、費用対効果の面でもそれは当たり前なのでしょう。ただ、多くの場合は少し人数がいるグループへいずれ誘導するようにもしています。他の受講生の様子を見て刺激しあうことも大切だと思うからです。そのせいもあって新卒学生の受講生の方でMSFのメイン講座を1年以上、受講したというような場合、マスコミ各社へ進むことができなかったという方は近年は皆無かと思います。合格率100%ですね(この合格率も、よく受講相談では問われます。自分に足りないことを学べるかどうかで考えるのがまずは第一です)。

もう一つ、大事なことをいえば、新聞にせよ、テレビにせよ、出版にせよ、公務員にせよ、ES(および面接)で企画を書くことが求められるのがほとんどです。少人数ですと、まず他の受講者にパクられる心配がありません。もちろん、ジャーナリズムのイロハのイ(人のものを盗むな)ですので、そのあたりも私が厳しく皆に指導します。ESの内容のバッティングなどの心配はほぼゼロです。

MSFは最近は「違いのわかる」?社会人それも現役マスコミ人(具体的にはどこかの記者の方など)に利用いただくことが多くなってきています。学生の方はコスパの良さそうなマスコミ塾を選ばれる方もいるかもしれません。そういう意味でもMSFは大変コスパに優れているかもしれません。受かったばかりの内定者が添削指導といったマスコミ塾でなく(結構多いようです)、同じ受講生が現役記者。なかなか得難い環境です。どちらの環境を選ぶも選ばないも、もちろんあなた次第です。

あとは、自分でやれることは自分でやりましょう。できないことはMSFで、あるいはマスコミ塾で、と思うと良いかと思います。受験相談などで「初心者(これから受験準備をしようとする方。あるいは単に受けては落ちているといった方)」の人とお話をしていると、あれもこれもと他力本願な方が本当に多いです。これでは受からないですし、間違って受かってしまったら大変な苦労が待ち構えているでしょう。あれもこれもやってあげますと親切そうなマスコミ塾、予備校はMSFとはかなり考え方が違います。面接やES、作文の添削ばかり受けていても、ジャーナリズムも時事教養もわかっていないと、目新しい企画などは作れるはずがありません。

今日は伝えきれていないなと思うことを少し書いてみました(実は他の塾との違いなどを書いてほしいといったご要望があり、それを踏まえました)。可能であれば、さらにホームページを熟読していただければ、幸いです。


2026.09.25


北海道の夏

近年は北海道といえども夏はとても過ごしやすいとは言えませんでした。今年は一転して、朝晩は涼しいというより寒く感じる日も多く、昼間もさほど高温という日は少なかった気がしています。北海道(と言っても広いですが)ではエアコンを備えた家などは少なく、観光地でさえも、例えばニセコといった有名観光地のホテルでも10数年前はロビーだけでも冷房が効いていれば良い方でした。MSFの講座受講生に「我が家にはエアコンはないんだよ」と言えば、驚かれることは多いです。まあ、それほど必要と思うことはあまりなかったですしね。とはいえ、近年は自宅にエアコンを付ける家も増えてきましたが、今年設置という方はほぼ空振りだったのではないでしょうか。

近年の夏、講義中はやはり窓を閉めざるを得ませんので、床にサーキュレーター、冷風扇を設置し、顔には扇風機の風を当てながら行っていました(いつも涼しそうだったでしょう?)。そういえば、今年はそういう日もなかったですね。北海道の夏はもう終わりです。


2026.09.11


メイン講座と面接集中講座

私の運営するマスコミ塾「マスコミ・スタディ・フォーラム」(MSF)はどなたにも受けてもらいたい「メイン講座」という、いわゆる基幹講座のほか、いくつかの短期講座(オプション講座というのでしょうか。これら講座だけの受講もできます)があります。このあたりについて、グダグダといった感じになりますが、書いてみたいと思います。いつも私の子供の頃の話ばかりではつまらないでしょう?

メイン講座をどなたにも受けてもらいたいというのは、この講座は色々な意味でとてもお得な講座だからです。MSFのこの講座はひたすら毎度毎度作文を書くといった内容でもなく、いわゆる業界人や内定者の話を聞くだけといった内容ではありません。なので、いきなりMSFのメイン講座を受講した人は「マスコミ塾とはこういうところ」と思い込んでいるかもしれませんが、他塾をやめてMSFへ入りなおした人は「マスコミ塾とはこういうところだったんだ!」という感想を話してくれる方がほとんどです。私は講義の際、さらりと大事な話をあえてしていますので、聞き逃してはならないといった、その緊張感もよいでしょう(けれども、指名して難しい問題に答えさせるといったことはしないので、このあたりがわからない方はもったいない時間の過ごし方をしているかもしれません)。受かるために必要なことはたしかに指導しますが、あなたにとって大切なのは「受かってから」のほうです。ジャーナリズムもまともに語れない、そんなことがないように講義しています。私の笑い話を聴きながら、自然と身につけていってください(マスコミ大辞典?といったような教科書を使った難解な講義などは一切していませんし、品のよくない?話も全くありませんので、親御様もご安心ください)。

MSFのメイン講座は講師にとっても大変な講座で、受講者の方はおわかりと思いますが、時事教養講義は毎回180ページくらいのテキストを3時間で終わらせることを目指しています(月に1回必ずやります)。また、新聞も使うことがほとんどですので、講師は時間をかけてこれら予習を行っています。ですので、いつでもふらっと来て受講してくださいというわけにはいかず、定められたスケジュールできちっと講座を実施します。融通が効かないと思われても、できないものは仕方がありません。それと、もう一つ。「明日のマスコミ人講座」無料受講という特典もあります。これはAIでは学べない、あなたの成長にもつながる大変勉強になる講座です。

オプション講座で人気があるのは「マスコミ&公務員・一般就職 ES面接・個別Webゼミ」です。ずっと人気がありますし、メイン講座と併用して目標を実現される方が多くいます(実はほとんどです)。1対1ですので、他の方がいれば聞きにくい、話しにくいことも相談、指導ができます。私と深い話ができる、聞けるというのが好評なようです。AIの活用などが急速に進んでいるのは就活準備の場でも同様ですが、「どこかの誰にでもではなく、目の前の私に限った話をしてくれる」ということで、繰り返し受講する方もいます。30年以上、都会のすぐに受かりそうな大学生ばかりを指導してきたわけではないので、地方在住の皆さんも新卒、既卒問わず、歓迎です(可能であれば、メイン講座を併修してください。すぐに受かるという魔術のようなものはありません)。大学中退、通信制大学に在籍する受講者もいらっしゃいます。目標を実現してください。あくまでご自身の人生ですが、そのためには簡単に諦めないでと申し上げておきます。

そして、いよいよ面接集中講座の話です。昨日から秋と年末年始の実施分の募集を開始しました。正しい講座名は「2026年秋・Webで行う面接講座」と「'26-27年年末年始・Webで行う面接集中講座」です。内容自体は全く同じですので、受講ご希望の方はお好きなほうを選んで受講してください。ほぼ季節ごとに実施していますので、MSF恒例の講座といえます。「'26-27年年末年始・Webで行う面接集中講座」は昨年(25ー26年)は追加して設定した日程のほうを正規日程として今回の募集としています(追加設定というのは、正規日程での講座が定員となったため、講座を増設したという意味です)。その日程なのですが、本当に12月30日と1月1日に行います。12月30日(小晦日=こつごもり)と1月1日(元日)の夜間実施です。驚くでしょう。大手の学習塾などがホテルか何かで正月返上の特訓講座を行っているニュースを見たことがある、という方もいるかもしれません。あれほどの切迫感はなく、もちろん鉢巻などもしません(したいという方はもちろん鉢巻可)。私の日程の空きがここしかなく(まさか元日を提示して、やってほしいという方がいるとは思わなかったのですが)、それでも希望してくれる方が昨年おりました。その方がご希望のテレビ局にめでたく内定されましたので、縁起もよいだろうということでの今回の日程です。果たして今年はどうか。ボランティアのような講座に思われるかもしれませんが、MSFはずっとそんな感じでやってきました(よくやってきました)。お一人からでも実施するつもりです。張り切ってご参加ください。お待ちしています。


2026.08.23


洞爺湖のさまざまな思い出

思い出すままに、かつて住んでいた洞爺湖、有珠山の思い出を書いておこうと思います。(まとまったものではありません)

私が有珠山噴火を経験したのは1977年8月7日に発生したものです。来年は50周年となります。山麓の洞爺湖温泉街には石の雨(火山岩石・灰)が降り注ぎ、高度1万2千メートルにも達したという噴煙は、その日が晴天だったこともあって、とても綺麗に見えた記憶があります。

私(当時、小学生)の家はその年の春に温泉街から山を挟んで反対側の本町地区(役場のある側の街)に引っ越ししていたこともあり、風向きの関係で大量の火山灰が舞うといったことはありませんでした。噴火は朝の時間でしたが、温泉街で働く父が出勤後すぐに戻ってきて、家族で「今後どうするか」というような話をしたと思います。家では犬を飼っていた(外で)ので、避難する場合は犬を置いていくかもしれないという話が出て、私はこれでお別れになるかもしれないと、その犬の写真を何枚も撮りました。この噴火では幸いにして死者は一人もおりませんでした。住民だけではなく、夏休みということで温泉街には多くのお客様がおりました。奇跡と言えると思います。

私の家が温泉街にあったころ、山のほうのマンション(と呼ばれていましたが、3階建てのアパート群の一つです。温泉街の大規模ホテルである万世閣や温泉ホテル、観光ホテルや道南バスといった地元企業の従業員の方の社宅アパートが並んでいました)に住んでいました。小学校の帰りは急な坂道を延々とアリを追いかけながら登って帰ります。その途中には立派な橋げたが残されており、戦前に廃止された洞爺湖電気鉄道のものと知り、いつかその鉄道跡を全て歩いてみたいなどと考えていました。

毎年7月には湖水祭りという一大イベントがあり、とても凄い人出でした。多くの外国人を含む観光客が来ており、その最大の見ものは一日に(たしかお祭りは2日間だったかと、初日が夕方からで3日間だったかもしれません)二度行われたパレードでした。人垣が何重にも出来て、温泉街の端から端まで練り歩くというもので、定かに思い出せないのですが、地元の小中学校の鼓笛隊(私も高学年となったとき、その一員でした)・吹奏楽団はもちろん、箱根町からの大名行列の一行などもいましたね。警察や自衛隊、創価大学だったかな、といった楽団も来ていたように思うのですが、定かではありません。地元できちんとした記録が残っていると良いのですが。

ミスみずうみ(いつも買い物に行っていた商店のきれいなお姉さんが初代ミスみずうみでした。役場の方々が引き受けてもらうべく何度も説得に来ていたのを見ていました。お姉さんはやりたくなく困り果てていましたが、結局なんとか応じたようでした)のオープンカーから白いワンピース(たしか)に「ミスみずうみ」のたすきをかけたお姉さんが私に向かって手を振ってくれたことを懐かしく思い出します。優しい笑顔だったお姉さん、お元気でしょうか。お姉さんは美人であるのに愛想がないなどと陰口を言われもしていましたが(この話はまずいかな。でも、そうでもしないと男性が寄ってきて仕方がなかったでしょう、と今もあらためて思います)、私には今度、お店でお肉を扱うことになったからねとか、今度は雑誌が置けるようになったよなどとお店の最新情報をいつも教えてくれ、私のもたらすこれら情報は家族や友人に喜ばれました。

1977年の噴火後、湖水祭りの賑わいは元に戻りませんでした。今はどうなっているのでしょうかね。噴火前までの温泉街には電電公社や三井物産、新日鉄、全日空(これがさきに記した全日空の沢の由来ですね、たぶん)など大企業の保養施設、美空ひばりさんも保有している家がある(と管理人さんが教えてくれた)別荘地(見晴台の急坂を登った先のです)、北海道立の教員保養所などがありました。それらで働く方々の子どもさんも多くおり、温泉街の小学校の児童数は約400人(私の在学時のピークは370〜380人くらいだっかたな。現在は30人くらいのようです)でした。北海道に演奏に来たという日本フィルの方が即席の演奏会を体育館で開いてくれたというようなこともありました。

保養所の多くは閉鎖となり、なにより地元資本のホテル・旅館のいくつかが経営困難・破綻するなどし、噴火後、クラスメートの転校が相次ぎました。(たぶん、つづく)


2026.08.02


漢字テスト

MSFのメイン講座はコロナ禍を経て、現在はほぼオンラインで講義を行っています。コロナ禍までは対面(教室)で毎度の講義のたびに漢字試験を実施していました。マスコミ各社の入社試験では「超」難しい難読漢字のテストが行われることはお決まりでした。講義前、いつも教室はシーンとしていて皆、漢字試験のテキストを開いていました。


昨晩のメイン講座で画面越しに漢字の問題を提示し、受講生に読んでもらうということをやってみました。もちろん、優しいと評判の先生は受講生に恥をかかせるようなことはしません(あくまで漢字試験程度では、ですが)。読めない漢字は飛ばしてもよい、という形式としました(なぜか女性の受講生のときに限って正答が映し出され続け、男性受講生になると問題のみに切り替わるという、決してあってはならない謎の現象が生じました。原因はいまだ不明です。心当たりのある方はお知らせください)。


さて、問題の一部を紹介しましょう。

只管 魚籠 悪阻 注連縄 手弱女 没義道


かつての受講生ならば、スラスラ読めていた漢字(毎度の漢字試験のおかげですね)も、なかなかの苦戦でした。漢字試験ができないので、ぜひ指定のテキストで自習をとお勧めしておきます。試験がなくても役に立ちますからね。


ほかにも昨日はいろいろな話ができました。受講生のSさんから講義後「有名なドラマ、ニュース映像の紹介は大変参考になりました。アナウンサーの明確な伝え方やなぜヘリで映像化しているのかなど、検討すべきことの勉強となりました」との感想がありました。嬉しいメールでした。試験に出ること、ESの上手な書き方、面接で受けそうな話ばかり教わっても、ということです。いつも見ているテレビも全て自分自身の勉強、将来の糧となるのですから、マスコミの受験勉強ほど楽しいものはないと思っています。


試験に出ること、ESの上手な書き方、面接で受けそうな話。そんなことだけ勉強しても、つまらないです。マスコミ塾とはそうした指導をする場、という理解もあるかもしれません。しかしながら、MSFは少し違います。仮に目標を実現できても、読者、視聴者には迷惑な人とならないよう、せっかく受かるのなら、いろいろなことを自ら考え、学んで、そしてマスコミ人としてご活躍を、と願いつつ指導をしています。しかし、昨晩は事件記者の映像を見せようとすると、本当に事件を起こしてしまった記者の映像が流れそうになったりと、いろいろありました。どうしてなのか(あまり真面目に考えなくてもいいですよ)。


漢字の答え。ひたすら びく つわり しめなわ たおやめ もぎどう


2026.07.13


映画の街

北海道夕張市は財政破綻し、2007年に財政再建団体に指定されました(現状として全国唯一の財政再生団体)。約353億円もの累積赤字は今年度には解消する見込みだそうです。そうしたこともあって最近、相次いで夕張に関する各社の報道を見るにつけ、問題意識の低さというより、知識の無さが気になっています。これはメイン講座でも(私の考えのほんの少しではありますが)具体的にお話しました。ここでは割愛します。


少なくとも1990年代の終わりころには、個人的に夕張市のおかしさに気づいており、ときに講座で指摘をし、ときに受講生を連れて夕張へ取材旅行に出かけるなどしていました(破綻時、いまはある全国紙の部長をつとめる元受講生が「前から夕張がおかしい、変だと言っていたのは先生だけだ」と言ってくれました。変な意味ではなく、この元受講生は良い記者になると思いました)。「映画の街」としても売り出していた全盛期でしょうか。映画祭で街を歩けば、隣に不意に立っていた男性から「僕の映画も今夜上映されますから見に来てください」と言われ、その顔を良く見ると渡部篤郎さんでした。お祭りの最中にスキー場に行けば、竹中直人さんが滑っていたりと、よいイベントだったことは間違いありません。マスコミ各社の報道もこうした観光事業について全面的に好意的であり、ある新聞社の担当記者などは署名入りで、夕張での映画ロケにエキストラとして参加したなどと、読んでいて恥ずかしくなるほどのはしゃぎぶりでした。財政破綻まで気づかなかった?らしいマスコミの責任は重いと感じています。


話は変わって。録画番組をいくつか見ていたら、NHKで「音楽の街 渋谷」というものがありました(「ドキュメント72時間」)。私の昔話を面白いと言う受講生がいるので、また一つ、音楽についての話を書きます。中学の時の音楽教師は夏・冬休み明けの授業で「休みの最中に聴いた音楽」を尋ねる人でした。皆が無難?に「中森明菜のスローモーションが良かった」とか話している中、さて私の番です。何を聴いていたのか、よく覚えていません。困り切った挙句、昨日、NHKのFMで初めて聴いたばかりの「ワーグナー」と私は答えるという勝負に出てしまいました。期待通りと言うような先生のぱっと明るくなったお顔は素晴らしかった。いかにワーグナーが凄い作曲家であるか、その後、先生は延々と語り続けてそのたびに私へ同意を求めます。私も「うん、うん」「はい、はい」「そのとおり」と言った調子で相槌を返すほかありませんでした(ワーグナー、その詳細を全く知りませんでした)。授業後、同級生の女の子が「山田君、面白かったよ」と話しかけてきました。ばれていた。


夏休み明けの授業の苦い思い出を受けて、万全の態勢で臨んだ冬休み明けの音楽の授業です。さて、私は誰を、何を挙げたのでしょう。答えはいつかのメイン講座でお知らせします(関心ないですね)。


2026.06.18


ゴールデンウイーク

ゴールデンウイーク期間中(まだ期間中でしょうか?)、日頃は忙しいマスコミ人も少しは時間があるのか、かつての受講生の方々から近況報告などをいただきました。皆さん、なかなか頑張っていますね。一方で、私はMSFをより目立たなく、細々と続けつつも、第2の人生を送ることをそろそろ考えているなどとお返事をしましたら、「MSFのような学びの場は必要だ」との返信があり、まだまだ激励をいただけることに感謝をいたしました。


私はゴールデンウイーク中は指導の時間も多くあったのですが、どこにも出かけなかった(一度、図書館へ出かけて自宅で購読していない新聞各紙の一か月分に目を通してきたくらいです。これは毎月やっていることですが)こともあり、読書もそれなりにできました(もっと沢山読みたかった)。中学生のときに読んで感動した集英社文庫のある本も再読したのですが、その本を同級生の女の子へ貸して返してくれたときに添えられていたお礼の手紙が挟まったままでした(ラブレターとかではないですよ、残念ながら)。そういえば、中学生の頃にはレコードを借りたり、貸したりしていましたね。長い解説文を書いて(時間があったのか、そうしたことをした覚えがあります)ある子にレコードを貸した際には「私の時にはそうしたものはなかった」と別の子に怒られたこともありました。良い時代でしたね。


新聞社を受けているというのに新聞を読んでいない、というマスコミ受験生は珍しくなくなりました。ゴールデンウイーク期間中のやり取りで、そんな話も元受講生の方としました。いまの若い皆さんは、どんな時間の過ごし方をしているのでしょう。


2026.05.08


有珠山噴火から26年

北海道の有珠山噴火から26年です。国内有数の観光地、洞爺湖のすぐそばにある火山です。

最近の噴火は、2000年(3月31日)です。その前が1977年で、その前が1945年(昭和新山の誕生)、その前が1910年(四十三山の誕生)です。おおむね30年前後の周期で噴火しており、次はいつかということです。いずれ、まもなくといった時期ですが、26年を迎えた日、道内メディアの関心はそれほど高い感じはしませんでした。


昭和新山は国の特別天然記念物です。有珠山麓のロープウェイ乗り場のすぐそばにあり、私の小学生時代は普通に登ることができましたが、現在は禁止されているようです。白い噴煙が出ているところに缶コーラを置いて、温めて飲むというのが結構楽しみでした。

私は友人とよく洞爺湖温泉街から歩いて遊びに行っていた(もちろんバスでも行けるのですが、子どもなのでお金の節約です)のですが、歩いていると観光客の方に声をかけられ、何度か車に同乗させていただいたこともあります(今では怒られるような話ですね)。温泉街にあった電電公社(現NTT)の保養所へ新婚旅行に来られていた方には、地元の小学生とはいえ、滅多に乗ることができなかったロープウェイに乗せていただくなど、一日中、遊んでいただき、すっかり新婚旅行の邪魔をしてしまったこともありました。

四十三山は「よそみやま」と読み、1910年(明治43年)に誕生したことが名前の由来です。今は明治新山と呼ぶ方が多いようですが、当時はそうした言い方は聞いたことがありませんでした。ちなみにこの山も地元小学校の遠足コースで春秋と年2回登っていました。くぼんだ火口が深さ45メートルで(たしか)、読み込んでいたウルトラマン辞典をもとに、ウルトラマンの身長とほぼ同じだなと思っていた記憶があります。

昭和新山の登山はできません(おそらく1977年の有珠山噴火以後に禁止となったのではないかと思います。もともと個人所有の土地にあります)が、四十三山は新たに設けられた登山コースがあるようですので、いつかまた行ってみたいと思っています。噴火があったり、その後の温泉街の不況だったりで、小学校の友人がいまどこにいるのかも知りませんが、できたら、その友人の誰かと、ですね。


2026.04.12


ヤンキー先生

以前、民放局で「ヤンキー先生」(番組タイトルはあえて正確ではありません)というドラマが放送されました。ある街の高校に実在した教師がモデルで、人気俳優の主演です。事情があって再放送はされていないので、いまの若い方々は知らない人のほうが多いはずです。

時々、新たな受講者の方から、私のことを「どんな先生なんだろう」と想像していたというような話を聞きます。MSFの古い合格体験記をじっくり読み込んでいたある人は、すこぶる怖い、あるいは髪の毛が爆発した鬼才?をイメージしていたと言います。勝手なもので、バイクを乗り回し、一升瓶片手に授業をするような先生と想像していた、という人もかつてはいました。それこそ、まるっきりヤンキー先生ですね(ドラマの先生もそこまではしていません)。

今はすっかり丸くなりました。以前は言いもしなかった冗談も話します。


最近、以前から気になっていた「ヤンキー母校に恥じる」(河野啓著、三五館シンシャ)をようやく読みました。北海道放送の元ディレクターによる本です。TV制作者志望の方は、その仕事の怖さなどを知ることもできるのではないでしょうか。大変良い本でした。なんと言えばよいのか、著者の勇気に感謝しました。


2026.03.05


一般企業の謎?

メイン講座の受講をお考えの方に、無料・受講相談というものを行っています。

数カ月前にあった受講相談から一つ、当たり障りのない範囲でご紹介させていただきます。


相談者「マスコミのほうが、マスコミ以外の企業よりも上なんですか?」

私「そんなことはありません」

相談者「なら、どうしてホームページにはマスコミ以外の会社を一般企業と書いているんですか?マスコミは一般の企業じゃないということですか?」

私「そんなことはありません」

相談者「一般じゃないということは特別とか、上とか、そういうことじゃないんですか?」

私「私どもはマスコミ塾ですので、マスコミ以外の企業という意味で一般企業と書いているだけなんですよね」

相談者「あ〜、そういうことなんですか」

私「そういうことなんです。たしかに一般企業という言い方は私も前から気にはなっているんですけど、何か良い呼び方はありますか?」

相談者「う〜、あ〜、一般企業でいいです」


以上で主要な相談はほぼ終了という受講相談?でした。長くやっていると色々あります。

皆さま、一般企業以外の良い言い方がありましたら、お知らせください。


2026.02.10


読書の勧め

マスコミ各社に受かった受講生から「何かお勧めの本はありますか」とよく聞かれます。正直に書けば、即答が難しい質問です。まず、あなたのこれまでの読書量がわからない。次に、あなたの関心がどのようなものかわからない。最近ではジャーナリズムの本を勧めるのは難しいかなと思った方に、面白かった小説を勧めたら「あ、やっぱりジャーナリズムの本を教えて欲しかったのか」と感じることがありました。


私は学生時代、八重洲ブックセンターに置いてあるジャーナリズムやマスコミ関連の書棚を眺めると、読んだことがある本ばかりでした。自慢話ではないのですが、指導経験上、そうした学生には出会ったことがありません。一方で、どうしても自分の好みのものを読みたくなるので、あえて、さまざまなジャンルの本を読むようにしていました。


「明日のマスコミ人講座」という講座の中では、私が指定した本を読み、感想文を書いてもらっていますが、とても良く読めているなと感じさせられます。単純に良い本との出会いがないだけかもしれません。その講座の初回でずっと指定している本があります(�]をたどってもらうと、書名はわかると思います)。その中にある、新聞記者であった著者の新人記者時代の上司の言葉を一つ。「同僚と飲んで楽しいか?どうせ飲むなら街の人、ふつうの人と飲め」と。


ストーブの効いた温かい部屋で笑いあうだけの青春はもったいないと思います。本からさまざま学んだら、行動に移すようにしたいですね。2026.01.08