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身辺雑記(2026年6月)

2026年6月27日(土)
庄司薫さんが亡くなられました
 「赤頭巾ちゃん気をつけて」の作者、庄司薫さんが4月5日に老衰で亡くなっていたことが、妻であるピアニストの亡き中村紘子さんのオフィシャルサイトで去る6月22日に発表されたことをネットで知りました。高校生の頃友人が芥川賞を受賞した「赤頭巾ちゃん気をつけて」を読んでいるのを見て、自分も読んでみたのが庄司作品との出会いでした。東大紛争で入試が中止になった薫くんを主人公にする「赤頭巾ちゃん気をつけて」「白鳥の歌なんか知らない」「さよなら怪傑黒頭巾」「ぼくの大好きな青髭」の4部作は高校、大学を通しての愛読書でした。「ぼくの大好きな青髭」以降小説の発表がなく、投資とかで生活しているという噂がありましたね。ハードカバーの4部作は何年か前に本の整理をした際に処分しましたが、文庫本はいつかまた読み返そうと持って今でも本棚の中にあります。享年88歳。ご冥福をお祈りします。
2026年6月26日(金)
震度6弱の地震です
 こちらでは今夜10時半頃、震度6弱の大きな地震がありました。テレビを見ていると、地響きとともに大きな揺れが起こったと思ったら、スマホに本当に久しぶりの地震を知らせるアラームの音。震源が近かったせいか、アラーム前には既に大きく揺れていました。このところ、岩手沖や茨城で起きていた大きな地震も他人事でしたが、やはり日本に住んでいる限り地震は他人事ではないなあと改めて認識しました。我が家には今のところ影響はありませんが、市内では家の壁がはがれて道路に落ちてしまったところもあるようです。2つの台風が近づいている中、被害が少ないことを祈るばかりです。明日は我が家では妻や子どもたちがちょっと遅い父の日で家族で食事に行くことになっていましたが、台風と地震でキャンセルです。明日は家に籠って読書に励みます。
  昨年話題となった森バジルさんの「探偵小石は恋しない」と野宮有さんの江戸川乱歩賞受賞作の「殺し屋の営業術」の続編の発売が決まりました。森バジルさんの「探偵小石は戻らない」(小学館)は9月30日、野宮有さんの「殺し屋の出世術」(講談社)は7月27日です。双方とも1作目を上回ることができるでしょうか。
2026年6月20日(土)
舞台「罠」観てきました
 今日は朝から東京へ。メインの目的は上川隆也さん、藤原紀香さんら出演の舞台「罠」の再演を観ることですが、せっかく東京へ行くのだからと、地元では観ることのできない映画と展覧会も観に行ってきました。
 最初は東京ミッドタウン内のTOHOシネマズ日比谷で昨日から再上映が始まった「罪人たち」と、同じく昨日から公開された「君は映画」を梯子しました。
 前者は昨年公開された作品ですが、今春のアカデミー賞でマイケル・B・ジョーダンの主演男優賞ほか脚本賞、撮影賞、作曲賞を受賞した記念でしょうか。昨年は大都市等一部でしか上映されませんでしたが、今回は全国のTOHOシネマズで上映が始まっています。ホラー映画だと聞いていたのですが、最初は1930年代のアメリカ南部における黒人差別が描かれるので、こんな社会派映画がホラーになるのかと思ったら、そういうことだったんですね(ネタバレを避けます)。人種差別に黒人音楽にホラーと盛り沢山で楽しめました。エンドロール後のシーンも意味深いものがありましたね。マイケル・B・ジョーダンが双子の兄弟を一人二役で演じていましたが、ホラー映画で主演男優賞を取って当然という役柄を演じてくれました。
 後者はヨーロッパ企画を主宰する上田誠さん初監督作品です。主人公は伊藤万理華さん演じる下北沢で劇作家をするマドカと井之脇海さん演じる三軒茶屋でバンドマンをするカズマがそれぞれ映画を観に行くと、スクリーンに映っているのが相手の出来事なのに加え、二人はスクリーン越しに会話が交わせてしまうという摩訶不思議なことになってしまうという話です。映画を観る前はスクリーンから出演者が出てきてしまうウディ・アレン監督の「カイロの紫のバラ」みたいな映画かなと思いましたが、全然違いましたね。ヨーロッパ企画の俳優さんたちも多数出演していて、はちゃめちゃな大団円といった感じです。これは東京ならヨーロッパ企画のファンとか観にくるかもしれませんが、地方での上映はちょっと厳しいのでは。
 映画の後は三菱一号館美術館で開催中の「"カフェ"に集う芸術家」展へ。入場前は列ができていたので混雑しているかなと思いましたが、会場内は空いていて、ゆっくり鑑賞ができました。題名からしてカフェの中を描いた作品が多いかなと思っていたのですが、ロートレック等三菱一号館美術館が所蔵していて、もう何度も展覧会で観たポスターが多かったですね。展覧会のチラシにも掲載されているラモン・カザスの「マドレーヌ」のポストカードが欲しかったのですが、ありませんでした。残念。
 最後は本日の主目的だった「罠」の観劇によみうり大手町ホールへ。2024年10月に行われた公演の再演です。カーテンコールの際に上川隆也さんも言ってましたが、この劇のことをSNSに載せるのは非常に難しいですね。渡辺大さんがすごかったとか、藤原紀香さんが綺麗だったと書いてくださいと言っていましたが、ちょっと話したこともネタバレになってしまいそうです。私は前回の公演も観ましたし、ピーターが出演した公演も観ているので(ピーターさんは凄かったです!)、これで3回目ですが、ストーリーをわかっていてもこの作品は面白いです。ミステリー好きには堪りません。やはり、作者のロベール・トマさんは凄いです。大満足です。
 明日は雨ですし、ワールドカップサッカーの日本対チュニジア戦があるので、テレビの前で応援です。
2026年6月19日(金)
「黒牢城」観てきました
 仕事帰りにシネコンで今日から公開の「黒牢城」の舞台挨拶付きの回を観てきました。
 舞台挨拶には黒田官兵衛を演じる菅田将暉さんはじめ主役の荒木村重を演じる本木雅弘さん、そのほか村重の妻・千代保役の吉高由里子さん、青木崇高さん、柄本佑さん、オダギリジョーさんらが登壇しました。主役の本木さんには悪いですが、何といっても菅田将暉さんですよねえ。NHK大河ドラマでは竹中半兵衛を演じたと思ったら、今度は黒田官兵衛ですからねえ。菅田さん以外誰かいないのかと言いたくなってしまいますよね。原作は米澤穂信さん初めての時代劇ですが、内容はミステリーです。織田信長を裏切り、有岡城に立て籠もった荒木村重を説得しに行って、牢に入れられた黒田官兵衛が城内で起こった不思議な事件を解き明かしていくというストーリーです。ミステリーファンはもちろん、大河ドラマファンもいたのでしょうか。田舎にしてはなかなかの入りでした。
 さて、明日は東京で映画と展覧会と観劇です。朝早いので早く眠らなくては。
2026年6月15日(月)
サッカーワールドカップが始まりました
 サッカーワールドカップが始まりました。今日の早朝には日本の初戦、対オランダ戦が行われました。早起きするために昨夜は早く寝たのですが、今朝起きると、既に前半が終了していました。見始めた後半、オランダに先制されましたがすぐに同点に追いつき、勝ち越されてもうダメかなと思ったところで、再び追いついて引き分けとなりました。オランダはFIFAランクが第8位と日本より格上ですから、勝ち点1を獲得したのは大きかったのではないでしょうか。次は日本時間21日のチュニジア戦です。チュニジアは初戦でスウェーデンに大敗していますので、日本も複数得点で勝ちたいところです。
 昨日から西式豊さんの「処刑館殺人事件」(早川書房)を読み始めました。作者の西式さんの作品は初めて読みますが、第12回アガサ・クリスティ賞大賞を受賞しているそうです。本作品はクローズドサークルもので、館に招待されたミステリー作家たちが自分の作品の殺害方法通りに殺されていくというガチガチの本格もののようです。
2026年6月13日(土)
清里に行ってきました
 バブルの時代、八ヶ岳高原にある清里という地が東京の原宿の土日のように大勢の若者を中心とする観光客で賑わいました。若者が目を引くようなメルヘンチックな建物が立ち並び、芸能人のショップなども多く開店していました。ブームに乗って県も別荘地を分譲し、山口百恵さんの親戚が経営するペンション周辺には百恵さんが現れないかと宿泊客ではない大勢の観光客が訪れ、周囲の家の敷地にも入り込んで騒動になったという時代がありました。あれから40年近くが過ぎ、バブルの崩壊後、昔の喧騒は夢だったかのように清里の駅周辺は閉店した店舗がそのまま残されたものもあり、閑散としています。ただ、駅から少し離れたところにある「萌木の村」という場所はイングリッシュガーデンの中に様々な店舗があり、今でも観光客で賑わっています。昔からある「ロック」というお店はカレーが評判でいつも行列ができますし、夏には屋外でクラシックバレエが開催されて多くの客が訪れます。経営者のアイディアが良かったのですね。
 今日はそんな場所で開催された「MOEGIガーデンマレシュ」に妻と行ってきました。先月、富士見高原スキー場で開催された「八ヶ岳ファーマーズマーケット」と同じように、多くの花苗や園芸用品のお店が出展し、賑わいを見せました。私は昨年頃から高齢になり雑草取りもできなくなった母親に代わって庭や家庭菜園の雑草との戦いに参戦したのですが、いくら抜いても除草剤を散布しても次から次へと芽を出してくる雑草との戦いの中で、雑草が生えてくるのを避けようとグランドカバーになる草花を植え始めたのをきっかけに、宿根草を庭に植えることに興味を持ちました。先月も「八ヶ岳ファーマーズマーケット」でたくさんの宿根草を買ったので今日はあまり買わないようにしようと思っていたのですが、お店を見ていると、ついつい「この花、かわいいなぁ」と、買いたくなって,結局何鉢も購入してしまいました。涼しい高原と異なり、暑さ厳しい我が家の庭には、この時期に苗を植えるのは危険なので、地には秋に植えることとし、とりあえず一回り大きい鉢に植え替えて半日陰、日陰で管理することにします。
 昼食は混雑する前に少し早く「ロック」でカレーを食べました。評判だけあって、美味しかったです。
 清里から戻り、そのままシネコンで昨日から公開されたばかりのマイケル・ジャクソンの伝記映画というべき「マイケル」を観ました。大人になったマイケルを演じたのは実の甥のジャファー・ジャクソン。そっくりというわけにはいきませんが、雰囲気は似ています。少年時のマイケルを演じたジュリアーノ・バルディという少年の歌と踊りも見事でしたねえ。「スリラー」を始めとする数々のヒット曲も何曲も歌われ、満足しました。
2026年6月11日(木)
第175回芥川賞・直木賞候補作発表
 第175回芥川賞、直木賞の候補作品が発表されました。
 話題を呼んでいるのは、芸人のオードリーの若林正恭さんが初めて書いた小説「青天」(文藝春秋)が直木賞の候補作品に選出されたこと。もし受賞すれば2015年に又吉直樹さんが「火花」で芥川賞を受賞して以来の快挙ですね。内容は若林さん自身が高校時代に熱中したアメフトにかける高校生を描く作品だそうです。
 他の候補作は原田ひ香さんの「#台所のあるところ」(文藝春秋)、凪良ゆうさんの「多類婚姻譚」(講談社)、朝倉かすみさんの「けんぐゎい」(光文社)、そして蝉谷めぐ実さんの「見えるか保己一」(KADOKAWA)。残念ながらどの作品もまだ読んでいませんが、原田さんの「#台所のあるところ」は図書館の予約順が12番目で、貸出期間は1人2週間ですから順調にいっても5か月後でないと借りることができません。更に若林さんの「青天」はいわゆる青春小説ですから私好みで読みたいのですが、図書館の予約は既に23人も入っています。今から申し込んでも借りられるのは46週間後。28万部も既に売れているのもわかります。
2026年6月10日(水)
梅雨に入りました
 雨模様の日が続き、こちらの地域も梅雨に入りましたが、今日は久しぶりの晴天です。これから何日かはまた天気のいい暑い日となるようです。
 来月も村上春樹さんや誉田哲也さん、夕木春央さんらの読みたい作家の新刊が発売になりますが、8月も待望の月村了衛さんの「機龍警察」シリーズの最新作「機龍警察 漆黒社会」(早川書房)や東野圭吾さんのガリレオシリーズの最新作「永遠の記憶」(文藝春秋)が発売になるということでオンライン書店での予約が始まりました。いやぁ~楽しみです。特に「機龍警察」はそろそろ終盤という感じがするので、読むのが待ちきれません。それにしても、ユッシ・エーズラ・オールスンの「特捜部Q」シリーズの最終巻はどうなったのでしょう。本国のデンマークでは既に2023年11月に発売になっているようですが、翻訳が遅れているのでしょうか。
2026年6月5日(金)
辻村深月「ファイア・ドーム」発売
 オンライン書店に注文しておいたスティーブン・キングの「ロングウォーク」(扶桑社ミステリー)が届きました。今月末公開される同名映画の原作です。長く絶版になっていたようですが、昔読んで面白かったというネットでの感想を見て、地元では映画は公開されないので、せめてもと思い、再販された文庫を購入してしまいました。スティーブン・キングがリチャード・バックマン名義で発表した初期の作品で近未来を舞台にした作品のようですが、さて、楽しく読むことができるでしょうか。
 今日は更に宮部みゆきさんの長編「ファイヤードーム 上・下」も届きました。これはまずいです。先月購入した池井戸潤さんの「ブティック」もそのままですし、海外文庫の「私立探偵マニームーン」、「メインキャラクター」、「瞬きすら許さない」も積読ままになっています。今月末には万城目学さんの「ホルモー燦燦」に私立探偵マニームーンを主人公とする長編「絞首台のある庭」も届きますし、来月初めの村上春樹さんの「夏帆」も迷った末につい購入ボタンをポチってしまったんですよねえ。このところ夜に、Youtubeで園芸の動画を見ていて読書の時間が少なくなっています。それに、図書館から予約の本の準備ができた連絡も来ています。いや~本当にまずい。読むことができるかなあ。
2026年6月3日(水)
台風通過
 今年最初の台風が通過しました。風はあまり吹きませんでしたが、雨がかなり降りました。強風だとまた倒れてしまうなあと心配していた植えたばかりの宿根草もどうにか被害に遭わずにすみました。次の台風までにはしっかり地中深く根を張ってほしいです。
 今月下旬には昨年の「このミス」海外編で第1位をとったリチャード・デミングの「私立探偵マニー・ムーン」(新潮文庫)の長編が発売予定なので、積読ままの「私立探偵マニー・ムーン」を読み始めます。さて、私に合う作品なのか。
2026年6月1日(月)
6月になりました
 6月になりました。まだ6月が始まったばかりなのに、このところ連日気温は30度超えの厳しい日が続きます。明後日には今年初めての台風がやってきます。
 今月の読書は、何をおいても辻村深月さんの3年ぶりの長編「ファイア・ドーム 上・下」(小学館)でしょう。上下2巻900ページ弱の大作で、6月5日発売予定です。発行元の小学館ではホームページ上に特設サイトを作って、発売まであと〇日〇時間〇分〇秒とカウントダウンをして盛り上げを狙っています。そして、もう1冊。万城目学さんの「ホルモー燦燦」(KADOKAWA)です。「鴨川ホルモー」「ホルモー六景」に続くホルモー3作目となります。「ホルモー六景」が2007年の刊行ですからなんと19年ぶりのシリーズ新作になります。さて、今度はどんな話になるのでしょうか楽しみです。
 海外編では昨年の「このミス」海外編の第1位となったリチャード・デミングの「私立探偵マニー・ムーン」の長編「絞首台のある庭」が新潮文庫から刊行予定です。まずは、「私立探偵マニー・ムーン」を読み終えないと。周浩きさんの「死亡通知書」三部作の第2作目「死亡通知書 宿命」(ハヤカワ・ミステリ)がやっと出る予定ですが、これは7月になってしまうかな。
 今月の映画ですが、邦画ではまずはヨーロッパ企画の上田誠さんが監督、伊藤万理華さんと井之脇海さん共演の「君は映画」。相手の世界がスクリーンの中で、自分の世界が現実という上田誠さんらしいSFで摩訶不思議な作品ですが、ウディ・アレン監督の「カイロの紫のバラ」みたいな感じでしょうか。「黒牢城」は直木賞と山田風太郎賞を受賞した米澤穂信さん原作の同名小説の映画化です。織田信長の暴虐に反発して謀反を起こした荒木村重の有岡城に織田の使者として訪れて捕らえられ、牢内に幽閉されていた黒田官兵衛が城で起こる謎を解き明かしていくというストーリーです。小説は抜群に面白かったのですから、面白くないわけはありません。黒田官兵衛役は菅田将暉さん。現在放映している大河ドラマでは同じ軍師の竹中半兵衛役を演じていますが、売れっ子ですね。これで面白くなかったら監督のせいですね。「急に具合が悪くなる」は先のカンヌ映画祭でモデルであり「ウルヴァリン;SAMURAI」にも出演した女優の岡本多緒さんが主演女優賞を受賞した作品です。受賞作品ということで地元映画館で公開されるのか期待したいのですが、微妙ですね。「スーパーガール」はスーパーマンの従妹であるスーパーガール/カーラ・ゾー=エルを主人公にした作品です。「スーパーマン」にちょっとだけ登場したミリー・オールコックが引き続きスーパーガールを演じます。「スーパーマン」でも強烈な印象を残したやんちゃな犬のクリプトが悪漢によって毒を打たれたため、その解毒剤を求めて宇宙での戦いに臨んでいくというストーリーのようです。スティーブン・キングの「ロング・ウォーク」も観たいのですが、これは地元での公開がありません 残念です。
 今月の舞台は1本。2024年の秋に公演した「罠」の再演です。上川隆也さん、藤原紀香さんらが再び前回と同じよみうりホールの舞台で演じます。さすがに2年前観た作品ですからストーリーは忘れていません。もちろん、知らない方が楽しめますが、知っているなら知っているで、上川さんらの演技を十分楽しめます。