谷間の華・遠花火

 伊那谷の夏は、7月下旬から9月中旬にかけて、各地の神社の祭り、お盆の送り行事などで花火が夜空を彩ります。
特に8月15日お盆の送りには、谷を取巻くように3〜4ヵ所で打ち上げられその音が谷間に共鳴して雷鳴のごとく響き渡り、
迫力があります。そしてお盆のあとの灯篭流し、9月になって神社の祭礼の打ち上げが初秋の澄んだ夜空を輝かせます。
 その一部を超望遠レンズで追ってみました。

市田灯篭流し(高森町 ’05年8月18日)

昔はお盆に飾った灯篭をそのまま流しましたが、いまは藁で作ったいかだに火を点して流し下流で回収します。
環境への配慮が古い行事のしきたりを変えています。

   

 

     

今宮神社(飯田市 ’05年9月10日)

 飯田市の中心市街地の北、風越山の麓で打ち上げられるこの花火は、天竜河畔から見上げると、丘の上に半円となります。
山が燃えているようにも見えます。

 

     

 

八幡神社(飯田市松尾 ’05年9月10日)

 

  

           

  

         遠花火 消えるあたりは ははの里  鳩十        


桜花繚乱巡る季節の特集に戻る