治療の大原則は「セルフヒーリング(自己治療)」
自然治癒力を高めるための自己努力が不可欠
コラムNo.34
ホリスティック医学の理念に――「患者が自ら癒し、治療者はそれを援助する」という内容があります。患者の中には病気は医者が治してくれるものと思っている人がいますが、医者ができるのは患者の「自然治癒力」に対する援助だけです。病気を治すのは患者自身であり、医者はあくまでもその援助者にすぎません。
したがって治療は、医者まかせ・ヒーラーまかせでは駄目で、何よりも「セルフヒーリング(自己治療)」という自己努力が優先されなければなりません。間違ったライフスタイルを改善して、少しでも自然治癒力を高めるような努力を患者本人がしなければならないのです。病気の治療は、最終的には患者の“自己努力”にかかっています。病気の原因をつくり出したのは患者自身である以上、患者が自分で病気の原因を取り除こうとするのは当然のことであり、それが最も理に適っています。自分自身の努力で、「霊的エネルギー循環」を正さなければなりません。医者やヒーラーまかせのままで、病気が根本的に治ることはありません。一時的に病気が治ったとしても、間違った不自然な生活を続けるかぎり、病気が再発するのは当たり前です。肉体を正しく管理するのは、自分自身に対する義務なのです。
「霊的エネルギー循環」を正常化することこそが、まさに“根本的な治療法”“真の治療法”と言えますが、それは患者本人の自己努力によってなすものです。患者が自らの努力で“魂の窓”を開き、宇宙の霊的エネルギーを取り入れ、それを霊の心(霊的意識)・霊体・肉体本能・肉体へとステップダウンさせることです。「霊的エネルギー循環」を正すことができれば、肉体の「自然治癒力」はアップし、病気は癒されるようになります。これが“自己努力”による真の根本治療法――すなわち「セルフヒーリング(自己治療)」なのです。