バリュー志向の成長株投資家1月のバリュー投資塾ハイイールドスプレッド
ダニエル・ラムスッセンの見解クオリティかバリューか?

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ショートコラム(2026年1月)

■クオリティかバリューか?(2026年1月24日)NEW!

謙虚なるコントラリアン投資家』の著者、ダニエル・ラムスッセン(Daniel Rasmussen)の率いるバーダット(VERDAD)のウェブサイトに掲載されている調査レポート「クオリティかバリューか? なぜ両方を選ばないのか?(Quality or Value - Why Not Both?)を興味深く読みました。

特に注目すべき調査結果が下表に集約されています。

●大型株も小型株も、収益性の高い(High Prof)ポートフォリオのリターンが高い
●大型株で収益性の高いポートフォリオのリターンは、株価が割安(Cheap)か割高(Expensive)かに左右されない
●一方で小型株で収益性の高いポートフォリオのリターンは、株価が割安なほど高くなる
●上記の傾向は、時価総額加重ポートフォリオ(Market Cap-Weight)より均等加重ポートフォリオ(Equal-Weight Portfolios)で顕著に見受けられる

このデータに基づく投資を行うのであれば、小型割安株の中からクオリティ(収益性)の高い企業を選んだ均等加重ポートフォリオが望ましいという結論に至ります。本コラムをご覧の皆さんの中には、そういった方向性を目指している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

【バリューと収益性で分類したポートフォリオの世界的な年率リターン】

バリューと収益性で分類したポートフォリオの世界的な年率リターン】


■ダニエル・ラムスッセンの見解(2026年1月16日)NEW!

米国モーニングスターに『謙虚なるコントラリアン投資家』の著者、ダニエル・ラムスッセン(Daniel Rasmussen)のインタービュー記事が掲載されていました。結論に相当する箇所を引用します。

そしてある意味で、危機時に最も利益を生む銘柄を具体的に狙うこと以上に、全ての投資家に「危機が訪れた時、私はどう行動すべきか」考えてみることをおすすめします。

なぜなら、危機は避けられないからです。そして、準備のできていない投資家が最大のミスを犯すのも、まさにこの時だと考えています。

したがって計画性を持つこと、理想的には攻勢に出て「他者が売りに出す時に買いを入れる計画」を立てることが、マクロ経済状況を考慮する投資家にとって最善かつ最も洗練された対応です。

今の私は、ラムスッセン氏の述べている「他者が売りに出す時に買いを入れる計画」を立てている最中です。まだ頭の中でイメージを描いている段階につき、早急に文書としてまとめる具現化の必要性を感じています。


■ハイイールドスプレッド(2026年1月12日)

今読んでいる『謙虚なるコントラリアン投資家』に注目すべき記述がありました。

私が見つけた超過リターンを予測するための最高の道具がハイイールドスプレッドの水準とトレンドである。

ワイドなスプレッドはリバーサルを予測し、最も傷ついた銘柄(流動性の乏しい小型バリュー株)が最も大きくリバウンドする。

現に私の周囲を見渡しても、スプレッドの拡大した局面(ITバブル崩壊局面、リーマンショック、コロナショック)にて小型バリュー株を買った個人投資家は、インデックスに対して大幅な超過リターンを得られています。

株式投資の役に立たないものが少なくないマクロ経済指標の中で、ハイイールドスプレッドは数少ない例外と言えそうです。

【米国のハイイールドスプレッド】

米国のハイイールドスプレッド


■1月のバリュー投資塾(2026年1月7日)

1月のバリュー投資塾はテーマを「オーナー企業(2026年版)」としました。

常々感じていることですけど「この社長なら虎の子の資金を託してもいい」と思えるオーナー企業の株をじっくり持ち続けるのは、個人投資家に向いているやり方です。

2025年11月12日付けの創業家企業の株価パフォーマンスで紹介したように、創業家企業(=オーナー企業)は株価パフォーマンスも群を抜いています。

今回のセミナーでは、個性的なオーナー経営者に率いられており、今後の成長が期待できる7社の分析を試みます。皆さんに合いそうな社長を見つけてみませんか?

ご参加を希望される方はメールにて、氏名と電話番号(交通機関が遅れた場合など、非常時の連絡にのみ使用します)を記入してお申込みくださいませ。折り返し、振込口座などのご案内をいたします。

ご注意:ケーススタディを盛り込んでいますが、銘柄推奨を行うセミナーではありません。

2026年1月のテーマは「オーナー企業(2026年版)」です

日時・場所

2026年1月17日(土) 10:30〜16:50 大阪・天満橋

人数

10名様程度

受講料

銀行振込 33,000円  当日現金 36,000円

3日前までのキャンセルは返金いたします。以後のキャンセルは音声データでの受講に振替させていただきます。

食品高騰など諸般の事情を鑑み、今回から受講料を改定します。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

テーマ

個性的なオーナー経営者に率いられており、今後の成長が期待できる企業を分析します。

テキスト
目次

第1部 オーナー企業のパフォーマンス
1−1 ホライゾン社の創業者インデックス
1−2 野村アセットマネジメントの試算

第2部 情報・通信業
2−1 デジタルアーツ(2326)
2−2 eBASE(3835)
2−3 カナミックネットワーク(3939)

第3部 製造業
3−1 トランザクション(7818)
3−2 フルヤ金属(7826)

第4部 その他の業種
4−1 ジャパンマテリアル(6055)
4−2 サンリオ(8136)


■バリュー志向の成長株投資家(2026年1月1日)

たまたま見つけた記事Value Investing: Then and Now(バリュー投資:過去と現在)をブラウザで日本語に翻訳して読みました。

特に興味深かったのは『バリュー投資入門』の著者であるブルース・グリーンウォルド教授が提唱するValue-Oriented Growth Investing(バリュー志向の成長株投資家)です。

グリーンウォルド教授はバリュー志向の成長株投資家を一般的な成長株投資家と区別しており、主な相違点は下記のとおりです。

1.持続可能なフランチャイズに焦点を当てる
2.資本配分と経営の質を重視する
3.規律ある評価と保守的な成長予測を行う
4.長期的な視点と忍耐力を持つ
5.業界の専門知識を蓄積している

「あれ、どこかで聞いたような話が多分に含まれているな」と思っていたら、『真のバリュー投資のための智慧と実践』に記されている柳下裕紀氏の主張「真のバリュー投資」との共通点が多いことに気づきました。

この考え方が今日のバリュー投資における新しい形と言えそうです。

Value-Oriented Growth Investing



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