メーカーオプションでアブソルートのみに設定されたIHCCです。
価格が高いのでつけてる車は少ないと思うのですが無理してつけました(^^;
インプレを紹介します。
T さっそく使ってみて
U 4ヶ月経って
1.IHCCの概要(マニュアルより抜粋)
IHCC(インテリジェントハイウエイクルーズコントロール)はアクセルやブレーキを操作しなくても、先行車との車間距離を一定に保ちながら、セットした車速で走行するシステムです。
先行車が減速したときは、車間距離を一定に保ちながら自動で減速します。また、先行車が加速したときは、車間距離を保ちながら自動で設定速度まで加速します。車間距離は走行車速に比例して制御され、自車の速度が遅くなれば車間距離は短くなり、自車の速度が速くなれば車間距離は長くなります。
なお、先行車の急な原則などにより、車間距離を一定の間隔に保てない時は、警告ブザーと警告表示で運転者に知らせます。
フロントグリルのホンダエンブレムに内蔵されたレーダーセンサーにより先行車との車間距離を測定します。電波の届く範囲は、自車の前方100mまでとなっています。車間距離は3段階に切り換えることができます。
車間距離/車速 | 80km/h | 100km/h |
長 | 約56m | 約69m |
中 | 約43m | 約53m |
短 | 約33m | 約40m |
2.操作
操作は簡単でハンドルのIHCCスイッチを押し、SETスイッチを押すとその時の車速でセットされます。
後はACCELスイッチとDECELスイッチで設定速度を調整し、DISTANCEスイッチで車間距離を調整します。
マニュアルもろくに読まずに高速に乗ってしばらくいじっているうちにマスターできたので簡単だと言っていいと思います。スイッチもハンドルに付いているので使いやすいです。
3.乗り心地
車間距離の目安表を見るとわかりますが、意外と車間距離を詰めて運転してくれます。首都高ではちょうどいいのですが、都市間高速では100m位離れてくれると安心かも。近いと全走者が急に速度を落としたときにドキドキします。これも慣れかもしれないですけどね。最初の内は右足がブレーキから離せませんでした。
加速時はスムーズに加速してくれます。減速は自分の方がうまいかなと思いますが、一緒に乗っていた嫁さんは言うまでIHCCで走っていることに気が付かなかったので問題ないと思います。ただし、車線変更などで割り込まれると、突然車間距離が短くなるのでピーピー警報が鳴り、エンブレがいきなりかかるのでガクッときます。私は割り込んでくるなーというのはわかりますが、車にそこまで期待するのは酷かも。そこだけ気をつければ快適なドライブができます。IHCCでもブレーキ時もブレーキランプが点灯するとマニュアルに記載がありましたので、後続車にも迷惑をかけることはないと思います。
4.燃費
当然燃費にも貢献します。一言で言えば「おとなしい走り」をしてくれますので燃費もいいはずです。ただしアブソルート自体がMやLに比べて燃費がいいわけではないのですが。
数値で出したいと思いますが方法を検討しています。
5.安全
IHCCをつけて運転も変わりました。今まで高速で追い越し車線しか走ったことなかったのですが(^^)IHCCの110km設定で車任せで走るようになりました。両足が解放されたので運転の疲れも格段に減りましたし、追突の心配がなくなったので、軽食をとったり家族で会話を楽しんだり余裕もできました。一緒に同じ景色を眺めることもできます。何時間でも運転できそうです。安全にも寄与しています。
もっともこれは最初だけで、いずれスピード出したくなるのかもしれないですけどね(爆)
6.最後に
全体に期待していた以上の満足感が得られます。(そうでなくては困りますが)
変速のショックなどもほとんど気にならないレベルですので、足がペダルから解放されるので長距離運転での負担はかなり減ります。近未来を体感できる装備です。オートクルーズが標準装備されたように、IHCCやナイトビジョンもいずれ標準化されるのでしょう。
納車され4ヶ月が過ぎ、何度も高速でIHCCを利用しました。使い込んだインプレを紹介します。
1.車間について。
最初は車間が短すぎて不安に感じていましたが、慣れてくると逆に長く感じてきました。都市間高速では気にならないのですが、首都高速では一番短く設定しても、40mぐらいの車間になります。そうすると首都高では次から次へと間に車が入ってきて、その度にピーピー警告音は鳴るし、ディスプレイは「BRAKE」とチカチカするし、車がブレーキ踏むし、車が買ってに大騒ぎです。(^^;
現実はみんな20mぐらいで走っていると思われるので、ちょっと首都高では使えないです。もっとも走行車線でのんびり走ってれば問題無い話ですけどね。
2.結局使えるのか?
結論としては使えます。都市間高速は十分役に立ちます。最初はすぐ飽きるのでは?と言う不安がありましたが、今でも順調に流れているときはIHCCを使用しています。運転から足が離れるだけで、疲労度が全く違います。余った体力を旅先で有効に活用できます。また運転中でも、ハンドルさえ握っていれば、食事をしたり、考え事したりと有効に時間を使えます。また余裕のある運転をしているときは、渋滞中に比べて、車内の雰囲気もいいですよね。それがさらに向上します。
さらにオデッセイではIHCC付車だけのマルチインフォメーションディスプレイも見やすく、きれいです。
もっともIHCCは110kmまでしか設定できません、それ以上出さないと気が済まない人には無用です。のんびりとドライブを楽しみたい人におすすめします。