「待てユージ!!」
ユージは俺の方にちらりと視線を走らせると、口角を上げた。
いつもそうだ。俺に全て任せて、自分は銃弾の嵐の中に飛び込んだり。
何故、そんなに自分を危険に晒すなんて、馬鹿げた事が出来るのか。
タカが、俺の事を呼び止めたけど、俺はちらっとタカを見て、余裕の笑み。
俺が引きつければ、俺より銃の腕のあるタカならば、確実にしとめられる。
逆に、タカが囮なんてやったら、あっという間に蜂の巣だろう。
「適材適所、だよ、タカ」
その言葉に、鷹山は肩をすくめた。
止めても聞くような大下ではない。それならば、鷹山は自分の仕事をこなすだけ。
そう。結末はいつも、俺たちの勝利。