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数々のヒーローに守られる青い星・地球

惑星内外の無数の敵と日々戦うヒーロー・バットマン、そしてスーパーマン

今日もこの二人のヒーローは休む間もなく地球の平和を守っている

地球には数え切れない程の隕石が毎日毎日落ちてくる

隕石が小さいと大気圏で燃え尽きるため地表には落ちてこない

地表に甚大な被害をもたらす隕石はスーパーマンが落ちる前に破壊するため、地球に被害はなかった

しかし、スーパーマンの目をもかいくぐり地球に侵入した隕石が一つあった

その隕石は大気圏で燃え尽きることなく、地表に衝突した隕石があった

アメリカ南部、田舎街の外れにある洞窟近くに隕石が落ちた

まさか、この隕石が地球の危機に関わることになろうとは誰も、スーパーマンもバットマンも思わなかった

 

バットシグナルに呼ばれ、ゴッサム警察の屋上に現れたバットマン

 

バットマン:どうしたんです?ゴードン本部長

ゴードン:それが、ゴッサムシティではないんだが・・・

スーパーマン:隕石の落ちた場所のことか?

バットマン:スーパーマン・・・いつからいたんだ?

スーパーマン:君が到着した辺りからだよ

バットマン:隕石?

ゴードン:そうなんだ・・・・ついこの間のことなんだが、南部の田舎町に隕石が落ちてね

バットマン:それが何なんです?

スーパーマン:それは単なる隕石じゃないようなんだ

ゴードン:隕石の調査に行った調査員、地元警官、青年団が誰1人帰ってこないんだ

バットマン:誰1人?

ゴードン:あぁ、そうなんだ。その調査を頼もうかと思い来てもらったんだ

バットマン:なるほど・・・・・・

スーパーマン:どうする?バットマン、私が行こうか?

バットマン:いや、君が探知出来なかったくらいだ、宇宙人ってことはないだろう

ゴードン:行ってくれるかね?

バットマン:ロビンと共に調査に乗りだし、行方しれずになったみんなを探して来ます

スーパーマン:そうか、わかった。君がいない間のゴッサムの安全は私は見るとしよう

バットマン:それは助かる!頼んだ、スーパーマン

 

三人は隕石の調査に関する話し合いを終え、それぞれの変える方向へと向かった

バットマンことブルース・ウェインは自邸に戻り、

相棒であるロビンことディック・グレイソンにその調査のことを話をした

この時はこの3人の誰も隕石の正体を予想出来てはいなかった

いや、地球上に隕石の正体を予想出来たものなんていなかったのかもしれない・・・・・

 

ゴッサムシティの警察署の屋上で三人が話をし、バットマンとロビンが洞窟の調査に

向かうことになってから数日が経った

しかし、一向に洞窟近辺での住民の失踪事件が納まらず、勢いを増すばかりだった

そしてある夜、空にバットシグナルではなくスーパーマンの胸のS字のマークが浮かんだ

 

スーパーマン:どうしたんだい?僕を呼ぶなんて珍しいじゃないか

ゴードン:それが・・・・・

スーパーマン:どうしたんです?何かあったのか?

ゴードン:バットマンが調査に向かうと言ってから洞窟での失踪事件が止むどころか酷くなっているんだ

スーパーマン:しかし、調査にはバットマンが・・・・・まさか?!

ゴードン:そうなんだ・・・・もしかすると、彼らの身に何か・・・・・・

スーパーマン:そこで、私のマークが空に浮かんだのか・・・・・早速調査に向かわなくては・・・・

ゴードン:その間、ゴッサムシティだけじゃない、市民の安全は全力で守る

スーパーマン:信頼しているよ、ゴードン警視庁長官

ゴードン:すまない、スーパーマン

 

心配そうなゴードンの尻目にバットマンの身を案じながら隕石の落ちた場所へと向かうスーパーマン

まさか、この時がスーパーマンを見る最後の瞬間になろうとは誰1人、いや本人さえも思っていなかった