ロビンマスクに捧げる(1)

 

『これが、コンピューター超人と恐れられたウォーズマンのマスクか、輝きが違う・・』

ネプチューマンが、ロビンマスクの相棒のウォーズマンのマスクを剥し終えて、

マスクをマントに貼り付かせ、興奮気味につぶやいた。

『貴様ー、もう許さん』

ロビンマスクが怒りをあらわにし、仮面の下からネプチューマンをにらみつけた。

ネプチューマンは、ロビンマスクのにらみを気にせず、言い放った。

『だが、本当に欲しいのは狂乱の貴公子と呼ばれるロビンマスク、貴様のマスクだ』

観客がどよめく、それもそのはずである、ロビンマスクは、今まで素顔を晒されたことがなく

ロビンマスクの素顔は秘密のヴェールに包まれており、今まで謎とされてきた。

そのロビンマスクに対し、マスク剥ぎを宣言するとは、誰しもが息を呑んだ。

『ウォーズマンよ、誰にもお前のことは笑わせない、このロビンマスクの名にかけて』

醜い素顔を晒されたウォーズマンを抱きかかえリングの外に下ろした。

『ふっふふふ、ロビン、お前一人だ、お前を十分にいたぶってやる』

ネプチューマンは目を妖しく輝かせた。

『私は、絶対に勝つ!ウォーズマンのためにも』

ロビンマスクは、ガッツポーズをしながらネプチューマンに言い放った。

『ほう、では私が勝ったら、お前を好きなようにさせてもらうぞ、いいな』

『ああ、マスクだろうと何だろうと、好きにな』

ロビンマスクが、ネプチューマンとビックザ・ブドーに立ち向った。

さすがにロビンマスクといえども、二人がかりを相手に苦戦していた。

段々と体力が奪われ始める。

10分もしないうちに、ロビンマスクはリングに肩膝をつき荒い息をついていた。

『ロビンマスクよ、あきらめてそのマスクを私に差し出し、素顔を晒すがいい』

ネプチューマンがロビンマスクに指を刺し、勝利宣言をする。

ロビンマスクはしばらく、ウォーズマンを見つめる。

『さあ、ロビンよ、脱げ、脱げ、あっはっはっはは』

リング全体を揺らすかのように笑い声を上げた。

『私を一人だと思ったか、』

『何、』

ロビンマスクは、床に落ちていたウォーズマンの武器のベアークローを自分につけた。

そのまま、ベアークローで、ネプチューマン達を切りつけ、そのまま、ロープの反動を

利用して、二人に蹴りを食らわした。

『どうだ、ウォーズマンの魂は私とともにある、お前らには負けん!』

ロビンマスクは、逞しい腕を伸ばし、二人を指差した。

『ふふふ、それでこそ、我がライバルよ、そのマスク必ず、頂くぞ、』

『マスクは、我がロビン家の家宝だ、お前達には渡さん!さあ、立て、』

ネプチューマンは、立ち上がりながら、ビックザ・ブドーに預けていたマントを取った。

そのまま、ウォーズマンのマスクを取り出し、ロビンマスクにみせつけた。

『このマスクが、欲しいだろ、大切なお前の相棒のマスクだ』

『返せ、』

ロビンマスクが、マスクを取ろうとするが、寸前で避けられてしまった。

無様に股を開いた状態で倒れ込む、ロビンマスクの穿いていたパンツの中身のふくらみが

ネプチューマンには気になっていた。

『いい様だな、ロビンよ、私が試合に勝ったら、お前を全裸にさせてもらうぞ』

『何、』

ロビンマスクは立ち上がりながら、その言葉を聞いた。

『そら、お前の大切な相棒のマスクだ、受取れー』

ネプチューマンは、立ち上がりつつあるロビンマスクの頭上にウォーズマンのマスクを

放り投げた。

ロビンマスクは、必死になって手を伸ばし、そのマスクを掴もうとしてしまいネプチューマンに

後ろを見せてしまった。

『掛かったな、ロビンマスクよ、』

『ぐあーーーーー』

マスクを掴んだままのロビンマスクを、自分のチョッキについている、牙でロビンの鎧を

突き刺し、身動きできない状態にし、股を両腕で、しっかり持つ。

ロビンマスクは観客席に向かってちょうど、股を強制的に開かされ、そのまましばらく

静止していた。

『終わりだー』

そのまま、ロビンマスクを股を開けた状態のまま、バックブリーカーに持ち込む。

ガーン、ロビンマスクは思いっきり、後頭部をぶつけ、意識を失いかけ、そのまま大の字に

寝そべった。

『ふっふふふ、お楽しみは、これからだぞ、ロビンマスクよ』

ネプチューマンは笑いながら、大の字に寝そべるロビンマスクを、見つめていた。