捕 食 

 

序章

 

宇宙の片隅、辺境の星にて・・・

「・・グゥッ・・ァヒィッ・・・」

アストラの両腕を、怪鳥ドランゴは両腕の鋭利な爪で突き刺した。

そのままアストラの体を引き上げるドランゴ。

ドランゴの爪はアストラの二の腕に深々と突き刺さって、彼の身動きを取れないようにしていた。

「シェ・・へァァ・・」

すでに抵抗する気力を失せているのか、成すがままに、巨大なドランゴに吊り下げられたアストラは、

ただ力なく弱弱しい悲鳴を上げている。

 

ドランゴの嘴が、アストラの乳首を突き刺す。

「ヴェアッーー!!!!!ヌゥッ・・ギュアアアアァァッ!!!!」

ズブズブと、ドランゴの嘴がアストラの乳首にめり込んでゆく。

「ゥうううううッ・・ハァァァ〜〜〜〜フェァアアアア〜〜〜〜ッ!!!!!!!」

 

「アァ・・フェア・・・」

鍛えあげられたアストラの身体の中で、唯一、脆弱な部分。

そこにその凶悪なくちばしを深く突き刺したドランゴ。

ドランゴがくちばしを抜きとると、アストラの乳首から、おびただしい血が流出した。

ドランゴは、アストラを更に高々と持ち上げる。

ドランゴのくちばしが、ちょうどアストラの腹の辺りに照準を定める。

「フェ・・アア・・・」

ブスブスッ!!

「ァァッ〜〜〜〜ッッッ〜〜〜!!!!」

アストラの体が一瞬にして硬直する。

鍛えあげられた彼の腹筋は、ドランゴのおそろしいくちばしに簡単に突き破られてしまった。

ドランゴのくちばしが更に深くアストラの腹を突き刺さしてゆく。

「フエェェッッ〜〜〜ッッデュアンッッンンン〜〜ッッ!!!」

アストラの瞳がばちばちと点滅している。

失神しかけるアストラの腹に、さらに食い込んでゆくドランゴのくちばし。

アストラの悲鳴は、絶叫に近かった。

「〜〜〜ッッ!!!ヘッ・・ヘェッ・・・ヘアアアアァァァッ〜〜ッッ!!!!」

ドランゴのくちばしはアストラの体を貫通していた。

ドランゴはくちばしを抜き取り、アストラを地面に叩き付ける。

「ハア・・アァ・・ア・・・ヘェ・・デュ・・・・・」

大の字に倒れたアストラの腹には、大きな空洞が空いていた。

血と埃にまみれた全身が、細かく痙攣している。

しかし、瀕死のアストラに対する残虐極まり無いドランゴの処刑は、まだ始まったばかりだった。

 

ドランゴは、アストラに対して馬乗りの体勢になった。

ドシュッ!!ドシュッ!ドシュッ!

ドランゴはアストラの胸を何度もくちばしで突き刺す。

必死に抵抗するアストラは、しかし、ドランゴの非情な責めに、悲鳴をあげるしかなかった。

「あッアアゥッ・・・ヘアッ・・アァ・・・」

アストラの悲鳴が次第に弱弱しくなってゆく。

彼の胸は、穴だらけになっていた。

そしてドランゴのくちばしは、アストラの血で赤く染まり、先端から血が滴り落ちる。

 

戦士の体を心行くまで蹂躙したドランゴは、アストラの下半身に狙いを定めた。

抵抗するアストラの足を持ち上げ、無理やり恥ずかし固めのような格好にする。

そして、くちばしを彼の後ろの蕾に突き刺した。

「ヴ!!!!」

ズブズブズブ!!!!

「ヴェアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!」

くちばしは根元まで突き刺さっている。

アストラのカラータイマーが停止した。

彼の体が全く動かなくなる。

ドランゴはくちばしを抜き取る。

全身が血と泥と埃で覆われた彼の亡骸を両足の頑強な爪で捕らえると、

ドランゴはどこか遠くへ飛び去っていった。