慟哭のスーパーマン(1)

 

まず、私がどうしてルーサーの部屋にいるのか始まりから話そう。

ルーサーの悪事を暴くために取材をしていたロイスは彼の策略に嵌り、捕まってしまった。

その事を知った私はルーサーのアジトに急行しロイスを助けようとした。

そう、これが始まりだった・・・・ 

 

S:ルーサー!観念して、ロイスを解放するんだ!

R:もう見つかってしまったか!まるでロイスのことをいつも見ている様だな。

S:余計なことは言わなくてもいい!解放するのか、しないのか どっちなんだ!

R:まぁ慌てるなよ。彼女は無事だ。

  ただ、この後の君の行動次第ではどうなるかはわからんがね。

S:どういうことだ!

R:ロイスを助けたいんだろう?無理矢理に救出すかね?

S:彼女に何かしたのか?

R:さぁどうだか?

  しかし、私の合図一つで彼女の命がどうなるかなど保証はしないがね。

S:・・・くっ・・・・・

R:いい子だ、スーパーマン!さぁこれをつけて私について来るんだ。

S・・わっ・・・わかった・・・・・

 

ロイスを人質に取られたとなっては、例えスーパーマンであってもルーサーに手も足もだせなかった。

言われるがままに手足に拘束具をつけられ、まるで囚人の様にルーサーのあとをついて歩いた。

透視能力でロイスを探そうにも、アジトの壁一面が鉛で包まれた壁なので透視出来なかった。

自力で探せないとわかった今、ただただルーサーについて行くしか選択肢がなかった。

暗い地下通路をただただ奴隷の如く歩かされしばらく行った先に小さな小部屋があった。

 

R:さぁ着いたぞ!中に入れ!

 

ルーサーの案内で部屋の中に乱暴に入れられた。

部屋の中は特に何があるわけでもなく、どういう目的に用いるのかわからない椅子と、

大きな金属製の空のタンクがあるだけ。

 

S:ロイスはどこだ?どこにいる?

R:落ち着け。君が自由のまま連れて行ったら乱暴に奪い返されてしまうじゃないか。

S:ちっ・・・・・

R:私たちが十分に逃げ出せるだけの時間を確保したらロイスを解放する、約束だ。

S:抜け目がないな。

R:ほらっ!早くロイスを解放して欲しいんだろう?そこの椅子に座るんだ。

 

ルーサーが指示をだすと、脇に控えていたルーサーの部下が私から拘束具を取り払った。

本来なら戒めが解かれた瞬間にルーサーをとっちめるのだが、

巧妙にロイスの居場所を隠しているのでそういうわけにもいかなかった。

そして言われるままに椅子に座った。

 

R:やれっ!

 

ルーサーの合図で部下が私の手足を椅子に固定した。

 

S:何をするんだ!私を縛り付けるのとお前達が逃げるのと何が関係あるんだ!

R:ロイスが君の戒めを解くのにかかる時間で私たちは逃げるのさ

S:さぁ、早くロイスのところへ案内しろ!

R:まだだ!君はヒートビジョンがある、首も固定しないと安心できんのだよ。

S:くっ・・・早くしろ!

R:正義の超人様がお待ちだ、おまえら急いでセットしろ!

 

ルーサーが不適な笑みで私を見ていた。

その時は自分の宿敵、スーパーマンが目前で自由を奪われている状況に

嬉しさを隠しきれず、微笑んでいるのかと思った。

この時に抵抗しておけば、今こうして回想を話すこともなかったかもしれない・・・・・・・

ルーサーの指示が出てから即座に部下は奥の部屋から何かを持ってきた。

大きな首輪のような物だった。

その首輪は綺麗な宝石で飾られた物だった。

首飾りの様な拘束具に見とれている間にルーサーの部下によって首へと装着された。

 

R:似合うぞ、スーパーマン!

S:そんなことはいいから・・・はや・・・く・・・・・・・

R:どうしたんだ?具合でも悪いのか?

S:な・・・なにを・・・・した・・・・・・

R:何をって、君の大好きなクリプトナイトの首輪をしたんだよ。

  気がつかなかっただろう?

S:なっ・・・何・・・・!

R:くくく・・・・もうお前は俺のオモチャだ。

S:くっ・・・くそっ・・・・・

 

私の動きが封じられた瞬間、ルーサーの部下は正義のシンボルの一つであるマントを引きちぎり、

床に投げ捨てた。

そして、もう1人の部下は私の首につけられた首輪と椅子の背もたれを結びつけた。

クリプトナイトからの影響で体はぐったりしているが前のめりになることも出来ず、

椅子に縛り付けられてしまった。

 

R:私の今度のプロジェクトは軍事関係で、無敵の兵器を作らなければならないのだよ。

S:そっ・・そんなこと・・・

  わた・・し・・と何が・・・関係・・あ・・・・るん・・・・だ・・・・・・

R:君のDNAを元に無敵の超人兵器を作ろうと考えてるんだよ。協力してもらう。

S:こ・・・と・・・・・わ・・・・・・・る・・・・・・

 

私は息も絶え絶えルーサーの言葉に反抗した。

しかし、私の出来ることは強がることだけで、他には何も出来なかった。

 

R:君に拒否権はないのだよ。おいっ、お前達さっそくセットしろ!

 

悪夢の始まりだった。再び部下が慌ただしく動き出した。

部屋にある大きなタンクのコントロールパネルを操作し、

タンクから伸びるチューブを私の方へと運んできている。

部下達は私のビキニを引き下げ、ダラリと垂れ下がった男根を引きづりだしチューブを取り付けた。

私の男根が人並みでない事がアダとなり、チューブはその太々しい根へ、

一滴も残さずに収集できるようにしっかりとフィットした。

もう1人の部下が運んできたチューブは私の口の中一杯に広がった。

一生懸命に口を締めて抵抗してみたが、努力も虚しく口をこじ開けられてチューブをねじ込まれてしまったのだ。

口角から液体が漏れ出さない様、しっかりと口の周りを余すところなく蝋で固められ、

吐き出す事すら不可能になった。

 

R:よく似合ってるぞ、スーパーマン。

S:んぐ・・・・・・・んんっ・・・・・・・

R:準備ができ次第始めろ!

 

その合図で部下達はスイッチを入れ、機械を作動させた。

恐怖はまず口に繋がれたチューブから始まった。

口の中にどろどろした怪しげな液体が流し込まれた。

拒否しようにも力は出ず、吐き出す隙間もなく、液体は咽の奥から体の中へと侵入し、身体中へと浸透していった。

薬の効果は誰が見ても明らかだった。私の男根が見る間に大きくなり、

装着されたチューブはそれに伴って膨れ上がった。

強制的に勃起状態に運ばれたのだった。

 

R:いやいや、正義のヒーローともあろう君が、何て姿なんだ!

S:んぐ・・・・・・んっ・・・・んっ・・・・・・

 

私は声にならない声で必死に叫んだ。

が、薬は絶えず注がれ、私の男根は今にもチューブを裂き壊しそうな勢いで成長を続けた。

そして大きくなるのと合わせ、ちょっとの刺激でも射精してしまいそうな衝動が湧き始めたのだ。

薬の進行具合を知っているルーサーの部下達は、私へ次なる恐怖を与える為にスイッチを押した。

途端、股間に装着されたチューブが唸りだし吸引行動を始めた。

その吸引の微妙な刺激ですらも私の男根は敏感に感じ取り、ルーサーの欲しがっているものを吐き出してしまう。

その刺激に当初私は、敵前で精を放つというヒーローにあるまじき衝動に耐えた。

が、ついにその堰の欠壊の時が来た。

薬の効果もあってか勢いは普段のものとは比べ物にならない勢いだった。

一旦堰を切り放たれた精は「ズルッ!ズルズルズルッ!」という湿った悲鳴を上げながら、

止めどなく次々とチューブの接続されているタンクの中にどんどん集められていった。

 

R:協力感謝するよ!

S:・・・・・・・・・・・・・・・

R:おいおい、気絶してるのか?ははははははっ。

  お前達、採取が終わり次第、私の部屋へと運ぶんだ!

 

ルーサーの去った部屋では、黙々と気絶した私の身体から精子を抽出し続ける部下達だけが残されていた。