スーパーマンの敗北(2)

 

突然、激痛が私の肉体を貫いた。

数秒の間、私は、まるで、私の肉体の全ての細胞が爆発するかのように感じた。

私は、悲鳴をあげようとしたが、できなかった。

私は今まで一度もこんな苦痛を感じたことがなかった。

苦痛がやっと終わったとき、ベルタは、エレベータの一角に私を押しつけた。

私は弱くなった脚を曲げて、エレベータの一角にふらふらとめまいしながら座り込んだ。

私の筋肉は、完全にふにゃふにゃになった…私のペニスさえも。

私はかすかな意識でベルタを見た。彼女は意地悪く微笑した…

私は勝利のサインをその中に見た。

 

突然、彼女の顔は苦痛の表情を浮かべ、体を痙攣させながら野生動物のような

悲鳴をあげ始めた。彼女の細い体が成長し始めたのを私は見た。

彼女は、更に大きく、そして筋肉質になり、衣服が激しく裂け始めた。

彼女の変形が続いた、と同時に、彼女は、更に大声で絶叫した。

私は彼女の肉体がぐんぐん巨大化していること息を呑んで見つめた。

私は脱出しようとしたが、できなかった。変形は1 分間続いた。

金切り声が終わり、完全に裸になった汗まみれの彼女はひざをついた。

彼女の服はびりびりに破れて床に散らばった。

 

「プレゼント…ありが…とう、スーパーマン。」

彼女は声まで太く低い声に変わっていた。

「な、な…何だ?」

私は、ささやくように尋ねた。

「あなたには…見えないの…スーパーマン?

 私を見るのよ、スーパーマン!」と彼女は命令した。

彼女の輝かしい新しい裸体を私に示して、彼女は、ゆっくりと立ち上がった。

実際に、彼女は、前よりもはるかに高く、ほとんど7.1フィートぐらいだった。

何よりも私よりも筋肉質で若かった。

彼女は、私が今までに見た最も鍛え上げられた体の女性であった。

私は、彼女の信じられない変身に驚いた。

それから、彼女は私がさっきしたように鍛え上げた肉体を繰り返し見せ付けた。

彼女の体は更に見事だった。

彼女の筋肉は、本当に巨大でクッキリと浮き上がり、

そして、心臓の鼓動でぴくぴくしている太い血管が走っていた。

私は、ほとんど超自然的なサイズの体中の筋肉を凝視した。

彼女の新しい肉体にはパワーのオーラを漂わせていた。

今や彼女はこの星の最強な女性だと思った。

私は彼女の存在に戦慄した。

彼女は、手を腰の上に置き、そして魅力的な緑の目によって私を見た。

そして、唇に邪悪な微笑を浮かべて、彼女は言った。

「私の新しい肉体をどう思う、スーパーマン?

 信じられないでしょう ?」

「私をどうする気だ、ベルタ?」

私は怯えながら尋ねた。

「私は、あなたのスーパーパワーを頂いたのよ、スーパーマン。

 あなたのスーパーパワーは私のもの、一方、あなたはただの人間なのよ…」

彼女は、笑い始めた。

「ありえない。そんな馬鹿な」

私は、悲鳴をあげた。

私は、起きようとした。

しかし、私は、そうすることができなかった。

私の弱りきった筋肉は、私の命令に従わなかった。

私はスーパーパワーを発揮しようとしたが、できなかった。

私はパワーを失ったのだ。

私は首を横に振り、信じるしかなかった。

私はその邪悪な女のなすがままであった。

私にも彼女にもそれが判っていた。

私は戦慄を感じた。

 

「私はあなたを無敵のスーパーマンだと思ったけど、

 でも私、ビック・ベルタが簡単にあなたを破った」

彼女は、誇らしげに叫んだ。

「私はまだ敗けていない。

 私は、スーパーマン、鋼鉄の男だ。

 私は、おまえより強力な悪人をたくさん負かしてきたんだ。

 私はお前にも勝つ」

私は、誇りをもって言った。

「立派なお言葉ね、スーパーマン。

 でももうすぐ、あなたには私のワギナを舐めせてあげるわ」

「お前は、気が狂っている。

 私はそんな汚れた事は決してしないぞ。」

「まぁ、…あなたはするわ、…さもないと私、彼女を殺すわ。

 私はロイスを殺すわ…」

彼女は、私を脅迫した。

それで十分であった。

「そんなことは許さない。」

怒声を発して私は立ちあがり、彼女の巨大な首をつかみ窒息させようとした。

私は、私の力を振り絞って彼女の大理石の彫刻のような首を圧迫した。

しかし無駄であった。

私は衰弱しきっているのに、それに対して彼女は私のスーパーパワーを持っていた。

彼女はにっこり微笑した。