キャプテン  

  

速水「何やってる!早く脱げ!」

再び竹刀が床に叩きつけられる。

 僕「こ、これ以上は許してください」

速水「なにぃ!!」

速水の顔が鬼の形相になった。

他の5人は恐れをなしてトランクスを脱いだ。

 

速水「どうしたんだ!!お前は脱がないつもりなのか!!」

 僕「ゆ、許して下さい」

僕は蚊の鳴くような声で答えた。

横で素っ裸にされた5人が手で前を隠しながら、冷たい視線を浴びせてくる。

速水「どうしても自分じゃ脱げないと言うなら仕方ないな。

   おい、お前ら、こいつを押さえつけろ」

僕のせいで裸にされた5人が、速水の命令で僕を押さえつける。

僕は立ったまま、4人の3年生に両手を押さえられた。

速水「青木、脱がせてしまえ!」

 

そうこなきゃ!!

僕は心の中で叫んだ。

自分で脱ぐんじゃなくて、人に脱がされる。

しかも後輩に!!

 

青木は少し戸惑ったみたいだけど、速水には逆らえない。

一気に僕のトランクスを脱がせてくれた。

一人だけ脱がなかったのも僕の作戦だ。

1年生や2年生は下を向いている部員が大部分だった。

でも、その時だった。

3年生「うわっ!中尾、ちっせー!!」

3年生の一人の声で他の部員の視線も僕のチンポに集中した。

僕は下を向いた。

僕のチンポを見て笑っている部員の顔が見たかったが、

下級生は視線が合うと目を逸らしてしまうからだ。

その甲斐あってか、下級生も遠慮なく僕のチンポを見る事ができた。

2年生「ほんとだ!!」

2年生「あれじゃ脱ぎたくなくなるよな」

1年生「全然剥けてないし」

1年生「お子様チンポだよ」

いろんな言葉を浴びせられ僕は興奮して少し勃起してしまった。

 

2年生「おい、キャプテン勃起したぞ!」と囁く声に、部員全員がまた僕に注目する。

2年生「本当だ!」

1年生「勃起してもあれじゃ10cmいかないっすよね」

それで速水も気づいたようだった

速水「こんな姿見られて恥ずかしいだろ。でも、これくらいで罰は終わらないぞ!」

竹刀で僕のチンポを弾きながら言った。

 

「もう勘弁してくださいよ〜」と他の5人はいいたげだったが、

僕としては、これで終わってもらっては困るのだ。

「もっと、もっと、屈辱的なことをしてもらいたい!」と心の中で叫んでいた。

 

速水「まずは、グラウンド10周だ!」

僕は速水先生の言った「まずは」という言葉を聞き逃さなかった。

僕達はグランドに素っ裸のまま飛び出した。