愛しいエース  

 

1・1・1 序

第4話

 

 「信じてる」 サトシにそう告げて、再び、物言わぬ人形へと戻るエース。

 無言で頭を振り、悩むサトシ。

 意を決した様に自らの頬を叩くサトシ。

 そして、裸のままエースに再び覆いかぶさりエースに対して口付けをした・・・

長い長い口付けを・・・・・。

ドクン・・・・ドクン・・ドクン・ドクン!!!!!!

 エースに重なったサトシの股間からは勢いよく白濁液が吐き出され、

エースの股間や内腿を汚していった。

 絶頂を迎えた後、脱力した状態のサトシはエースのタイマーを1/10に動かした。
 
エース:サ・・トシ・君・・・・

サトシ:約束・・・はぁはぁ・・してくれる?必ず戻ってくるって・・・・

エース:あぁ・・・・約束・・・だ・・・とも・・・・

サトシ:信じることにする・・・本当にごめんなさい・・・・
 
 サトシは涙を流しながらタイマーの針を「FULL」に動かした。

 その途端、エースのタイマーには青く光が灯り、瞳も明るく輝き始めた。

 脱力して自由にならない体を動かし、拘束を解いていく。

 緊張からなのか、罪悪感からなのか・・・・

サトシはそのまま気を失って後ろに倒れ込みそうになった。
 
エース:あ、危ない・・・・!・・よ、よかった・・・・

サトシ:ごめん・・・なさ・・・・い・・・・・ごめ・・・・んな・・・・・さい・・・・・

エース:いいんだ、いいんだよ、サトシ君。

    ありがとう・・・・ヤプールを倒し、必ず戻ってくる!

    待っているんだ・・・・


 気絶しながらもエースへの謝罪を続けるサトシを

ギリギリセーフで支えるエース。

 十字架を念力で空中に持ち上げ、ずらし、ベッドに横たえた。

 そして、十字架を立てかけると、サトシにそっとキスをして帰還の約束をした。
 
謎の声:やはり、地球人では悪にはなりきれんか!!!

エース:ヤ、ヤプール!

ヤプール:どれ、お望みの再戦といこうじゃないか!

エース:・・・・そこか!・・・・
 
 部屋にたてかけた十字架が蜃気楼の様に揺れ、空間に歪みを作り出した。

 そして、意を決してエースはその入り口へと飛び込んでいく!ヤプールを倒すために。