私がまだ学生のころの話。大学構内にある自販機の前で学生二人が話していました。
「C×レモンってレモン果汁3%なのになんでレモン50個分のビタミンCなん?」
「えー?何でやろ?」
「不当表示ちゃう?」
「JAROに言う?」
…すみません。僕の出た大学ってこういうレベルです。もちろん不当表示などではありません。どうも、「レモン果汁=ビタミンC」って思っている人っていますね。確かにレモン果汁はビタミンCを多く含みますが、多く含むってだけで同じものってわけではありません。×Cレモンに限らず、ビタミン系ドリンクやサプリは人工ビタミンCを素のままドカドカ入れているわけです。うちのがっこの(最底辺にいる)人(であって欲しい)はそういうことに頭まわらんようです。
さてそのビタミンC、のど飴なんかは必ず黄色で酸っぱいですが、ビタミンCっていうのは本来無味無色無臭です。ですからあれはあとから色付け・味付けしているんです。ほら、なんとなくその方がビタミンCっぽいでしょ。昔のコタツは赤々と光る、あれと一緒ですよ。だからそのうちコタツみたいに色なし味なしののど飴が出るかも…。
ところで、ここ何年かビタミンCってやたらといろんなものに入るようになりました。もう、何にでも入ってます。今日飲んだジュースの原材料見てください。たぶん最後の方にビタミンCってあるんじゃないですか?実は、ビタミンCって別に健康補助のために入れているんじゃないんです。実はあれ防腐剤として入れてるんですよ。あれ入れとくと腐りにくいんです。