千六本


 

 はい、大根を千六本に切ってください。できますか?ていうか知ってますか?千六本は千切より六本多く切ることから千切より細く切る切り方…なんて言っちゃだめですよ。千六本というのは千切より太いのです。だいたい「千切」は当て字で、正しくは「繊切」です。
 では、人参を千六本に…できますか?私はできません。千六本というのは、当て字で、中国語で「細く切った大根」という意味の「繊蘿蔔(せんろうぽ)」から来ています。したがってこれは大根についての切り方で、そして繊切とはまったく関係ないのです。