卵は赤玉の方が栄養価が高い


 

 卵は人間の食用に産まれるのではありません。また卵殻は卵の生成過程の最後に形成され、栄養価とは関係ありません。色や栄養価を決めるのは雌鳥の種類だけであって、白でも高い栄養価のものはあるし、赤玉でもいうほど大したことはないというのもあります。
 ではなぜ赤玉は特別扱いされるのかというと、赤玉を産む鶏は飼育が難しかったことに由来します。しかし、現在では品種改良が進み、赤も白も飼育はそれほど難しくなくなりました。
 
 ちなみに我が家では父の趣味で烏骨鶏を飼っています。栄養価が通常卵の数十倍、値段は十数倍もする高級卵で父の自慢なのですが、うちの者は誰も手をつけません。管理している父が、回収した卵を何週間も外にほったらかしにしているのでサルモネラ菌も通常卵の数百倍なのです。