ページ先頭です、パンくずリストをとばします。
現在地 : トップページ > 2005ビッグブラザー賞受賞者発表

やぶれっ!住基ネット情報ファイル


※このページの朝鮮語部分を読むには、ハングル・フォントが必要です。

凡例:〔 〕内は訳註



本文はじめです、本文をとばします。

いちばんすっさまじいプロジェクトに住民登録番号制度選定
政府部門−情報通信部、企業部門−サムスンSDIを徘徊する幽霊
国家情報院に特別賞、検察・警察の遺伝子データベースにネチズン人気賞授与

1.国民のプライバシーにもっとも威嚇的な事業と人物を選定して授賞する2005ビッグブラザー賞(http://www.bigbrother.or.kr)授賞式が11月22日(火)午後7時、テバンドン〔大方洞〕女性プラザ アートホールで開催された。

2.組織委員会が去る10月31日までビッグブラザー賞ホームページを通じて▲いちばんすっさまじいプロジェクト賞▲いちばん憎ったらしい政府賞▲いちばん貪欲な企業賞等、総3部門にわたって候補を公募した結果、総27候補がネチズンから公開推薦された(候補名簿は添付資料参照)。情報化、人権、法律、保安〔セキュリティ〕等、各界の外部専門家たちで構成する審査委員団が、推薦された候補たちを対象に厳正に審査した結果、次のとおり受賞者が決定された。

いちばんすっさまじいプロジェクト賞
受賞者:住民登録番号制度
主要受賞事由:個人情報流出および盗用の構造的原因
いちばん憎ったらしい政府賞
受賞者:情報通信部
主要受賞事由:たび重なるインターネット実名制導入試図
いちばん貪欲な企業賞
受賞者:サムスンSDIを徘徊する幽霊
主要受賞事由:労組弾圧を目的に位置追跡恣行〔訳註1〕

3.また推薦された候補ではなかったが、今年政局を騒がしてきたXファイル事件〔訳註2〕の主犯である国家情報院に特別賞である「私の耳の盗聴装置」賞が与えられ、ウェブサイトで実施したネチズン投票で1位を占めた検察・警察の身元確認遺伝子データベース構築計画にネチズン人気賞が与えられた(投票結果はホームページ参照)。

4.授賞式は映画祭授賞式をパロディにしたコント形式に仕立てられ、受賞者に扮装した俳優たちの滑稽な演技が大きな呼応を受けた。この日、授賞式には日本で情報人権運動を展開しているトシマル・オグラ教授が参席し、最近、国際的に問題になっているさまざまなプライバシー事案を紹介したり〔註3〕、会場周辺では企画写真展「ビッグブラザーの目」が開かれた。

5.ビッグブラザー賞は各国の市民団体が毎年もっとも深刻にプライバシーを威嚇する事業や機関を選定する行事で、1998年英国のプライバシー・インターナショナル(http://www.privacyinternational.org)が最初に始めて以来、現在米国、日本、オーストラリア等20か国で毎年実施されていて、韓国では今年初めて受賞者を選定した。

※添付 1.2005ビッグブラザー賞受賞者選定理由および審査評

2.2005ビッグブラザー賞授賞式概要

3.2005ビッグブラザー賞候補者名簿

4.2005ビッグブラザー賞組織委員会紹介文

5.授賞式場略図

名前:運営者
作成日:2005-11-23 12:23:23


(2006-01-15 井上和彦・仮訳 訳文未定稿)

訳註

〔訳註1〕 サムスンは労働組合弾圧を目的に携帯電話を不法複製し、子会社サムスンSDIの前職・現職労働者たちの位置追跡をほしいままにしていた。

〔訳註2〕 国家情報院(KCIA=韓国中央情報部、ANSP=国家安全企画部の後身)が、金大中政権時代、不可能と言われていた携帯電話を含め、政治家やマスコミ関係者などに対して無差別に違法盗聴していたことが明らかになった。

〔訳註3〕 小倉利丸さんの発言は「2005ビッグブラザー賞のための日本の活動家のメッセージ」として朝鮮語と英語で掲載されています。

本文おわりです。
奥付です、奥付をとばします。
現在地 : トップページ > 2005ビッグブラザー賞受賞者発表


Copyright(C) 2005-2006 やぶれっ!住基ネット市民行動 뚫어라!주기넷 시민행동
初版:2005年11月26日、最終更新日:2006年03月14日
http://www5f.biglobe.ne.jp/~yabure/topix01/bba2005.html
ページ末尾:ページ先頭へジャンプ