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やぶれっ!住基ネット情報ファイル

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「マイポータルの運営事務を対象とする特定個人情報保護評価書(案)」に関する意見募集

「マイポータルの運営事務を対象とする特定個人情報保護評価書(案)」に関するパブリックコメント募集(任意の意見募集)が、2015年3月12日から始まっています。意見・情報受付締切日は2015年4月10日(金曜日)です。

パブリックコメント詳細

マイポータルのメリットの縮減

2014年10月までは、次の四つの表示機能がマイポータルのメリットとして宣伝されていました。

  1. 情報提供記録表示
  2. 自己情報表示
  3. プッシュ型サービス
  4. ワンストップサービス
内閣官房社会保障改革担当室「番号制度の概要」2014年10月更新まで

2014年11月からは、「ワンストップサービス」が消え、「プッシュ型サービス」は「お知らせ情報表示業務」に後退しました(内閣官房社会保障改革担当室「番号制度の概要」)。マイポータルのメリットとして宣伝されていたこの二つの機能が崩れたことは、番号制度全体のメリットが大きく減少したことを意味します。

  1. 情報提供等記録表示業務
  2. 自己情報表示業務
  3. お知らせ情報表示業務
内閣官房社会保障改革担当室「番号制度の概要」2014年11月更新から

マイポータルの制度設計については、「マイポータル/マイガバメント(仮称)」として、日本年金機構・ねんきんネット、国税電子申告・納税システム(e-Tax)、民間事業者が行う電子私書箱や電子決済と一体化し、その入口(シングルサインオン)としてマイポータル(情報提供等記録開示システム)を機能させることが検討されています(IT総合戦略本部 | マイナンバー等分科会 | 第8回会合(2015年2月16日開催)【資料4】マイポータル/マイガバメント(仮称)のサービス及びシステムのイメージ)。

マイポータルへのログイン方法の変更

マイポータルへのログイン方法として、従来説明されていた個人番号カードだけでなく、住基カードでも可能とされています。

従前、マイポータルを利用するには、通知カードや住民基本台帳カード(住基カード)を個人番号カードに切り換えなければならないと説明されていました。住基カードを保有する人は10年間の有効期限が切れるまでは、個人番号カードに切り換える必要がなくなったことを意味します。

個人番号カードが必要な理由として、住基カードには電子申請用の「署名用電子証明書」しかなく、アクセス用の「利用者証明用電子証明書」を付加する必要があるから、と説明されてきたこととも矛盾します。

マイポータルの危険性については『共通番号の危険な使われ方』(2015年3月20日、現代人文社刊)の93ページから101ページをご覧ください。


Copyright(C) 2015 やぶれっ!住基ネット市民行動
初版:2015年03月30日
http://www5f.biglobe.ne.jp/~yabure/action/2015/04-10/