共通番号法は2013年5月に国会で成立し、2015年10月に番号付番、2016年1月にはカード配布、システム施行を迎えようとしている。共通番号は住基ネットの失敗を総括し、当初からデータマッチングを目的とし、市民管理の精緻化が最終的には目指されている。その危険性は住基ネットの比ではない。新組織の目的は、共通番号に反対する市民・議員・研究者・弁護士・医師などをネットワークし、共通番号を最終的に廃止に追い込んでいくことを目指し、全国的に運動を幅広く呼びかけ、形成していくことを目的とする。
新組織の名称は準備会第3回会議まで広く公募する。一つの案として「共通番号いらないネット」(案)を提案する。
新組織は共通番号に反対する様々なグループを緩やかにネットワークしていく。組織的には定期的に開催する「定例会」とその準備を担う「事務局」で構成していく。
新組織は以下の役割を担う。
(1)様々なグループ間の情報交換の場を設定する。基本的には専用のHPとMLを新規に立ち上げ、日常的な情報交換はそこを中心とする。ただしMLに参加しないメンバーには紙媒体で情報提供を行う。
(2)当面の運動方針を定例会で決定していく。
ア.政府や国会に対する取組を提起する
イ.自治体での取組を積極的に支援する
ウ.民間における法人番号も問題としていく
エ.違憲訴訟が提起されたら支援していく
オ.節目で集会や学習会を開催していく
カ.定期的にニュースを発行していく
事務局に財政担当を置く。厳密な会員組織とはせず、活動財源は「ネット賛同費」を集める。
新組織のホームページとメーリングリストは必須である。恒常的にメンテ・管理する人を選任する。
2015年2月に新組織の結成集会を開催すべく準備にあたる。
基本的には2016年1月の施行を目指して、または3年後の利用拡大を射程に入れるか、有期の運動体として、その後の継続を検討するのはどうか。