まこっち ; 自分の好みに合うかどうかでしょう
さすがに、いろんな合唱団を聴いてらっしゃるおふたり。札幌で一番「うまい」合唱団の話題に。
K ; そうだ、まこっちさんの「うまい」って、どういうのなのかなあ〜
C ; ああー
ま ; はっ??
K ; あれ?へんなききかたかな〜
C ; ここはうまい、とか、演奏がうまかったっていうのは、どういうときにそういう感想をもてるのか。
ま ; ・・・あーー。。えーとーどう言ったら・・・
C ; 何が自分の中にどこにヒットしたら、そういう感じになるのか。
ま ; ああ・・・うーーーん、いや、団体によって違いますよ、ぜんぜん。
C ; うんうん。
ま ; あんまり、平等にきけないんで
C ; あ・・それはわかる、っていうか、そう・・・
ま ; きびしく聴いちゃったり
C ; その違いはなんなの?
ま ; 違い?うーーん、なんだろなーK高とかはきびしくきいちゃいますね。
C ; ああ、それはね、身内だときびしく、それはあるだろうけど。
たとえばね、聴いていて、途中で帰りたくなるような時ってないですか?
そんなにすごく下手じゃないけど、なにかが足りないというか・・・
ま ; 途中で、ですかー
K ; そんなことあるんですか?
ま ; めったにないですけど。。
K ; 聴くにたえないとか?聴くにしのびない、とか?
ま ; うーーん
C ; 私はねえ、いやな感じはしないんだけど、足りないー足りないって思っちゃうのね。
そこの、いっぱいいっぱいそこの魅力が出てきてなくて、もっと違う風になるのに、
ちょっとぐらい音がちがってもちょっとへんな声が入ってもいいから、もっとこう、出てきてよー
私の言い方で言うとそうなるわけ。
でも不快感があるわけじゃないから、ま、さらーっとさわやかだったなあ〜っていう感じ。
だけど、ぜんぜんそれは下手どころか、素人の人が聴けば、
「素晴らしかったわね〜」って言ってる人がいっぱいいたって、そういうの。
K ; もっと聴いていたいって思えない・・
ま ; そういうのは、ありますねーでも自分でもよくわかんないですよ、なんで帰っちゃうかは。
C ; きっと、感覚的な、本能的なというか、なんかあるんだよね。
ま ; そうですね。あとは、僕はバスですから、バスがうまくないところは好きではないっていうのも、
それはありますけど。
C ; ああ、なるほど。
K ; Rさんのような人気のある、とてもうまい若手グループだとしても、やっぱり、バスが先行?
ま ; そうですね。
C ; そこで歌いたいって思わない?
ま ; (歌っている)曲は好きですけど、でもあそこで歌おうとはぜんぜん・・・
C ; 今、いみじくもおっしゃったんだけど、うまいとは思うけど好きじゃないっていうの
あるわけじゃない。で、そうか私、ちょっとこれでかなり修正されたんだけど、
まこっちさんのことがね、うまいっていうことがすごく大事な人なのかなーと思ってたのね。
ちがうんだね。
ま ; ぜんぜん・・・自分の好みに合うかどうかでしょう。
C ; そうですね、よかったーおなじだー
C ; じゃあS中は、もろ好みなんだねー
ま ; 好みですね。
C ; あそこは、なんかちょっと他に比べようがないもんね、
比べようがない、うまさの種類がね。
K ; それはお二人の好みのうまさっていう意味ですか?
C ; ああ、そうかーうまいよ(笑)うまいから好きなんじゃなくて、好きだから好きなんだけど。
C ; でもすごいよね、中学生であんな声であんな風に歌うって、なんでー信じられない。
R会とかうまいと思うけど、ものすごくきちっとしてて透明で、はまってて素晴らしいんだけど、
R会のあれでは表現できないんじゃないってものが(S中は)表現できてたりするんだよね。
ま ; いや、北海道一うまいと思う。
C ; うん
K ; あ、(日記に)書いてらした?
ま ; そうです。
K ; へえ、北海道一って、すごいですね。
C ; 私もそう思う
C ; あのね、奥行きがあるっていうの?他のうまいところが歌ったら、だぶんどれもある意味、
どれもおんなじにうまいっていうか、うまいでしょ?
だけど、(S中は)奥行きが表現できる・・
K ; うまいって、破綻がないってやつですか?ソツなく破綻がない?
C ; 破綻がない、だけじゃなくて、他のところもかなり、それだけじゃなくてすごいのよ、
でもそれでも表現できない・・深さー
それを今の中学生がああいう風に歌うっていうのが・・信じられない・・ねえ。
ま ; B(音高、高いシ)とかA(高いラ)を平気で出すっていうのが・・
C ; 私はね、その音程と言うよりは、声の中の色がさ、ぜんぜん単色じゃないの、
それですごくなじんでて・・・はあ、うまく言えない(笑)ほんとにすごい。
K ; 北海道一うまいっていうのは、中学生で、という意味じゃなくて?あらゆる・・・
ま ; いや、もう、全部の中で一番・・
K ; ふつう、中学生くらいだと人生経験ないし、ましてや歌だから・・
そこまでの深みを出せるとはちょっと信じにくいじゃないですか。
C ; でも、出してるんだからすごい。
ま ; 聴けばわかる声なんですけども・・
K ; それは、指導なさっている先生のすごさなのか、
それともやっぱり子供たちが、中学生なりに持っているものが出たのか
C ; 先生のすごさがほとんど、だと思うよ
K ; 中学生は?
C ; うん、ただ、あそこは、小学校から恵まれてるというか、
中学で一から始める子ばっかりだったら、声を作るまでに時間がかかるけど
U小は、小学生の歌にしては、ちゃんとあのまんま大人になっていける声なんだよね。
普通の小学校の合唱ってうまいっていわれてるところでも、これって大人になっていく時、
どっかでなんか変えないといけない、声が成長していく時に、あのまんまじゃいけない出し方で
うまいっていうところがほとんどなのに、U小って、あのまんま大人になっていける声なの。
K ; ふうん、どうやって教えるんだろう
ま ; あーだけど、(S中の)M先生は、ぜんぜん素材は関係ないですよ
K ; へえ、それもすごいですねえ。
C ; きいてみたい〜
指導者の話題から、お話は、まこっちさんの大学時代の練習のご様子へ。
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